
キスクのクリーンなハイトーン・ヴォイスはライブでも完璧。ヴァイキー、カイ、キスクの3人が花道に並んだところがとても微笑ましく、バンドを去った2人に対して、ヴァイキーはクールでカッコ良く、2人の長兄のようにも見えた。故インゴのドラムシーンがスクリーンに流れるとやはり感傷的に。”守護神伝”中心のセットリストで、期待以上に良いライブだった(なんか、サヨナラ・ツアーみたい)。

退屈な前座たちが終わるまで時間が長く感じたが、アウトレイジが始まるとあっという間の90分。公演後に橋本直樹くんと丹下眞也くんに握手し、”また来てね”と話したが、今回8年振りの札幌公演。次はいつ来るかね、自分にとっては国内最高のバンドなんだけど、このキャパの会場とは現実は厳しい。

最新作『Will To Power』は3rd『Burning Bridges』を凌ぐ最高傑作だと思う。voのアリッサのパフォーマンスも歴代随一ではないか。とってもよいライブでしたが集客がイマイチだったのが残念。
【music】
●Light In The Dark / REVOLUTION SAINTS (CD+DVD)
●As the Stages Burn / ARCH ENEMY (Blu-ray)
●War Eternal Tour:Tokyo Sacrifice / ARCH ENEMY (DVD)



【book】
●氷の轍 / 桜木紫乃(2016 小学館)
●危険なビーナス / 東野圭吾(2016 講談社)
●傷だらけのカミーユ / ピエール・ルメートル(2016 文春文庫)



今月はアレとアレが来ます。

既発のハイブリッド・ヴァージョンと比べてもちょっと微妙。既発のほうが好きな人が多そうな感じがします(もうDIO関係はネタ切れの感が...)。それより、このジャケは酷くない?使い回しにはガッカリ。
以下、メーカーインフォ抜粋。
【ディスク1:10月5日サンノゼ公演】
まず登場するのは、サンノゼ公演。公式『HOLY DIVER』のデラックス・エディションにも採用されたサウンドボードですが、本作はその公式盤やFM放送よりも長い発掘プレFMマスター。かつてPower Gateレーベルの『HOLLY COLLECTION』として登場した長尺サウンドボードで、放送では(公式盤でも)聴けなかった「Straight Through The Heart」「Stargazer」「Heaven And Hell」やギーソロ、ドラムソロも収録。このディスクは、その決定的なサウンドボードを最新・細心リマスター・バージョンで磨き上げたものなのです。
元々、この発掘サウンドボードはオフィシャル級のクオリティを誇るのですが、“1983年”は超絶サウンドボードの大豊作年。他の超傑作たちに比べると、ややサウンドが平板でモサッとしたサウンドでもありました。そこで『CALIFORNIA TRILOGY』では、短いFM放送と組み合わせることで「ベストテイク集」を指向したのです。それはそれで素晴らしかったのですが、“プレFM版”と“放送版”はミックスが異なっていた。そのため、1本のライヴアルバムとして聴くと曲によってサウンドが微妙に変わり、FM放送の大歓声が突然飛び込んでくるなど、違和感もあったのです。
本作は、そんな『CALIFORNIA TRILOGY』とは異なり、一気貫通の“プレFM版”を最新リマスターで向上を図ったもの。その効果はバツグン! ヘッドホンで聴くと格段にステレオ感が増し、スネア1発でさえ、本来あるべき正しい位置・方向になっているのが分かる。もちろん、サウンドも鮮やかに生まれ変わり、他の傑作群にも引けを取らない完全オフィシャル級サウンドにして、マスター切り替えの違和感もゼロの決定盤に仕上がっています。
【ディスク2:10月7日サンタモニカ公演】
続くサンタモニカ公演こそ、最高の超アップグレード! 実はこのライヴ、長年2つのエアチェック録音が知られていました。1つは長尺放送ながらノイズまみれ、もう1つは音が良いものの、短い放送。『CALIFORNIA TRILOGY』では、その双方を組み合わせた「ベストテイク集」を目指していました。
しかし、その後になって長尺版放送の放送原盤が発掘。しかも、当時の放送を聴いていた人しか知らなかったDJまで入った完全版だったのです。本作は、その完全版をリマスター収録しています。リマスターとは言っても、それは極わずかにあった針パチを除去し、ディスク1・3と統一感を持たせただけ。それだけで済むほど、この発掘マスターは凄まじかったのです。実際、そのクオリティは幾多の既発を軽ーく凌駕。これまでの最高峰『CALIFORNIA TRILOGY』でさえ、各種放送の瞬間最高テイクをツギハギしたために曲によってノイズが噴出していていましたが、それも皆無。統一感にしても、瞬間最高値にしても、すべての既発を圧倒している。まさに完全オフィシャル級……いえ、それ以上。実のところ、DIOはウェンディが今いちクオリティにこだわっていないため、たとえ公式発掘でもブート級なことが珍しくない。そんな歯がゆいオフィシャルを一蹴してしまうほどに素晴らしいのです。
【ディスク3:12月28日フレズノ公演】
最後に登場するのは、“1983年の最長放送”の誉れ高きフレズノ公演。他放送にはない「Don't Talk To Strangers」や長尺バージョンの「Heaven And Hell」も収録された超極上サウンドボードです。これまた『CALIFORNIA TRILOGY』以降に発掘された未使用プレFMの放送原盤からダイレクトにデジタル化。この放送は既発エアチェックも超ハイクオリティだっただけにサンタモニカ公演ほどのアップグレードぶりではありませんが、原盤起こしだけに間違いなく“頂点”。これ以上はありません。
ただし、決定放送とは言っても、放送自体に欠点があった。それは「Heaven And Hell」のリプライズ部分。放送局側が大雑把でブツッと突然ぶった切られる編集になっていたのです。それも放送の真実ではあるものの、ここまで失点皆無のノーヒットノーランが続いてきただけに、できれば完全試合に持ち込みたい。本作では放送局のブツ切り編集をシームレスに繋げ、パーフェクトなライヴアルバムに仕上げました。

