街の記憶&買っちゃった  by keisho

住んできた街などの記憶
本、マンガ、CD、DVDなどの購入記録

はっぴいえんどマスターピース

2015-03-07 | 買っちゃったCD&DVD

この宮谷一彦のイラストは、はっぴいえんどの2枚目のLP「風街ろまん(1971.11)」のジャケットの見開きに使われたものの一部だ。

オールド・ファンにはお馴染みのイラストで、昨年末に発売された「はっぴいえんどマスターピース」のボックスの装丁にも使われている。

いまだにコアなファンが多いはっぴいえんどとはいえ、この手のボックスは「はっぴいえんどBOX(2004)」が最後だと思っていたので少々驚いた。


今度の「はっぴいえんどマスターピース」のウリは、「はっぴいえんど(1970.8)」「風街ろまん」の2枚のLPレコードの完全復刻盤と、ハイレゾ音源(96kHz/24bit)のダウンロードカードだろう。

ハイレゾ音源がPCからダウンロードできるというのは非常に今風であるが、紙ジャケCDとともにLPの完全復刻盤(AAAカッティング)がセットというのは嬉しい。

もちろん当時買って聞いていたLPレコードは今でも持っている。

しかし、何しろ40年以上も前のモノだし、特に「風街ろまん」は「'71全日本フォーク・ジャンボリー・ライブ第一集」とともに頻繁に友人たちに貸し出したレコードだったので今更レコードで聞き直そうとは思わなかったのだ。

で、完全復刻盤のLPはというと、一言でいうと見事だ。

当時より再生環境(レコード・プレイヤー、アンプ、スピーカー)が良いせいもあるのだろうが、明らかに音の広がりがあるしエッジがきいている。

あまりにもクリアな音なのでLPレコードを聞いている気がしない、という感想だ。

評価の高いハイレゾ音源も、PCのオーディオを「96kHz/24bit」にセットしてイヤホンで聞くしかできないが、確かに個々の細かい音が聞き取れるので面白い。


実は昨年「Bellwood LP Collection」というモノが発売されている。

名前のとおりLPレコードの復刻版のシリーズだ。

また、4月に発売予定のサザンオールスターズの新譜「葡萄」にも2枚組のLPレコード・バージョンがあるらしい。

良くわからないが、もしかするとLPレコードは今ブームなのか?


「忌野清志郎完全復活祭 日本武道館」

2008-07-20 | 買っちゃったCD&DVD
ニュースで報じられているように、
忌野清志郎のガンが左腸骨に転移し今夏のライブはすべてキャンセルになったそうだ。
骨に転移したガンは完治が難しいとも言われているからちょっと心配だ。

稀代のブルース・マン忌野清志郎へのエールをこめて買ったDVDは、
喉頭がんを克服して2008年2月に2年ぶりの単独公演を行った時のものだ。


RCサクセションはデビュー当時から聞いていた。
『ぼくの好きな先生』はシングル・レコードで買った覚えがある。
一方、チャボがいた古井戸のデビュー・アルバムもなんとなく買っていた。

RCも古井戸もずっと追っかけていた訳ではないが、
チャボと一緒になったRCが本格的なロックバンドになり、
1980年に発売した久保講堂ライブ「RHAPSODY」は衝撃的だった。

個人的には、まだ学生ながらちょうどマイカー生活が始まった頃で、
確かパイオニアのデッキとアンプとソニーの4スピーカーで、カー・ステレオを“武装”したての頃だった(もちろん手作業!)。

カー・ステレオで『よォーこそ』をがんがんで聞くのは本当に最高だった。
(後にこの久保講堂ライブは一部DVD化されたが、なぜか『よォーこそ』は尻切れとんぼになっており非常に残念だ)


さてこのDVD、『トランジスタ・ラジオ』が特典映像にしか入っていないことを除けば文句なしだ。
2008年版『よォーこそ』もいい感じだ。
そうそう、特典映像に入っている『ブルーノート・ブルース』がまた良いんだよねェ。
もうすぐ特典映像のフル・バージョンも発売されるようだが、どうせならひとまとめにして欲しかったなぁ。

57歳になって、病み上がりのせいかちょっと太めのキヨシロー。
それでもやっぱり最高だぜィ!


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東京シャイネス〈初回限定盤〉

2006-11-22 | 買っちゃったCD&DVD
楽しい。実に楽しい!
一言でいえばそんなコンサート・ライブ(DVD)だ。
音楽ってのはこうじゃないとねェ。

とはいえ、これを見て嬉しくてたまらないのは“YMO結成前の細野晴臣ファン”だけかもしれない。

〈通常盤〉にあたるDisk1の22曲と〈初回限定盤〉のみのDisk2の9曲の殆どは「はっぴいえんど(1970)」「風街ろまん(1971)」「HOSONO HOUSE(1973)」「TROPICAL DANDY(1975)」「泰安洋行(1976)」から選ばれているので、オールド・ファンしか食いつかない可能性も高いのだ。

