8月15日。スタートしてから6日目の朝を迎えた。
朝起きると、外は明るくなっていた。当然だ、もう9時を回っている。
急いで身支度をしてホテルを出た。
これも当たり前のごとく、2台有った先客のバイクもいなくなっていた。
時間は10時前。今日は221kmだから、夜の22時に紋別に到着予定だった。
事前に調べておいた自転車店に行ってみたが、まだ時間が早く店は開いていなかった。
そもそもお盆休みだったのかもしれない。
それに、どちらかというとオートバイ関連を扱う店で自転車用のサドルが置いてあるようには見えなかった。
コンビニで朝食後、まずは宗谷岬へと向かう。
国道236号線宗谷ヒストリーロードに入ると、向かい風が一層強くなった。
最高速度が17kmを越えない。
壮絶な風との戦いになった。
この日からロキソニンを飲むようにした。
しかし、お尻が痛いしサドルがどうにもしっくり来ない。
岬に到達する手前でかなり前上がりのセッティングへと変えた。
大事なところへの圧迫が増えるが、幸いデリケートゾーンのえぐれが大きいので大事な部分の痛みは無かった。
最初からこうすれば良かったのか?
とにかく、この2つの処理でお尻の痛みがだいぶ和らいだ。
沖縄までの看板
向い風に苦しみながら宗谷岬へ辿り着いた。
モニュメント(石碑)は人が並んで撮影していたので諦めた。
トイレのためにうろついていると、R札幌の吉田さんが居て、立ち去ろうとしていたところだった。
なので、おおよそ最後尾にいることが認識出来た。
聞くところによると、この後も向かい風であると言う。
これまでの方向とはおおよそ逆方向に向かうというのに、向かい風だというのが信じられなかった。
フォトチェックポイントのあけぼの像で写真を撮って(現状)最北端の地を後にした。
宗谷岬のあけぼの像前にて
既に半分以上は走っているが、宗谷岬を過ぎたところで折り返した気分になった。
途中ののどかな牧草地
天気が悪く写真がいまいち
あけぼの像からすぐのところで吉田さんが待ち構えていて、写真を撮ってくれた(しかし、その写真は入手できず)。
オホーツク海側に降りると斜め向かい風でまともに前に進めなかった。
比較的、横方向が強かったので宗谷岬までよりはスピードを出せるようになったものの、最高時速は23kmまでしか出せなかった。
これは気温の低さも影響していたと思う。
この日も天気が悪く、一日中曇り空で肌寒かった。正確な気温は覚えていないが、15度くらいだったと記憶している。
向かい風の中、ウィンドブレーカーを着ざるを得なかった。
おまけになかなか眠気が取れない。
ノロノロ走っていると、大学生くらいのツーリスト達に抜かされてしまった。
予定していたコンビニに着いたが、予定よりだいぶ遅い。
64kmを5時間以上掛けて走っていた。
コンビニでは寒さを凌ぐため、裏手の草地に身を隠して食事をした。
ひたすら海岸沿いを走る。
道端に掲げられている旗は勢いよくバタバタバタ!と音をたてながらなびいていて、いかに風が強いかが伺いしれた。
時速はおおよそ、17~20kmくらいでしか走れていなかった。
時折、海岸に背を向けて走ると追い風が背中を押し、途端にスピードが上がるので一瞬だけ楽をすることが出来た。
途中の長閑な牧草地
何もない
この日の次の記憶は95km地点で眠気が収まらないので眠気覚ましのドリンクを飲んだのと、
ここまで7時間以上もかかっているので焦ったということ。
6時間寝たのでこの日はカフェインを飲まない予定だったが、パワーが出ないので仕方なく飲むことにしたのだった。
眠気が取れない一番の原因は疲れだろうが、昨晩の食事も悪かったようだ。
久しぶりに肉を食べたくなって、肉多めの弁当を睡眠の前に食べてしまったことによって睡眠が浅くなったのだと思う。
長期間のブルベで肉自体が悪いわけではないが、経験不足を露呈したといえる。
更に次の記憶は夕方まで飛ぶ。
枝幸だったと思うが男2人女1人の3人組とすれ違った。
近くで走っている人がいるのは安心できる。
本格的な夜間走行になり、どこかで一瞬立ち止まったとき、先程の3人組が自分を追い抜いていった。
…! 列車に乗れる!
と、思い急いで自転車に乗って追いついた。
付いていって良いかを確認してから最後尾についた。
良かった。これで紋別まではなんとか行けそうだ。
しかし安心したのもつかの間…
パァーッン!!!
