2015年、ニュートリノ振動の発見でノーベル物理学賞を受賞した梶谷隆章先生の講演会が、柏市民文化会館で開催されました。講演の内容は「5分でわかるニュートリノのひみつ」。以前、岐阜県飛騨市の「カミオカンデ」を、議会の委員会で視察したことがあります。世界のトップレベルの研究をしていることはわかりますが、やっぱり難しい。今日は約1時間の講演でしたが、事前に寄せられていた質問に答えていただきました。これが中々面白かった。最初の質問は「素粒子の研究が私たちの暮らしにどう役にたつのか」というもの。先生の回答は「100年、1000年先も役にたたないかも知れない。しかし、人類共通の知を作る」納得です。また、「基礎科学研究の予算が削減されているのではないか」という質問もありました。しばらく間があり、「若い人に参加して欲しい」との回答。私も同じ質問をしたかったです。直接ノーベル賞受賞者の講演が聴け、有意義な時間を過ごしました。