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ブートレグ愛好会

最北のトレーダーです。貴重音源・映像を共有しましょう。

2015年9月

2015年10月06日 | monthly report



【music】

●Repentless / SLAYER (CD+BD Deluxe Edition EU盤)

●Burning Bridges / BON JOVI (EU盤)

●Venom / BULLET FOR MY VALENTINE (Deluxe Edition EU盤)

●Book Of Souls / IRON MAIDEN (EU盤)

●Rattle That Lock / DAVID GILMOUR (CD+DVD Deluxe Edition US盤)

●City Of Heroes / KISKE/SOMERVILLE (伊盤)




【book】

●人類資金1~3 / 福井晴敏(2013 講談社文庫)
映画化先行のM資金を題材にしたミステリー作。全7巻で書き下ろし、隔月発刊。








2015年8月

2015年09月13日 | monthly report
【music】

●Presense / LED ZEPPELIN (Deluxe Edition EU盤)
●In Through the Out Door / LED ZEPPELIN (Deluxe Edition EU盤)
●Coda / LED ZEPPELIN (Deluxe Edition EU盤)

●The Killer Instinct / BLACK STAR RIDERS (EU盤)

●Underworld / SYMPHONY X(伊盤)

●Revolution Saints / REVOLUTION SAINTS (EU盤)

●Bridge the Gap / MICHAEL SCHENKER'S TEMPLE OF ROCK (Deluxe Edition 独盤)

●SONATA ARCTICA / Pariahs Child (EU盤)





【book】

●水底フェスタ / 辻村深月(2014 文春文庫)
2011年作の文庫化。閉鎖的な村に、女優が復讐のために戻ってきた。

●ブルーマーダー / 誉田哲也(2015 光文社文庫)
2012年作の文庫化。姫川シリーズ第6弾。

●EPITAPH東京 / 恩田陸(2015 朝日新聞出版)
エッセイなのかフィクションなのか、なんとも不思議なミステリー(ほめ言葉じゃない)。

  



まだ夏休みとってないよ。

2015年7月

2015年08月09日 | monthly report



【music】

●PLACE VENDOME / Place Vendome(伊盤)

●PLACE VENDOME / Streets Of Fire(伊盤)

●RATED X / Rated X(伊盤)

  


【book】

●よみがえる百舌 / 逢坂剛(1999 集英社文庫) 

●ジャイロスコープ / 伊坂幸太郎(2015 新潮文庫)

●怒り / 吉田修一(2014 中央公論新社)

   


今年は乱歩没後50年だそうだ。小学生4年生のときに、図書室にあったポプラ社の少年探偵団シリーズを競い合って読んだのが懐かしい。

陰陽座『風神』ツアー

2014年11月19日 | monthly report
札幌公演に参加しました。
たぶん、5回目か6回目の参加ですが、
今回が最もよかったような気がしました。
サウンド、セットリスト、オーディエンスが。
今回も助っ人参加しているキーボディストは
大して役に立ってないね。
テープ使わず、keyでオーケストレーション出来ないかね?


選外

2014年09月20日 | monthly report
・Rock You To Hell / GRIM REAPER(1987)
・After The War / GARY MOORE(1989)
・Burning Bridges / ARCH ENEMY(1999)
  
・The Headless Children / W.A.S.P.(1989)
・Ecliptica / SONATA ARCTICA(2008)
・Once Bitten / GREAT WHITE(1987)
  
・Savage Amusement / SCORPIONS(1988)
・Fallen / EVANESCENCE(2003)
・Kings of Metal / MANOWAR(1988)
  
・Systematic Chaos / DREAM THEATER(2007)
・Slaves And Masters / DEEP PURPLE(1990)
・Space Police / EDGUY(2014)



思いついた順で30作品選んだため、漏れてしまったものを追加しました。
この中には30選と入れ替えたいのがいくつかあるよ。

BURRN!祝30年

2014年09月16日 | monthly report
私もこの30年、30枚を選んでみました。

   
1.Painkiller / JUDAS PRIEST(1990)
2.Whitesnake / WHITESNAKE(1987)
3.Rust in Peace / MEGADETH(1990)
   