何度、買わされなければならないのでしょうか。正直ギフト商品目当て、半分で買ったのですが、しかしドイツ公演はこれまでと比べて立体感のあるSB音源で格段に良くなっているので損はなかったかな。
以下、メーカーインフォ抜粋。
【ディスク1:8月30日西ドイツ版MOR(新マスター)】
まず登場するのは、西ドイツ版MONSTERS OF ROCKに出演した際のFM音源。この放送は、かつてLangleyレーベルから『EVIL IN GERMANY』としてリリースされたこともありますが、本作はその後に登場した別マスター。Langley盤もハイクオリティではありましたが、ステレオ感に乏しく、平板に感じるサウンドでした。それに対し、この新マスターは鮮やかにセパレートしたステレオ感も凄まじければ、ダイレクト感も“芯”の逞しさも数段凄まじい。元々卓直結感がポイントのサウンドボードではありましたが、左右に思いっきりパンするステレオで一層生々しいがアップ。それでいて、オフィシャル級にゴージャスなサウンドメイクと、オフィシャル作品ではあり得ない5人が頭の中で演奏しているような没入感(クロード・シュネルのキーボードまで超クッキリ!)が共存している。また、既発では「We Rock」がショウの中盤に配されていましたが、もちろんこの曲の定位置はアンコール。今回の新マスターは正しく最後になっています。
ただし、このFM放送には信じられない欠点が1つだけあった。それは「Dream Evil」の真っ最中にCMが入り、曲が分断されてしまうこと。放送自体のカットなので仕方がないとは言え、なんで曲のド真ん中で切るかな……。本作では別公演(4日前のイタリア版MOR)のサウンドボードでカット・パートを補填し、シームレスなライヴアルバムとして楽しめるように仕上げました。ともあれ、冒頭数曲でやや低音がオーバーピークになるものの、それさえなければ「完全にオフィシャル級」……という次元のアップグレード・サウンドなのです。
【ディスク2-3:11月23日パリ公演】
続いては「DREAM EVIL時代の最重要/最長/唯一のフル・サウンドボード」の誉れ高きパリ公演。名作『DEFINITIVE EVIL』でもお馴染みのマスターを再度デジタル化いたしました。実のところ、このライヴにも新マスターが発掘されてはいるのですが、どれも『DEFINITIVE EVIL』には及ばない。本作は、今なお頂点に君臨し続けている決定版マスターなのです。ただし、『DEFINITIVE EVIL』はディスク分けが不自然で、約40分に及ぶ巨大な「The Last In Line/All The Fools Sail Away」組曲の途中が2分されていました。本作では、再デジタル化でクオリティアップを図ると共に、キチンとショウの進行に相応しく収録しなおしています。
そして何より素晴らしいのは、フル・ショウをサウンドボードで味わえること。これに尽きます。『AT DONINGTON UK』で悲願の“DREAM EVIL TOUR”公式化は実現したものの、ショートセットの上にカットまであり、フルショウからはほど遠かった。しかし、このディスクは問答無用のヘッドラインのフル・サウンドボード。