次の空へ

　暑かったり寒かったり、晴れたと思いきや冷たい風が強く吹き、雷雨になったり。
　春の天気は変わりやすく、気温差も激しいです。
　小説を提出して10日、ドキドキは収まってきましたが、今度は「さみしさ」がやってきました。
　6年間温めてきた。それがなくなってしまったのだから、仕方ない。
　プチ空の巣症候群というか……。何とも形容しがたい感情があります。
　やることはやったし、終わらなければ次もないし、送らなければ出会えない。
　頭ではわかってる。でも、気持ちがついてこない。
　桜は散ってもすぐに新緑の葉を茂らせます。
　花々に学んだり元気をもらうことはたくさんある。
　でも、僕は植物じゃない。より多くの時間を必要とする人間だから。
　このさみしさや孤独に中にいる。
　結局は本を読み、走り、読書感想を書き、花々を撮り、友人知人と話し、本屋で働き。
　今までのことを繰り返す。
　それでも、やっぱり何かが決定的に変わった気がする……。
　参加予定だった仙台ハーフマラソンが、宮城県内でのコロナ急拡大を受けて中止に。
　とても楽しみにしていたので、その喪失感もある。
　元気に気持ちよく走れるのは本当にありがたいこと。
　でも、もっと大事なことがある。
　小説を書き続けるということ。
　次の空へ。
　新しい人生は、もう始まっている。