上越市家族会 ~ひとりで悩まずみんなで支え合って~

この会は、こころの病を持つ人を身内に抱える家族の集まりです。みんなで支え合って精神障害者の福祉向上を目指します。

三和区「地域ケア推進会議」が開催されました!  No383

2022-05-30 08:22:06 | 日記
◆上越あたご地域包括支援センター三和主催による「地域ケア推進会議」が5月24日(火)13時30分から、三和地区公民館で開催されました。民生委員・児童委員、内科医院、総合事務所福祉G、社協三和支所、居宅介護支援事業所、デイサービス、グループホーム、特別養護老人ホーム、相談支援センターやまびこ、すこやかなくらし包括支援センター、そして障害者団体として上越市家族会など関係機関約30名でした。
◯地域包括支援センターは上越市からの委託事業として、令和2年度から「障害者等の相談窓口及び生活困窮者への支援業務」を行っています。そこで、障害者やその家族が地域で安心して暮らし続けるための支援について、区内の地域課題を抽出するための会議が今回開催されました。家族会には障害団体として出席依頼があり参加をしました。障害関係での開催は初めてとの事でした。
概要を以下に紹介します。
(1)第1番目の議題は、事業紹介ということで、地域包括支援センターの障害・生活困窮相談専門担当者より自立、ひきこもり、生活苦など実例を含め報告されました。とりわけ、ひきこもりの相談が多いのと偏見について難しい問題があるとのお話しでした。
(2)2番目の議題は、「相談支援センターやまびこ」の施設長さんから「障害当事者に関わる支援者の心得について」をテーマにお話しがありました。
自分が今まで関わった中での失敗談で、当事者をさておいて家族主導の相談となっていて、ある時に当事者から本音を聞きその事に気が付いた。
また、当事者を囲んで相談することの大事さと難題にはチームで考えるなど相談専門員同士の顔の繋がりが大事で、みんなで考えて寄り添い支援を行うことが当事者にも自分達にも克服するエネルギーが湧くなど、経験豊かな元気のでるお話しでした。
(3)3番目は「障害当事者と家族の関係について」ということで、上越市家族会を代表してお話しをさせて頂きました。
私は、家族会との関わりについて長男が発症した時のこと、続いて、精神障害者の多様な状況について説明し、家族支援(当事者は勿論です)と、医療と福祉関係機関などが連携した支援体制、そして、ひきこもり、偏見などへの継続的支援と啓発活動を挙げ、最後に上越市における障害者団体の紹介をして終えました。
(4)最後は5グループに分かれてのグループワークでしたが、私のグループでは「偏見」についての話が中心でした。参加者のお一人が障害を持つ甥っ子を例に、「母親が子供の時から障害者も健常者も分け隔てなく育ててきた。結果、生活もまともにできるようになっているし将来の心配も無い。自分のきょうだいながら頭が下がる・・」とお話しされたのが印象的でした。
また、長くなりました!もう一言、三和区における実態などもっとお聞かせいただきたいと思いました。初めての参加でしたが、「地域ケア推進会議」がこれを皮切りにいい方向につながることを期待し終わります!(吉原)
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第2回役員会と定例交流会を開催します! No382

2022-05-27 07:10:29 | 日記
◆今年度第2回定例役員会及び交流会を6月2日(木)福祉交流プラザにて開催します。開催時間等は下記のとおりです。皆さんの参加をお待ちしています!
◯13時~14時:役員会は、福祉交流プラザ3階の障害者団体事務室です。
 内容は4月~5月の活動報告と、6月~7月の活動予定について打合せを行います。
◯14時~16時:会場を同プラザ1階上越メンタルネット打合室に移し第30回目の定例交流会を
 開催します。内容は最近の情報等に基づく勉強会と参加者それぞれの現状など意見交換を行います。
 会員以外の方で参加希望の方も歓迎です!できれば家族会携帯まで連絡を戴ければ有難いです。
 家族会📱は080-7822-9700です!
ハマナスです。バックは田植えも終わった田んぼ・・のどか!
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障害がある人が情報得やすくする法律 衆院本会議で可決・成立 No381

