夏の朝の風景は何とも静謐 である
目の前に広がる大草原 高い山々 真っ青な空 燃えるような太陽
そろそろアジサイの時期が終わり 我が家の庭はジャングルのようになってきた まさに鳥の声で目覚め 虫の声で眠ると言ったところか
山を買い開き 畑を作り 芝を貼りめぐらし ここに来た時の風景はもう微塵もないが昔からここにいた筈の生き物たちはボチボチ帰ってきている
出来過ぎたトマトをもぎ取って逃げたタヌキやスイカをつつくカラスも害獣のようでそうでもなく おかげで蛇がいなくなった
スズメバチは春先に女王バチを駆除したおかげで今年はまだ見ていない
町場では見れない風景とスリリングな生活に生存本能は刺激を受けている
北の方では熊被害が多くて大変そうだが それもない
人は自然であるべきである 与えられる生き方は出来るだけ早く卒業して 自分の酸素は自分で見つける事が何より幸福になれる早道のような気がする
