柏市議会議員 日本共産党 渡部和子のひとりごと

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議会運営委員会の視察。東日本大震災の被災地の復興はまだまだ遅れています。

2014-05-20 21:20:45 | 日記
議会運営委員会で、仙台、気仙沼など、東日本大震災の被災地における議会・議員の対応などを視察。
仙台市は2年間の議論を経て「市議会災害対応指針」を作成しました。初動期と初動期経過後に分けて基本的対応を定めています。当局が災害対応に専念できるよう支援することが、一番大事ではないかとかんじました。


仙台市での視察の後、南三陸町の「防災対策庁舎跡」で献花を行い、黙祷を捧げました。市の職員50人中、42人が亡くなってしまった施設です。「語り部」を務めている佐藤のり子さんのお話しに涙がでてきました。車窓から見える光景も荒涼としていました。


2日目は気仙沼市を視察。災害の状況、復興計画、課題など伺いました。平成29年度までのロードマップが示されていますが、実際にはもっとかかるのではないかと思います。気仙沼市場はマグロやフカが水揚げされていて、活気がありました。


被災した気仙沼向洋高校を観光協会の辻さんに案内していただきました。生徒たちは屋上に逃げて全員無事でしたが、どれだけ恐い思いをしたことか。津波の怖ろしさを感じました。


車窓から見た陸前高田市の「奇跡の一本松」モニュメントになっています。「希望の架け橋」と名づけられた、かさ上げする土砂を運ぶコンベアは建設費120億。1日2万立米運び、トラックだと10年かかるところを14ヶ月に短縮できるとのことです。


2日間の視察でしたが、被災地の様子を実際に見ることであらためて「1日も早い復興を」と強く感じたところです。