しかしあの頃が青春時代だった者にとってはたまらない。
70年代前半の名曲をアコースティック・バージョンの新たなアレンジでリニューアルするだけでなく、細野晴臣のアノ声で実際に歌ってくれる。
されにその姿を映像で楽しめるのだから楽しくないハズがない。

ちなみにライブにおける高田漣のスチール・ギターはかなり重要な位置を占めているのだが、「しんしんしん」の演奏は感動モノだ。
お父ちゃんとは違う道で着実に前進してるんだなぁ、と感慨深い。

なお「泰安洋行」に入っている「東京Shyness Boy」は、今回バンド名にしているくせに残念ながら歌われていない。
インタビューによると「難しい曲だから…」との事だ。

また来月(12月)になると「クラウン イヤーズ オブ ハリーホソノ 1975-1976」というCD-BOXが発売されるのだが、それには「ティン・パン・アレー 中華街ライブ(1976)」のDVDが付くというからこれもちょっとしたニュースだろう。
1992年にWOWOWで放映されたものと殆ど同じ映像だと思うから、マリンバを弾く細野晴臣とともにバンジョーを弾く鈴木茂の姿も楽しめるハズだ。


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「Still Crazy For You」限定盤

2006-05-16 | 買っちゃったCD&DVD
ナベプロ創立50周年のテーマソングだという。
また、クレイジーキャッツ結成50周年にちなんだ20年ぶりの新曲でもある。
とはいえ、フジテレビ「ウチくる!?」のエンディング・テーマと言った方がわかりやすいだろう。
500円プラスの限定盤にはDVDが付いており、もちろんこちらがオススメだ。

松任谷由実が作詞&作曲して「谷啓&YUMING」がデュエットで歌っているのだが、久々に聞く実に心地良い歌だ。
また、何かしら懐かしい気分にさせてくれる。

クレイジーキャッツのハナ肇、安田伸、石橋エータローの3氏は既に亡くなっているのだが、デジタル技術で過去の録音からサンプリングされた音源を使い全員で演奏したかたちになっているのが泣ける。
DVDでは、この3人の若かりし頃の映像をチラリとはさむという粋な演出もしている。

「シャボン玉」世代にはこたえられないところだが、こんな歌がヒットすればいいのになぁ。

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「YOKOHAMA BLUES STORY」

2006-03-24 | 買っちゃったCD&DVD
昔のTVKの映像をDVD化している「ライブ帝国シリーズ」の1つだ。
「YOKOHAMA BLUES STORY」と名うって、「Fighting 80's」からクリエイションとエディ藩の登場だ。

宇崎竜童が司会をしていた「Fighting 80's」は、大学の時に高知で見ていた。
当時民放が2チャンネルしかなかった高知で、深夜枠ながら「Fighting 80's」を放送していたという事は奇跡に近い。
しかも、架空の「よさこい放送」が放送しているというブッ飛んだ構成になっていたと思う。
高知放送かテレビ高知のどちらかだが、頑張っていたものだ。

さて、クリエイションといえば「スピニング・トゥホールド(SPINIING TOE-HOLD)」が有名だが、残念ながらそれは入っていない。
このDVDはボーカルがアイ高野の時代(1981年)のもので、ヒット曲「ロンリー・ハート」などと共に名曲「TOKYO SALLY」は聞くことができる。
また解説にも書いてあるが、ボーナストラックとなっている1973年の「Tabacco Road」は非常にカッコイイし、これがTVだという事にちょっと驚く。
このDVDを見た後に、クリエイションを代表するアルバム「Pure Electric Soul(1977年)」をちょっと聞いてみたのだが、古さを感じさせない名盤だと改めて感心した。

後半のエディ藩は、何とバックにSHOGUNを従えて演奏している。
もちろん注目はアノ名曲「横浜ホンキー・トンク・ブルース」で、実はこれに惹かれてこのDVDを買ったようなものだ。
個人的には“原田芳雄の歌”というイメージがあるのだが、どうやらエディ藩が松田優作に提供したという位置づけのようだ。
そう言えば、確かに松田優作のライブ・アルバム「HARDEST NIGHT LIVE(1981年)」では、この「クリエイション+エディ藩」が揃ってバッキングを務めている。
原田芳雄の弟分だった松田優作だが、「横浜ホンキー・トンク・ブルース」は兄貴分に引けをとらない熱唱だと思う。

実は、1990年のTVK「ウーリー・ブリー」に出演した時の原田芳雄のテープを持っているのだが、やはり「Lazy Lady Blues」と共に「横浜ホンキー・トンク・ブルース」には泣かされてしまう。
今後もTVKには“お宝映像”を提供し続けて欲しいものだ。

 ★「ライブ帝国シリーズ」を見てみる★

Lightning Blues Guitar Fes.