4.Dream Evil / DIO(1987)
5.Somewhere in Time / IRON MAIDEN(1987)
6.Operation: Mindcrime / QUEENSRYCHE(1988)
   
7.South of Heaven / SLAYER(1988)
8.Hysteria / DEF LEPPARD(1987)
9.Appetite for Destruction / GUNS N'ROSES(1987)
  
10.And Justice for All / METALLICA(1988)
11.Future World / PRETTY MAIDES(1987)
12.Thundersteel / RIOT(1988)
  
13.Ozzmosis / OZZY OSBOURN(1995)
14.Slippery When Wet / BON JOVI(1986)
15.Staying A Life / ACCEPT(1990)
  
16.Blue Murder / BLUE MURDER(1989)
17.Dr.Feelgood / MOTLEY CRUE(1989)
18.Faceless World / U.D.O.(1990)
  
19.Dehumanizer / BLACK SABBATH(1992)
20.Somewhere Far Beyond / BLIND GUARDIAN(1992)
21.Trouble in Angel City / LION(1989)
  
22.Pink Bubbles Go Ape / HELLOWEEN(1991)
23.Facing the Animal / YNGWIE MALMSTEEN(1998)
24.Back for the Attack / DOKKEN(1987)
  
25.5150 / VAN HALEN(1986)
26.Final Countdown / EUROPE(1986)
27.Sigh No More / GAMMA RAY(1992)
  
28.Blood Mountain / MASTODON(2006)
29.Behind Closed Doors / THUNDER(1995)
30.Permission to Land / THE DARKNESS(2003)


順番はあまり関係ありません。80年代後半は良い時代だったね、自分にとってもHM/HR界にとっても。

2014年5月

2014年06月14日 | monthly report
【Ronnie James Dio】

米で発売されていたレインボーの8トラックテープの復刻ブート。

●On Stage 8track Tape / RAINBOW

●Rising 8track Tape / RAINBOW

●Long Live Rock 'n' Roll 8track Tape / RAINBOW


  



【Music】

●Fake Idoles / FAKE IDOLES
全然知らないバンドだったが、ショップで試聴したらカッコよかったので購入。イタリアのバンドの1stでBFMVをハードコアにしたような感じ。ジャケットのインパクトも購買欲をそそった。

●Space Police:Defenders Of The Crown / EDGUY(UK,限定2CD盤)
稀代のメロディー・メーカー、トビアス率いるエドガイの3年振り11th。前作に勝るとも劣らないキャッチィな佳曲満載でサウンドが強化された分、印象は前作より良い。しかし、この萎えさせるジャケには勘弁。

●The Complete Albums 1070-1978 / BLACK SABBATH(EU盤)
1stから8thまで第1期オジー時代のアルバムの8枚組ボックス・セット。ボーナス・トラックは無いが好評のライノ・リマスターなので購入。オジーのサバスは旧盤からリマスターへの買い換えはしてなかったので比較は出来ないが確かに音が素晴らしい。


  



【Book】

●首折り男のための協奏曲 / 伊坂幸太郎(2014新潮社)
7つ連作集。というか短編集を伊坂流の技でつながりを持たせた準連作集。

●雪月花黙示録 / 恩田陸(2013角川書店)
待望の最新作だが『ロミオとロミオは永遠に』のパート2的な作品で、質・量ともに劣る。呆気にとられるラストは、誰かも言っていたが、突然打ち切りになったドラマのようでがっかり。

●疾風ロンド / 東野圭吾(2013実業之日本社文庫)
文庫書き下ろし。前作(というのも変だが)の『白銀ジャック』は雪山に爆弾、今回はウイルスって安易過ぎ、この出版社に義理で書いてやってる、ていう感じの薄っぺらな作品。






