kebaneco日記

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琵琶湖疏水と京博の旅 初日

2024年05月13日 | 旅行記&その他
週末京都に行ってきた。この日に決めたのは、去年ケバの体調が急変したので京都旅行をキャンセルした。その時に一緒に琵琶湖疏水船をキャンセルした。それをサクラもゴールデンウィークも終わり青紅葉の今乗ったら、静かだろうし楽しいだろうなと思って。
 
 
まずはいつもより早い新幹線で京都へ。クロスタで荷物をホテルに送る手続きを済ませたら、湖西線と京阪線を乗り継いで三井寺駅へ。最初の写真は駅を出てすぐ目に入る標識。せっかく三井寺のそばまで来てるので、晩鐘で有名な三井寺にお参りしてから乗船しようということで歩き始める。
 
 
 
橋から見た疏水
 
 
緑のトンネルが続く。一隻見えるサイズの船でガイドさんの説明を受けながら、京都の蹴上までの船の旅となる。お天気が良く期待が高まるけど、まずは三井寺(園城寺)へ。
 

 
仁王門
 
徳川家康が甲賀の常楽寺から移設して寄進した、とあった。1452年建立、重要文化財。
 

 
三井の晩鐘で知られる梵鐘
 
一回800円でつかせてもらえるらしかったけど、他の方がついた音を聞いて「おお〜」(笑)。宇治の平等院、高尾の神護寺と並び称される日本三銘鐘。
 

 
閼伽井(あかい)屋
 
天智・天武・持統の3天王が産湯に用いたという泉が湧く「三井の霊泉」。三井寺のお名称はこの霊泉から。
 

 
閼伽井の覆屋1600年建立
 
正面上部に左甚五郎作の龍の彫刻がある。下から撮影していたら、少人数のグループをガイドしておられた女性が「金堂の外廊下からなら真正面から撮れますよ」と教えてくださった。金堂内で別料金の特別公開展をやっていたけど、時間がないのでそれは遠慮していた。「入山料しか払ってないんですよぅ」と答えたら「外だけなら大丈夫ですよ」と。でいそいそと金堂にあげていただいたのだった(笑)。覆屋の龍が夜な夜な琵琶湖に出ていっては暴れたので、作者の左甚五郎が龍の目玉に五寸釘を打ち込んで沈めた、という伝説がある彫刻。
 
 
弁慶が奪って比叡山へ引き摺っていったけど、鐘が「イノー・イノー」と響いたので、怒って谷底に投げ捨てたといわれる「弁慶の引き摺り鐘」、なぜだか飼われている孔雀のつがい、なども見つつさらに進む。
 

 
三重塔
 
天台寺門宗総本山園城寺(三井寺)を堪能し、境内の食堂でお昼をいただいてからいよいよ琵琶湖疏水船乗り場へ行こうと歩き始める。まだ少し時間があるので、琵琶湖が見えるところまで歩いてから戻ってこよう、と乗り場を通り過ぎて琵琶湖に一番近い橋まで。
 

 
ここから先は琵琶湖
 
 
とって返して乗り場で受付。疏水の歴史と、コースの説明を受けて、いざ乗船。ここからは船に乗らない人は入れないエリア。
 
 


大津閘門
 
閘門の右側が琵琶湖、左側が琵琶湖疏水。閘門側が船を通す水路、閘門は開閉して船を入れて水位を調整する。閘門の向こう側の水流が水を流す水路。時速4キロの速さで蹴上に流れ続けている、水深1.5メートルだそう。
 
 
 
船頭さんと船、12人乗り
 
コースとしてはトンネルが多い、トンネルの入り口(と出口)には扁額がある。1885年に着工した疏水工事の功労者や当時の為政者の言葉が掲げられている。
 

 
緊急遮断ゲート
 
阪神淡路大震災の経験から、大地震による堤防決壊時に水流を自動停止するために設置。幸いなことに一度も稼働してない。
 

 
藤尾橋
 
疏水にかけられた最初の橋、レンガと石造の橋台は当時のもの。


 
船溜まりのあたりだけ幅が広くなる
 

 
蹴上に到着
 
 
ガイドさんの楽しいお話と、疏水の散歩コースをいく人たちに手を振ったり、途中立坑から落下する水の下を通るという初めての経験を味わったり、新緑の美しいトンネルを潜りつつの1時間半の旅だった。思っていたよりトンネルが多かったけれど、それはそれで楽しかった。今まで行ったことのある平安神宮の神苑や無鄰菴を潤す疏水を蹴上まで船で移動する、なかなか面白い経験でもあった。
 
