
桜、咲きましたね。
今日は2週間ぶりにランニングできました(22キロほど)。その間、冷たい雨が続き、強風とスギ花粉症もあり、マラソンの疲れもなかなか取れず、書店も忙しいで色々大変でした。小説の提出もありました。無事に出せたのでよかった。ホッとしたら疲れもまた出てきました。
先週の水曜日の桜はこんな感じ。

一輪だけ咲いてしまって、後続は保留。こんな姿はあまり記憶にないです。
東京は開花したらみぞれでしたから、冷蔵保存の足踏みが続いていました。私もなんだかすっきりしない感じでした。
ですが昨日から青空。桜も満開になりました。

これは神代曙(ジンダイアケボノ)という品種です。
近くの狭山公園で山桜を目当てに行ったのですが、山桜は半分ほど散ってしまっていて、隣のこの桜が満開でした。ソメイヨシノよりは小ぶりでピンクも濃いです。山桜は少し早いのだということと、神代曙、覚えました。
お花見ランで近所の名所を巡りました。どこもお花見する人たちがたくさん出ていました。桜は、やはり日本人にとって特別なもの。
戦後、焼け野原に桜を植えて育てることで、希望をも育んだ多くの方々がいました。ソメイヨシノは寿命が80年ほどと言われています。老木が目立ち始めたのもそのためです。今年、戦後80年ですから。

これは毎年見に行っている全生園の桜公園。表紙の一枚もそうです。全生園は、東村山市にあるハンセン病療養施設です。
特に右側の大木。枝が折れて白くなっていますが今年も元気に咲いていました。一番最後に見たのですが、やっぱりこの桜を見ないと締まらない感じがしました。
この桜たちが枯れた後、どうするのでしょうか?
ソメイヨシノは接ぎ木、挿し木でしか増やせません。自分の花粉では種ができないからです。なのでソメイヨシノはすべて同じ遺伝子でできているクローンです。なので病気にも弱く、寿命も短い。
今まではそれでよかったかもしれない。でも、これからの80年、またソメイヨシノにするのでしょうか? 駅前の桜も、ずいぶんと切られているのが目立ちます。
そんなことも思いながら、桜、満喫しました。
様々なことを乗り越えてきたから、春の桜の満開の姿はやはり特別です。
そして次へ。新緑は、もう芽吹いています。
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