【Movie】

●ワールド・ウォーZ(World War Z)
●スター・トレック イントゥ・ダークネス(Star Trek Into Darkness)
●クラウド アトラス(Cloud Atlas)
●G.I.ジョー バック2リベンジ(G.I. Joe: Retaliation)
●レッド・ライト(Red Lights)
●アップサイドダウン 重力の恋人(Upside Down)
●真夏の方程式

RAINBOW - LONG LIVE ROCK 'N' ROLL: US 8 TRACK TAPE

2014年06月14日 | monthly report
コージーの遺品からの8トラック、復刻CD化ブート、第3弾。前2商品同様、音質は大したことはないが、曲順がオフィシャルと異なっていることが主な特徴か。

1. Long Live Rock 'n' Roll
2. Lady Of The Lake
3. L.A. Connection
4. L.A. Connection (cont.)
5. Gates Of Babylon
6. Kill The King
7. Rainbow Eyes
8. Rainbow Eyes (cont.)
9. The Shed (Subtle)
10. Sensitive To Light



以下、メーカー・インフォ抜粋。

コージー・パウエルが所有していたUS版オリジナル・8トラック・テープ・シリーズの3本目にして最終弾が本タイトルです。1978年リリースの「LONG LIVE ROCK 'N' ROLL」。こちらも例によって4つのプログラムに収録されているため、L.A. ConnectionとRainbow Eyesの分断収録。更にはKill The Kingの後にRainbow Eyesが聴けるというなかなかドラマチックな楽曲の流れを楽しむことができます。「LONG LIVE ROCK 'N' ROLL」アルバムそのものは合計収録時間が39分27秒で、8トラのジャケット裏にも記載されているとおり、それぞれ9分57秒の4つのプログラムに楽曲が収録されていることになります。トラック3のL.A. Connectionは1分55秒の収録で、最初のギターソロが始まったとたんにフェイドしてしまい、次のL.A. Connection (cont.) はギターソロから収録した3分のヴァージョンで、ノリの良い曲だけに聴いていて脱力感を伴う2ヴァージョンです。Kill The Kingの後にはThe Shed (Subtle)ではなく、Rainbow Eyesが収録されているのですが、ハードロックの権化のようなKill The Kingの直後にRainbow Eyesが間髪いれずスタートするというにもなかなか良いと思って思わず聞き入ってしまいます。そのRainbow Eyesは7分21秒もある曲だけに最後まで収録できず、5分26秒でフェイドアウトし、またエンドパートがフェイドインでスタートしますが(こちらは1分40秒のテイクになってしまっています。)、後半部分を一旦フェイドさせ、延々とリフレインさせるのはプログレ曲のコーダで良くある手法ですので、意外にもそれほど不自然な感じがなかったりします。ラストはパワフルなThe Shed (Subtle)とスピーディなSensitive To Lightですが、アルバムの終わりはスピード・チューンで軽快にフィニッシュしても良いのでは?と思ってしまったりしました。ということで、かなり凄い処理の聴ける「Rising」と違い、これならまだ許せると思ってしまう「LONG LIVE ROCK 'N' ROLL」8トラックヴァージョン。ここの収録されているヴァージョン、サウンドがベスト、というわけではありませんが、実際は、1977年リリースの素の音がリアルなサウンドで楽しめる本盤のサウンドは、多くのファンに好まれるところとなるのではないでしょうか。

RAINBOW - LIVE IN JAPAN(ボーナス・ディスクその2)

2014年06月09日 | monthly report
おまけディスクのその2。『Tarot Woman』の3分14秒のエディット・ヴァージョン。プロモ・オンリーのソノシートからの復刻ブート。これは音源コレクターとしては大変うれしいプレゼント。