 
ということで蹴上からは東西線で二条城へ。第15代将軍が、二条城の二の丸御殿で大政奉還の意思を表明したことはあまりにも有名。でもぶっちゃけ大人になってからここに入るのは初めて。
 
 
 
唐門、重要文化財
 
チケットはネットで事前に購入しておいたので、列には並ばずスイスイと内部へ。二の丸御殿内は撮影不可。
 

 
二の丸庭園から二の丸御殿を望む
 
内堀の内側の本丸御殿、天守閣跡は登ることができる。主人はそこで、関西から来た歴史散歩のおじさんたちに写真を撮ってくれと頼まれ、何枚か撮ってあげたら、お返しにとあたしたちの写真を撮っていただいた。右斜め上を見ろとかいじられつつ(苦笑)。関西人のおじちゃんたちは、主人のエセ関西人のノリが気に入った模様だった。
 

 
清流園の香雲亭、もうかきつばた(?)が咲いていた
 
 
ここでそろそろ疲れたから、荷物はまだ来てないかもしれないけど一旦ホテルにチェックインに行こう、とタクシーに乗った。京都駅に到着した時に、新幹線構内のお店に出町柳のふたばの豆餅を発見。出町柳まで行って並んで買うなんて無理〜と一度もトライしたことがなかったので買っておいた。でもってクロスタで他の荷物と一緒にホテルに送っておいた。荷物もすでに届いていたので、スーツケースを開けて明日の着替えを出して、コーヒーを淹れて一休み。
 

 
18:00に夕食を予約してるからね〜とか言いながら
 
 
二人でぺろり(苦笑)。小一時間休憩して、18:00の予約を入れてあったチドリアシへ夕食へ。朝5時起きで2万歩強歩いた、なかなかの強行軍だったので二人とも部屋に戻ったらばったり(笑)。
 
 

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4 コメント

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三井寺 (よう)
2024-05-13 16:14:04
ああ~行ってみたいと何度か思いつつ 実現できませんでした。
こんないいところなんですね。
しかも 疎水を船で・・・いいな~
蹴上までって 結構な距離じゃないですか?
以前 蹴上の山の中に 勤めていた会社の保養施設があったと言いましたが
琵琶湖畔にも あったんです(雄琴にあったのであまり環境的には。。。ですけど)
どちらも 保養施設でありつつ研修などにも使われていたので
どちらへも何度も行きましたが それが疎水でつながって
船旅が楽しめるって 当時は あまり考えることもなかったです。

蹴上に行ったときは 歩いて降りれば南禅寺があるところですから
ほんの数時間京都観光もできましたが 雄琴に行ったときは 
あの山の上に三井寺があるんだ~とおもっても
研修後に 遊びに行くゆとりもなかったのでした。
疎水の旅 したかったな~
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Unknown (クラリス)
2024-05-13 16:14:43
ちょうど良い季節で緑が綺麗ですね。
読んでるだけで楽しくなりました😊
この船、乗ってみたいです。
豆餅が京都駅で買えるんですね《これも早起きしたご褒美ですね》
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ようさま (kebaneco)
2024-05-13 20:35:44
そうですね、距離はあります、8キロ弱とありました。
が疏水沿いにはずっと散策コースが作られています。
疏水船は2018年に復活したサービスなので、研修にいらしてた頃にはなかったかも。
春と秋の期間限定での運航ですので、いらっしゃる時にはまず船をウェブで予約して
それから逆算して計画を立ててくださいね。
春は桜の秋は紅葉のトンネルの中を進む素晴らしいルートです。
思いの外トンネルが多いのですが、それはそれで楽しいですよ。
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クラリスさま (kebaneco)
2024-05-13 20:38:00
暑くもなく寒くもなく、手彫りで掘った明治のトンネルと、緑のトンネルをくぐって
蹴上までの船旅は天気にも季節にも恵まれて楽しかったです。
おすすめですわ〜

そうそう、いつもより30分早い到着だったからこそのご褒美の豆餅だったのだと思います(笑)
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