柏市議会議員 日本共産党 渡部和子のひとりごと

日々感じたことを毎日発信しています。

視察3日目は鈴鹿市の「コミュニティ・スクール」事業。

2017-04-28 11:20:08 | 日記
鈴鹿市では平成23年に「コミュニティ・スクール事業」の検討を開始し、調査研究、学校評議員制度を運営協議会へ、学校裁量予算の実施など、現在の小中40校すべてでの、地域住民参加型の「コミュニティ・スクール」実施に至っています。地域と学校の連携が強まり、学力向上、生徒指導上の課題減少など、成果が上がっている面と、周知不足、学校運営協議会委員の固定化、子どもの意見の反映など、課題も率直に語られました。町会活動は地域によってかなり違いがあるので、学校への協力にも差が出てしまうのではないかと感じました。学校を中心にした地域コミュニティの醸成は、課題であり、期待も持てると思います。

鈴鹿市役所は平成18年建築。1階は吹き抜けになっていて、太陽光パネルが張ってありました。

15階建てで見上げるような建て物です。

視察2日目は滋賀県野洲市の生活困窮者支援事業。市民の困難に寄り添う姿勢に感動。

2017-04-27 12:53:21 | 日記
委員会視察2日目は滋賀県野洲市。くらし支えあい条例、債権管理条例など、庁内ネットワークで生活困窮者に寄り添った支援事業を学びました。

野洲市債権管理条例の冒頭に「ようこそ滞納していただきました」「滞納は生活状況のシグナル」という文字が踊っています。一瞬「えっ!」と思う言葉ですが、税などを滞納している市民ほど相談にこない、滞納したことで市民との接点が生まれ、生活支援のきっかけになるという考え方です。

様々な生活困窮者への支援がありますが、お金をベースにしているところに野洲市の特徴があります。滞納の現場から課題が見えてくる。課題が見えればその解決のための仕組みが見えてくる。アンテナを張って、国の予算を探す。職員が生き生き仕事をしている様子が伝わってきました。滞納した税や保険料を完納したら、市の要綱に沿って延滞金の減免を行い、相談者のモチベーションを上げるようにしています。市民に寄り添った行政の原点を見た思いです。因みに「ようこそ滞納していただきました」は、市長さんが考えた標語だそうです。中身の濃い視察でした。


今日から教育民生委員会の視察。本日は名古屋市の児童相談所の視察でした。

2017-04-26 15:44:49 | 日記
今日から2泊3日で、名古屋、野洲、鈴鹿市の視察。本日は名古屋市の児童相談所の施設を見せていただき、担当職員の方からお話を伺いました。
名古屋市は政令指定都市なので、自前の児童相談所を2ヶ所持っています。相談件数が急増し、平成30年に3ヶ所目の児童相談所を開所する予定です。先週、千葉県の柏児童相談所を視察していたので、施設も体制も大きく違う事に驚きました。
児童心理司は配置基準48人に対し24人ですが、児童福祉司は基準60人に対し96人も配置されています。中央児童相談所は正規職員98人の他、臨時職員が20人、弁護士が正規で配置されていて、職員体制はかなり充実していると感じました。
新設の第3児童相談所は市有地に5億8000万で建設されます。85%が特定財源で、国の補助金は1億1000万円との事。児童虐待が増え、社会問題になっている中、柏市が児相を持つ場合の参考になるなと思いました。