以下、メーカー・インフォ抜粋

「RISING」リリース前にプロモーション用に日本のレコード会社が作製した、Tarot Womanの3分14秒のエディット・ヴァージョンを収録した赤色ソノシートを原盤より復刻したボーナスディスク。Tarot Womanは元は5分58秒ありますので、このディスクは冒頭の1分強をカットしリフ開始前の13秒辺りからフェイドインさせ歌の後のギターソロを一分ほど聴かせフェイドアウトさせるというヴァージョン。プロモーション用とはいえ、これも一つの貴重な公式ヴァージョンですので、ファンは原盤は所有していなくても、音としてコレクトする価値はあると思います。サウンドは現行のCDに比べると、明らかにこじんまりしていますが、プレス盤の8トラと同傾向の音と言え、そもそもこの時代のに本国よりマスターテープとして各国に配布されたテープはこんな感じの質感とバランスのサウンドだったのではないでしょうか。ジャケットも当時の原盤より復刻したもので、マニアにはお馴染みの白黒「Rising」ジャケですが、裏面を改めて読んでみると「リッチー・ブラックモアのニュー・アルバム」「本年最高のロック・アルバム」「「銀嶺の覇者」に見せた輝きが一段と増した」は良いとしても、下部の説明が時代がかっていて面白いのでここに転記します。

BLACKMORE'S RAINBOW - RISING: US 8 TRACK TAPE

2014年06月06日 | monthly report
コージーの遺品からの8トラック、復刻CD化ブート、第2弾。今回のは驚愕の『A Light In The Black』のロング・ヴァージョンが聞ける。しかも、もっと驚くのが下手くそなパンチングでリフをリピートしているだけ。こんなのがオフィシャルでリリースされていたなんで信じられません。

1. Tarot Woman
2. Starstruck
3. Starstruck (cont.)
4. Run With The Wolf
5. Do You Close Your Eyes
6. Stargazer
7. A Light In The Black



以下、メーカー・インフォ抜粋

「こんな公式テイクがあったの?」とマニア間で話題沸騰の「ON STAGE」の「8トラ」ヴァージョン。今回はお待ちかね、「ON STAGE」よりさらに一年前の1976年にリリースされていた「RISING」の「8トラ」です。所有者は故コージー・パウエル。コージーはコレクションと言うか私物で「RISING」「ON STAGE」「LONG LIVE ROCK 'N' ROLL」の3本を所有していたようですが(「DOWN TO EARTH」は無し)、それだけレインボーのロニー時代の三作品に愛情・愛着があったという裏付けではないでしょうか。前回同様に「RISING」を状態の良い8トラ専用プレイヤー(これを探すのが困難)で再生してみました。そこには驚きの連続があったのです。「ON STAGE」での説明でも書いた通り、「8トラ」は4つのプログラムで構成されており、プログラム順で自動再生していくシステムです。カセットより広い6ミリの幅のテープに4つのプログラムが並行して記録されているわけで、再生装置をオートプレイ状態にしておけば、自動的に「ONE」「TWO」「THREE」「FOUR」と再生されるわけで、たしかにアルバム全部を一気に聴くには便利なような気もするのですが、問題はソフトを作成する際に、各プログラムごと、全て均一の時間で設定しなければならないということなのです。おそらく、8トラ・メーカーの人は「RISING」のマスターテープを渡されたときに、同時にトラックごとのタイム表も貰っていると思われます。「RISING」で一番長い曲はStargazerですので、そこからこの8トラのプログラムの時間設定をStargazerの収録時間8分26秒+余白数秒で、8分32秒と設定したのだと想定されます(ジャケットにも8:32の表記あり)。そうすると、Tarot Woman(6分)、Run With The Wolf(3分50秒)とアルバム通りに入れると、Run With The Wolfの2分30秒目は歌のサビの部分ですので、8トラ製作者は流石にそこで分断するのは忍びないと思ったのか、思い切って、2曲目と3曲目の位置を逆転させて収録するという奇策に出たわけです。結果、2トラック目に収録されたStarstruckはリッチーのカッコ良いギターソロの25秒目で虚しくフェイドアウトするものの、「PROGRAM TWO」はそのソロの終わりからフェイドインし、その位置にはStarstruck (cont.)という曲後半の1分46秒ヴァージョンが収録されるという結果になってわけです。Starstruckを分断収録することで、代わりにRun With The WolfとDo You Close Your Eyesはフルで収録されています。「PROGRAM THREE」には最長曲Stargazerもフルで収録されているので問題なし。
しかし、「PROGRAM FOUR」で8トラ製作者は問題に直面したようです。A Light In The Blackも大曲とは言え、Stargazerより16秒短い8分12秒テイク(余白を入れても8分15秒程)で、これでは17秒もエンドに空白ができてしまう・・・とうことで、これを避けるために、なんと勝手にA Light In The Blackのイントロを長めに編集し、8分32秒のロングヴァージョンを造り上げて収録しているのです。通常、18秒目で歌に入るところを本テイクでは35秒目で歌に入るようにイントロを編集しています。どうやってるかと申しますと、メインリフの後のEmのスケールダウンのキメの直後(14秒目)に、メインリフのスタートからスケールダウンのキメまでの12秒のコピーテープを挿入しイントロセクションを倍の長さに収録し、更には30秒目にリフ回数を勝手に増やすという神をも恐れぬテープパンチを2回行い(しかも雑な処理!)、オリジナルなA Light In The Blackのロンゲスト・ヴァージョン(8分33秒テイク)を、恐らく勝手に製作・収録しているわけです。いやはや、こんな「公式」テイクがこの世にあったとは!

