泉を聴く

徹底的に、個性にこだわります。銘々の個が、普遍に至ることを信じて。

光と影

2021-06-14 18:40:55 | フォトエッセイ
 今日から関東は梅雨入りしたそうです。
 この写真は、この前の土曜日、走りがてら小休止中に撮ったもの。
 下に見えるのは武蔵野線。さらにその下には柳瀬川が流れており、東所沢と新座の間。川沿いは桜並木で、お気に入りのランニングコースの一つ。
 ですが、写真を撮った場所に今まで立ったことはなかった。何度もその下を走っていたのに。
 前から階段はあって、登ったことはあったけど、そこにある神社にお参りはしてなかった。
 激石段を駆け上がり、息を切らせて振り返ればこの絶景。
 絶景の反対には立派な神社がありました。
 お辞儀をし、手を合わせ、祈る。
 走っているとき、書くことは影になっていた。
 書いているとき、走ることは影になっていた。
 走ること、書くこと、ともに光でともに影なのでした。
 もう、二つは一つ。この事実を、改めて思う。
 手と手を合わせることでより大きな力が出る。またこの手は、自分だけのために作られてはいない。
 神社の周りは昔の城。滝の城という。
 西暦600年ごろに埋められた金の輪をつけた遺骨が発掘されるという。
 死の上に立っている生。
 今が大事だ。本当に。
 未来と過去が出会うところ。
 

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