2006-02-22 | 買っちゃったCD&DVD
1996年に行われた伝説の「Lightning Blues Guitar Fes.」の日比谷野音版の豪華バージョンだ。
「3CD+1DVD」のセットで、昨年発売されたものだ。

既に、1996年に発売されたCD「LIGHTNING BLUES GUITAR Live Lightning Vol.1」と「LIGHTNING BLUES GUITAR Live Lightning Vol.2」は持っていた。
「Vol.1」は、川崎クラブチッタや神戸チキンジョージなどでのライブで、「Vol.2」は野音のライブのダイジェスト版だった。
昨年になって、「Vol.1」の編集を変えた「Lightning Blues Guitar~江戸屋百歌撰 子 1996/NEZUMI~」も発売されている。

CHAR、仲井戸“CHABO”麗市、近藤房之助、石田長生、大村憲司、Alan Mirkitani、西慎嗣、ichiro、山岸潤史の9人のスーパーギタリストによる“夢の競演”といった感じだ。

なんといっても今回は、DVD付きというのがスゴイ!
それも“オマケのDVD”ではなく、16曲入りで130minに及ぶちゃんとしたライブDVDで、音も映像も文句はない。
「さすが江戸屋!」といったところだが、「10年も隠しておくなよなぁ…」とも思ってしまう。
演奏だけでなく、「山岸、太ってるぜィ」とか「ichiroってこんな奴だったのか」とか「CHABOは何時でもCHABOだなぁ」とか色々と楽しめるし、「大村はもういないんだなぁ」とか10年の歳月も感じされられる。

個人的にはアンコールで演った「CROSSROADS」がDVDにも入っていればさらに良かったのだが、ともかくギター好きにはたまらない1枚だろう。


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DREAMOVIES/平原綾香

2005-04-19 | 買っちゃったCD&DVD
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実は、「Hello Again,JoJo」は少々気にはなっていた。
「Jupiter」では、“こんな手があったのか…”と驚かされた。
そして「明日」だ。

もういけない。買うしかなかった。

「明日」はTVの主題歌にもなったし、大ヒットしてるのかな?と思ったらそうでもないようだ。

彼女は音域も広いし歌もウマイと思うが、何より丁寧に歌っている感じに好感が持てる。

しかし、写真によってこれ程印象が違う娘もいないのではないだろうか?
ビデオ・クリップでも、同じようにかなり印象が異なっている。
まだ20歳だというから、いいんだけどね…。

キチンと楽曲を選んで、今後も丁寧に歌っていって欲しい。

ワンステップ・フェスティバル

2005-03-25 | 買っちゃったCD&DVD
1974年に郡山で行われた野外ロック・フェスティバルのドキュメンタリーだ。
確かに、殆ど演奏と音は合っていないのでライブ映像というのはつらい。
テレビ用に編集されたものがベースで、権利の関係でオノ・ヨーコやキャロルの曲はカットされているらしい。
既に4枚組のCDが発売されているが、迷って買っていないままだ。
 参考:こんなCD

(人によって違うと思うが)目玉は、レコード・デビュー前のサウス・トゥ・サウスだ。
上田正樹が長髪を振り乱してオーティスの曲を「ガッガッガッガッ」と唄っているので嬉しくなる。

また、何年ぶりかわからないが「ゲッゲッゲゲ、ゲゲゲ、ゲゲゲゲ、ゲドー(外道)」を聞いて、もしゃもしゃ頭のつのだ☆ひろを見ることができた。

しかし、あの時代の空気を感じるにはいい映像だろう。
オイル・ショック直後ではあるが、何かしら夢があったあの時代だ。
楽しくて仕方がなかったなぁ…。

さようならお日様 こんばんはお月さん

2005-03-05 | 買っちゃったCD&DVD
アーティストは「ナミ&ユキ」となっている。
これじゃあ誰もピンとこないだろう。

ナミとは宮里奈美子のことで、ユキとは比屋根雪乃のことだ。
実は2人は“初代ネーネーズ”のメンバーだ。

現在、宜野湾のライブハウス島唄では“3代目ネーネーズ”が唄っているが、“初代”の歌唱力とフレキシビリティは圧倒的だった。

このアルバムも“初代ネーネーズ”をほうふつとさせる音づくりで好感が持てる。

それにしても、昔のファンも気づかないのじゃないのかなぁ?

LIVE AT MONTREUX 1982&1985 その2

2005-02-03 | 買っちゃったCD&DVD
さて85年のモントルー。

初っ端から観客の反応が82年とは全く違う。
SRVも「SCUTTLE BUTTIN」でいきなり全開だ!くぅ~っ、泣けるぜィ!
途中のジョニー・コープランドとの競演も実に楽しそうだ。

82年にはありえなかったアンコールの1曲目は、ジミヘンの「Voodoo Child」だ。
「Live at the El Mocambo ('83)」にも「Live from Austin Texas('83&'89)」にも収録されているお馴染みの曲だ。
実は個人的にSRVに注目したのは、「Pride And Joy」でも「Texas Flood」でもなく「Voodoo Child」を聴いた時だった(ちょっとミーハーか?)。

82年の時点で既にメチャウマだった。
しかし85年のダブル・トラブルは余裕綽々であり、SRVはオーラが出まくりだった。

事故で早世した伝説のブルース・ギタリストSRV。
せめてその雄姿を偲ぼうじゃないか。