RAINBOW - LIVE IN JAPAN(ボーナス・ディスクその1)

2014年06月02日 | monthly report
上記、ブートのおまけCDRだが、じつはこちらの方がうれしかったりする。DJは誰かわからないのだが、ゲストは大貫憲章。



以下、メーカーインフォ抜粋

あの「ROCK ON」に続き、RAINBOWの初来日ライヴを貴重なラジオ番組放送テイクで収録した「RISING IN OSAKA」テイクを、エアチェック録音テープより再収録。この放送の冒頭で語られる番組名「LIVE IN JAPAN」(「ON STAGE」リリース前の仮タイトルもこれでした。)として、新装ジャケにて再リリース決定です。内容は、1976年12月9日の大阪厚生年金会館公演(大阪3公演目)をメインとした、約36分間の放送をパッケージ(もちろんあの「ROCK ON」とは別番組)。極上のライヴ音源と共に出演者のトークも聴き応えたっぷり。聴き手を35年前へと誘う、ギフト・タイトルならではの一本です!

RAINBOW - ON STAGE: US 8 TRACK TAPE

2014年05月31日 | monthly report
またまた、コージーの遺品から、レインボーの商品化。正直、一度聴いたら一生ラックで眠ってしまうであろう、コレクターズ・アイテム。まさにレインボーやロニー関連なら何でもほしい人向け。



