kebaneco日記

日々の出来事、考えたこと、行った場所、見たもの、なんかを記録してます

格の違い

2015年09月26日 | 折々の話題
9月25日から第70回国連総会が開催され、国連ハイレベル週間である。今回は新しい持続可能な開発の目標の採択や、気候変動、グローバルヘルス、教育、ジェンダー平等、平和維持など重要課題が目白押し。さて、その各国首脳の参加姿勢やいかに?ってことで極端な2カ国を比較してみることにした。

人口約500万人のノルウェーの首相の予定。
25日には持続可能開発グローバルサミットに出席、26日にはセントラルパークで開催されるグローバル・シチズン・フェスティバル(ビヨンセやコールドプレイなども参加するイベント)に参加、27日にはジェンダー平等と女性のエンパワメントに関する北京プラス20グローバル・リーダー会議に出席、28日は一般討論演説、29日はISILをはじめとする暴力的過激主義に関するアメリカ主催の首脳会議で演説、30日には国連播事務総長主催の移住と難民の動きに関するイベントに出席。外相・欧州問題担当大臣・気候環境大臣を伴って訪米し、各国首脳との会談も行う。ちなみにノルウェーは今後3年で8000人のシリア難民の受け入れを表明

関係閣僚を伴ってみっちりニューヨークに滞在し、国連本部建物内外で行われる各種のイベントに参加する。

一方菅官房長官記者会見での発言から見る、安倍首相の予定。
安倍総理は、諸般の事情が許せば、9月26日から10月2日までニューヨークでの国連総会に出席するとともにジャマイカを訪問をいたします。安倍総理は、国連総会では29日に一般討論演説を行うとともに、27日に「持続可能な開発アジェンダを採択するサミット」においても演説をする予定であります。この機会に関係国首脳等との会談も行う予定であります。また、安倍総理はジャマイカ滞在中、ミラー・ジャマイカ首相との会談等を行う予定であります。安倍総理の米国及びジャマイカ訪問は、国際社会が直面するグローバルな課題に対する日本の考え方を積極的に発信するとともに、各国首脳と信頼関係を深める良い機会と考えます。

多分ニューヨーク滞在は3日くらい、かな。地球儀を俯瞰する外交とか積極的平和主義とか言ってる割には、総会で演説してる写真を撮ってもらい、ロシアとのプーチン来日に関する調整のためだけにニューヨークに行き、ついでにジャマイカに寄ってくる。緒方貞子さんから「積極的平和主義なら移民受け入れでしょう」と言われても無視ですか、やっぱり中身のないキャッチコピーなんだね。

中東和平に道筋をつけたのもノルウェーだったし、この国は中国に嫌われるとわかっていても筋を通して、中国の人権活動家にノーベル平和賞を与えた。そういうのが「積極的平和主義」であり「価値観外交」ってぇもんだと思う。人口が東京都の半分にも満たないこの国は、もはや「女性が輝く社会」とかわけわかんないこと言う必要ないほど、女性が社会の枢要な地位を占めている。首相も女性だし。まさに「小さくてもキラリと光る国」である。あそこまで冬が長く寒くなかったら、今すぐにでも移住したい(苦笑)。

うちの国は人口は1億超えてるしGDPは未だに世界3位だけど、広告代理店か?具体的にはどうすんの?これから人口減るんだからGDPがそんなに伸びるわけじゃいじゃない、アホ?みたいな、ツッコミどころ満載な記者会見や演説しかしない政治。なんなんだよ、あたしたちもうちょっとまともな政治してもらってもいいくらい頑張ってるよ。野党から批判されると「それはレッテル張りだ」と速攻でご機嫌斜めになられる首相。自分が声高に主張しておられる立派なレッテルをもった主義主張政策その他諸々は、国民の反対を押し切って通した憲法違反の「平和貢献法案」だけで、具体的な行動が伴ってない。アベノミクスだって結局日銀の量的緩和だけなんだから、日銀の手柄(?)を横取り状態。

どうでしょね、具体的な行動が伴った場合にだけ「レッテル貼り」しては。さもないと、そろそろご自身が狼少年のレッテル貼られまっせ。それに不言実行・有言実行の国と比べると格の違いがあまりにも鮮明で、国民は恥ずかしい思いをしますしね。ケバさんも「そうね、あたいみたいに偉大になってから偉そうなこと言った方がいいかもよ」と仰せです、ぷぷぷ。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