2022-05-25 08:40:38 | 日記
◆朝日新聞5月20日記事から、障害がある人が災害などの情報を得やすくするため、必要な施策を総合的に策定し実施することを国や自治体の責務として位置づけた法律「障害者情報推進法」が衆院本会議で全会一致で可決、成立しました。
◯この法律では、障害がある人が、障害がない人と同じ内容の情報を同じ時点で入手できるようにすることなどを基本理念として掲げ、必要な施策を総合的に策定し、実施することを国や自治体の責務と位置づけています。
具体的には、国や自治体に対し、情報を得やすくするための機器やサービスの開発・提供への助成、身の危険を知らせる緊急通報の仕組みの整備、それに障害がある人の相談体制や国民への啓発活動の充実などを求めています。
今後、どこまで具体的な対応がとられるかが課題といえます。
ガーベラが咲きました!
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高校保健体育の教科書に精神疾患に関する記述復活 No380

2022-05-22 08:10:18 | 日記
◆当ブログNo352(2022.1)でも掲載しましたが、今年度(2022年)から、高校の保健体育の教科書に40年ぶりに精神疾患に対する記述が復活しました。
関連記事が5月17日付朝日新聞(教育)に掲載されています。

****記事を少し紹介します***********************
◯「現代高等保健体育」では、計8ページが精神疾患に関する項目に充てられ、「精神疾患はおよそ5人に1人以上が生涯に1回は何らかの精神疾患を経験」「約50%は14歳までに、約75%は24歳までに発病」といった説明とともに、うつ病や統合失調症の具体的症状を記載し、早期発見と治療が回復の可能性を高めることも記している。
40年ぶりの復活について、担当者は「精神疾患は現代的な健康課題であり授業で学ぶことで早期発見や回復につながる」とねらいを語る。
◯ただ長年の空白により、教員の多くは学校で精神疾患について学んだ経験が無いことから精神医療の専門家による様々な発信が始まっている。
そのひとつが、授業で活用できる指導案や動画教材などを公開しているウェブサイト「こころの健康教室サニタ」だ。「サニタ」はイタリア語で「健康」を意味する。
開発に携わった研究者は「今まで学校で教えた経験がない先生たちが、どう教えたらいいかという課題は必ず出てくる。学校で安心して使える教材を作ろうと心がけた」と振り返る。
実際にサニタの教材を使い、模擬授業を行った群馬県の高校の教諭は、それまで精神疾患に関する詳しい知識がなく「自分とは無関係、重い分野」だと思っていたが、「精神疾患は身近で回復が可能な病気、それを生徒だけでなく、大人も知ることが大切」と認識が変わったと話す。
◯また、生徒の悩みを受け止める保護者側の啓発にも力を入れ始めた埼玉県の例もある。
***以上です!*************************************
▢2013年厚労省は4疾患6事業から精神疾患を追加し「5疾患5事業」となりました。ちなみに5疾患とは、がん、脳卒中、急性心筋梗塞、糖尿病、精神疾患、5事業とは、救急医療、災害時医療、へき地医療、周産期医療、小児医療をいいますが、今や精神疾患は「がん」「循環器疾患」と並ぶ三大疾患とも言われています。
更に、この病気には偏見が存在し、様々な問題を引き起こしています。その意味では未来を担う子供達(大人も)への啓発活動は必要であり、高校生のみならず中学生からの教育が必要ではないでしょうか?
私の長男も統合失調症と診断されたのが20年前、20代でありましたが、もっと早く気づいて医療に繋げていたらと後から思いました。その時はまさか精神の病気になるとは全く思っていませんでした。早期発見・治療まさにそのとおりです。(吉原)
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入院制度についての意識調査が公開されました!No379 

2022-05-20 07:59:13 | 日記
◆一般社団法人精神障害当事者会ポルケは、「当事者の視点から期待する~これからの入院制度についての意識調査~」を2022年4月23日~5月4日の期間にWEBフォームを通じて精神科・心療内科に現在通院・入院している方を対象に実施し、220件の回答を集めこのほど公開されました。詳細は同社団法人のホームページをご覧ください。
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