特に嬉しいのは貴重な『DREAM EVIL』の名曲群でして、「Sunset Superman」は公式盤では聴けませんし、「Night People」「Overlove」に至っては本作こそが唯一無二のサウンドボードです。特に嬉しいのは「Overlove」とキーボード・ソロに続くインスト曲。前者はクレイグ・ゴールディの“ブラックモア・エッセンス”を凝縮したイントロも素晴らしい隠れた名曲ですし、後者は適当なジャムではなく、キチンとアレンジされた未発表曲仕上げ(しかも、後期のアルバム曲よりも遙かにカッコイイ!)。従来通り、ミックスが安定しないサウンドボードだけにプレス化は成就していませんが、基本クオリティと貴重度は十二分に永久保存級なのです。
【ディスク4:プロショット・コレクション】
最後は、“DREAM EVIL TOUR”のプロショットを総括したDVDです。収められているのは「1987年8月26日レッジョ・エミリア公演」「1987年10月4日JAPAN AID 2」「1988年2月5日サンアントニオ公演」の3種で、これが現在知られるプロショットのすべて。ギフト盤『DREAM LIVES 1987-1988』でも大好評を賜ったマスターを使用し、いずれも「オフィシャル級」とまでは言えないものの、発色も美しくテープ劣化の見られない鮮度が瑞々しい。現存するマスターでも最高峰の映像美なのです。
そのクオリティで描かれる3種のプロショットは、どれも必見もの。まず、「レッジョ・エミリア公演」は“DREAM EVIL TOUR”最長・最良映像ですし、貴重な『DREAM EVIL』ナンバーが4曲(「Naked In The Rain」「Dream Evil」「All The Fools Sailed Away」「Sunset Superman」)も見られる。続いての「JAPAN AID 2」は、クレイグの実力を証明する「Neon Knights」の名演も素晴らしいですが、さらに凄いのは超貴重な「Stars」! もちろん、歌はロニーだけ、ギターソロはクレイグだけが弾くバンド・バージョンで、これが唯一無二のプロ記録です。
最後の「サンアントニオ公演」はMTVの「HEADBANGERS BALL」で放送されたプロショットで、インタビューと細切れライヴの組み合わせ。しかし、短いながらもライヴ・シーンが特濃でして、特に必見なのが「Naked In The Rain」中のギターソロ。“SACRED HEART TOUR”ではロニーがドラゴンと戦いましたが、ここではクレイグがメカ・スパイダーと格闘。ギターからレーザーを発射し、上空のスパイダーを撃ち落とす……当時、雑誌の写真でしか見られなかった名シーンがマルチカメラのプロショットで目撃できるのです。さらに「We Rock」直前のドラムソロも凄い。MOTLEY CRUEよろしく巨大なドラムキットがせり上がり、ド派手なライティングとパイロをまき散らしながらのソロが炸裂! 本作でもわずか数十秒しか確認できないものの、それでもこのツアーがなぜ「DIO史上最大級」なのかが分かる激レア・シーンです。
ほとんど情報が入らなかったのだが、予想どおり、インタビュー音源でした。悲しいかな、ロニーが何を語っているのか、全くわかりません。スリーブにも全く記載がなく、いつ収録されたものなのかもわかりません。全31分。

happy birthday to yu

happy birthday to yu