( ゚д゚ )
自分の足元でチューブが破裂した。
なんて間が悪いんだ。
列車に乗ってまだ5分10分かしか経っいない。。
最後尾にいたWさんに少し手伝って頂き、チューブを交換した。
Wさんには目処が経ったところで先に行って頂いたので、また独りになってしまった。
この日はずっと振りそうな天候だったが、ここに来て遂に降り出した。
途中まではパラパラと雨が降っていたが、途中から少し雨脚が強くなったので雨宿りしながら走った。
時間は0時を回った。ホテルまであと30km。
普通の調子ならばあと一息という距離だが、とにかく眠いし、もうフラフラ。
このままのペースだと2時間以上掛かりそうだ。
我慢出来なくなり、扉付きのバス停の待合室で寝ることにした。
まさか辿り着けなくなるとは思いもしなかったが、稚内までの辛さや危険具合を考えると、休まざるを得なかった。
時間は0時半。
着られるものは全部着て、背負っているトレランバッグを枕にし、アルミシートを体に巻きつけ、ベンチの上で横になった。
朝起きると、外は明るくなっていた。当然だ、もう9時を回っている。
急いで身支度をしてホテルを出た。
これも当たり前のごとく、2台有った先客のバイクもいなくなっていた。
時間は10時前。今日は221kmだから、夜の22時に紋別に到着予定だった。
事前に調べておいた自転車店に行ってみたが、まだ時間が早く店は開いていなかった。
そもそもお盆休みだったのかもしれない。
それに、どちらかというとオートバイ関連を扱う店で自転車用のサドルが置いてあるようには見えなかった。
コンビニで朝食後、まずは宗谷岬へと向かう。
国道236号線宗谷ヒストリーロードに入ると、向かい風が一層強くなった。
最高速度が17kmを越えない。
壮絶な風との戦いになった。
この日からロキソニンを飲むようにした。
しかし、お尻が痛いしサドルがどうにもしっくり来ない。
岬に到達する手前でかなり前上がりのセッティングへと変えた。
大事なところへの圧迫が増えるが、幸いデリケートゾーンのえぐれが大きいので大事な部分の痛みは無かった。
最初からこうすれば良かったのか?
とにかく、この2つの処理でお尻の痛みがだいぶ和らいだ。
沖縄までの看板
向い風に苦しみながら宗谷岬へ辿り着いた。
モニュメント(石碑)は人が並んで撮影していたので諦めた。
トイレのためにうろついていると、R札幌の吉田さんが居て、立ち去ろうとしていたところだった。
なので、おおよそ最後尾にいることが認識出来た。
聞くところによると、この後も向かい風であると言う。
これまでの方向とはおおよそ逆方向に向かうというのに、向かい風だというのが信じられなかった。
フォトチェックポイントのあけぼの像で写真を撮って(現状)最北端の地を後にした。
宗谷岬のあけぼの像前にて
既に半分以上は走っているが、宗谷岬を過ぎたところで折り返した気分になった。
途中ののどかな牧草地
天気が悪く写真がいまいち
あけぼの像からすぐのところで吉田さんが待ち構えていて、写真を撮ってくれた(しかし、その写真は入手できず)。
オホーツク海側に降りると斜め向かい風でまともに前に進めなかった。
比較的、横方向が強かったので宗谷岬までよりはスピードを出せるようになったものの、最高時速は23kmまでしか出せなかった。
これは気温の低さも影響していたと思う。
この日も天気が悪く、一日中曇り空で肌寒かった。正確な気温は覚えていないが、15度くらいだったと記憶している。
向かい風の中、ウィンドブレーカーを着ざるを得なかった。
おまけになかなか眠気が取れない。
ノロノロ走っていると、大学生くらいのツーリスト達に抜かされてしまった。
予定していたコンビニに着いたが、予定よりだいぶ遅い。
64kmを5時間以上掛けて走っていた。
コンビニでは寒さを凌ぐため、裏手の草地に身を隠して食事をした。
ひたすら海岸沿いを走る。
道端に掲げられている旗は勢いよくバタバタバタ!と音をたてながらなびいていて、いかに風が強いかが伺いしれた。
時速はおおよそ、17~20kmくらいでしか走れていなかった。
時折、海岸に背を向けて走ると追い風が背中を押し、途端にスピードが上がるので一瞬だけ楽をすることが出来た。
途中の長閑な牧草地
何もない
この日の次の記憶は95km地点で眠気が収まらないので眠気覚ましのドリンクを飲んだのと、
ここまで7時間以上もかかっているので焦ったということ。
6時間寝たのでこの日はカフェインを飲まない予定だったが、パワーが出ないので仕方なく飲むことにしたのだった。
眠気が取れない一番の原因は疲れだろうが、昨晩の食事も悪かったようだ。
久しぶりに肉を食べたくなって、肉多めの弁当を睡眠の前に食べてしまったことによって睡眠が浅くなったのだと思う。
長期間のブルベで肉自体が悪いわけではないが、経験不足を露呈したといえる。
更に次の記憶は夕方まで飛ぶ。
枝幸だったと思うが男2人女1人の3人組とすれ違った。
近くで走っている人がいるのは安心できる。
本格的な夜間走行になり、どこかで一瞬立ち止まったとき、先程の3人組が自分を追い抜いていった。
…! 列車に乗れる!
と、思い急いで自転車に乗って追いついた。
付いていって良いかを確認してから最後尾についた。
良かった。これで紋別まではなんとか行けそうだ。
しかし安心したのもつかの間…
パァーッン!!!
( ゚д゚ )
自分の足元でチューブが破裂した。
なんて間が悪いんだ。
列車に乗ってまだ5分10分かしか経っいない。。
最後尾にいたWさんに少し手伝って頂き、チューブを交換した。
Wさんには目処が経ったところで先に行って頂いたので、また独りになってしまった。
この日はずっと振りそうな天候だったが、ここに来て遂に降り出した。
途中まではパラパラと雨が降っていたが、途中から少し雨脚が強くなったので雨宿りしながら走った。
時間は0時を回った。ホテルまであと30km。
普通の調子ならばあと一息という距離だが、とにかく眠いし、もうフラフラ。
このままのペースだと2時間以上掛かりそうだ。
我慢出来なくなり、扉付きのバス停の待合室で寝ることにした。
まさか辿り着けなくなるとは思いもしなかったが、稚内までの辛さや危険具合を考えると、休まざるを得なかった。
時間は0時半。
着られるものは全部着て、背負っているトレランバッグを枕にし、アルミシートを体に巻きつけ、ベンチの上で横になった。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます