墓参りとお楽しみと

土曜日に、日帰りで主人の実家の墓参り。新幹線の水沢江刺駅で降りて車を借りて、活動開始。

 

 

途中でお花を買って、お墓へ向かう。掃除が終わってスッキリした墓石の表面に、青空が写って綺麗だった。菩提寺のお墓のお作法は、お彼岸やお盆を除いて、お花を含めてお供物は持ち帰る、ということらしい。事前にLINEでやりとりした親戚の方が「お花まで持って帰っちゃうなんて、切ないです」と書いたあたしに、「うちはその１週間後くらいにお墓参りするので、お花は残していって大丈夫だよ」と言ってくださった。お返しに、そのお宅と本家のお墓にもお花をお供え。お供えだけならまだしも、お花まで持ち帰らなきゃいけないお墓って、なんだか味気ない。住職がいらっしゃるし護寺会の会費も払っているんだけど、となんか釈然としない。

 

 

はさておき、実家へ。丈が伸びた木々で、屋根が見えないくらいになってた。義父が退職した時に記念に植えたという栗の木も、大きく育って花をつけていた。

 

 

日本最北端の前方後円墳の角塚古墳が、田植えが終わったばかりの田んぼの向こうに見える、東京ではお目にかかれないような広い空。きっもちいい〜。今回帰省したのはお墓参りのためだけど、近所の本家、敷地内の除雪や樹木の剪定でお世話になっている近所の親戚、それから義母方の本家にご挨拶することも目的。とはいえ時間を指定して約束するわけじゃなくて、会えれば会ってお話をする、会えなければごんぎつねみたいに持参したお土産を郵便受けに入れてくる、という作戦。幸いなことに、一軒を除いてお目にかかってお礼を伝えられた。

 

 

とりあえず予定した「行事」を全て消化したので、まずは帰省したら必ず行くお蕎麦屋さんでお昼をとり、それからちょっと遠出。夕方は主人の高校の同級生家族と会食することになってるので軽めに。向かったのはえさし藤原の郷。ここはNHKの大河ドラマの「炎立つ」がきっかけで建てられた巨大なセットをベースにした、奥州藤原氏のテーマパーク。入り口にはこの地がロケ地になったドラマのポスターがずらり。大河ドラマの「光る君へ」、映画刀剣乱舞、陰陽師０、大河ドラマ鎌倉殿の13人、北野武監督の映画「首」、大河ドラマ麒麟が来る、などなど。そういえば真田丸もここで撮った部分もあるそうな。

 

 

今年公開された映画のロケも行われたらしい

 

なにかの番組で見たかもしれない景色

 

 

2015年のテレビドラマ陰陽師では安倍晴明の邸宅として撮影された

 

 

ちなみにその2015年のテレ朝系の「陰陽師」は、このえさし藤原の郷がメインのロケ地としてオールロケで作成されたらしい。安倍晴明を演じたのは市川染五郎。

 

 

上から見るとこんなに広い（しかもこれで全体の半分くらい）

 

 

睡蓮の花咲くこんな場所もあった

 

 

こんなに近くで見られるなんて、ありがたや

 

 

 

駅の近くのレンタカー屋さんに車を返して、主人の同級生のお迎えを待つ間駅の待合室にいた。大谷翔平選手の活躍ぶりを報じる胆江日々新聞の紙面がずらりと展示され、その片隅に藤原の郷で行われた去年のロケの様子も展示されていた。そういえば水沢江刺駅の新幹線の発車メロディは、大瀧詠一の君は天然色。意外にたくさん有名人を輩出している。

 

地元にとっては一大イベントだったでしょうねぇ

 

この後、地元のイタリアンで2時間半くらい飲んで食べておしゃべり。駅まで送ってもらって、最終の新幹線に乗って東京まで爆睡。乗ると寝てても目的地につけるってすごいね〜、などと当たり前のことがすっごく嬉しかった結構体力勝負な土曜日だった。先週は仕事が結構大変だったってこともあるかも。

 

 

さ、今週も頑張って仕事をしましょ。週末には待望のアレが届くのじゃ、うしし。