以下、メーカーインフォ抜粋

コージー・パウエルが所有していた激レアなUSポリドール製「8トラックテープ」をダイレクトに初CD化!各所で独自の編集痕が確認できる「On Stage」の「8トラ」ヴァージョンを、当時も今も、日本で聞いていた人は恐らくいないのではないでしょうか。ということで、本盤の出現により、おそらく全てのレインボー・ファンは、貴重な「ON STAGE」の「8トラ」ヴァージョンを初めて聴くことになると思います。そもそも「8トラって何?」と思われるファンの方に簡単に8トラを説明します。Wikipediaによると「8トラ」はRCAビクター社をはじめとする数社のコンソシウムによって、1965年にステレオ録音された音楽を手軽に再生できるメディアとして開発されたもので、主たる想定用途はカーオーディオでの使用とのこと。4つのプログラムが1本のテープに平行して録音されているのが特徴で、4つのプログラムを連続自動再生できるという利点があります(ですので長時間のライヴソースの再生には向いているのかも)。縦13.5cm、横10cmという、カセットに比べると大型の耐久性に優れたケースが使用されており、ゆえに、アメリカを中心に主にカーステレオ用に幅広く普及していました。日本では音楽ソフトはLPとカセットのみで、洋楽ソフトの8トラ版は一部の例外を除き殆どリリースされませんでしたが、アメリカ、そして一部ヨーロッパでは各アルバムごとに8トラがコンスタントに生産リリースされており、特にアメリカでは一定の需要はあったようで、80年代前半期まで、例えばDuran Duran等の8トラも公式リリースされていました。(日本では70年代はカセットプレイヤー付きの車両はなく、殆どがラジオのみで一部に8トラプレイヤーが搭載されていました。)カセットに比べると幅の広いテープはリールテープに近い感じで、再生すると自然な温かみに加え、重厚感溢れるサウンドが飛び出してきます。日本ではカラオケ店、更にはトラックの運転手らが演歌ソフトを聴いたりするのに愛用されていた8トラは、車上などのハードな環境下でも耐えうるように頑丈に造られていたためか、38年近い時間が経過した今聴いても、まさにその時代に造られたそのものの音が、一切の劣化無くスピーカーから飛び出してきます!現行のCDと比較しても、その音質の差は歴然としており、強烈なデジタルマスタリングにより、全ての音が過剰に主張している現行盤と比べ、全く別物と言える、自然でマイルドな、喧しさ・押しつけがましさが微塵もない、実に懐かしい音色・サウンドを楽しむことができます。また8トラ特有のテープの幅の太さのせいか、カセットテープでは表現しきれない、音の奥行とパンチ、更にはパワフルな出力感を、実に魅力的な音像で体感することができます。弱音の箇所では、アナログテープ特有のヒスノイズも聞こえますが、あたかもマスターリールを再生しているような音の感触を楽しめると思います。まずは皆さん一曲目のKill The King で比較してみて下さい。これぞライヴテープ!といった感じの本テイクに比べて、公式テイクは全てのパートが煩く(ボーカルですら)、やかましい感じのサウンドになっていまっているのが比較により、お分かりになられると思います。「これだよ、これ!俺らが聴いていたのはこれ!」とスピーカーの前で思わずガッツポーズを取ってしまうファンも多いのではないでしょうか。全てが必要以上に主張している感のある現行CDの音の押しつけがましさが後退し、全体が自然かつ最良のバランスで鳴っているため、Man On The Silver Mountainの中間部のBlues等もベストなサウンドで楽しむことが出来ます。とにかく、現行オフィシャルのベースの音は大きすぎです。全体的に言えるのですが、本テイクは、ベースの低音が低めなので小気味いい感じで、邪魔になっていないわけです。
またピンク・フロイドの「アニマルズ」でも有名ですが、アルバムによっては8トラ独自のミックスが聴けるもののあり、意外と侮れません。(Catch The Rainbowのロニーの曲紹介後の2箇所の高音シンセのような音も本テイクには入ってません。)あと、最後にこれが「8トラ」ソフトの非常に面白いところなのですが、最初に説明した通り、8トラは全体を均等の時間に4分割のプログラムで収録します。本来ならレコードのA~D面を4つのプログラムに落とし込めば良いと思うわけですが、「On Stage」の場合は、ひとつのプログラムがこの約16分強に設定されており、これで全体の64分をカバーするように編集されています。ゆえに、アルバムの面が16分に収まりきれない部分は、独自のフェイド処理により、次にプログラムにまたがって収録されるという結果になっており、テープのジャケにも記載されている通り、下記のような構成になっています

1. Over The Rainbow
2. Kill The King
3. Man On The Silver Mountain / Blues / Starstruck / Man On The Silver Mountain(reprise)
4. Man On The Silver Mountain(Concl.)
5. Catch The Rainbow
6. Mistreated
7. Sixteenth Century Greensleeves (Begin)
8. Sixteenth Century Greensleeves (Concl.)
9. Still I'm Sad

2014年4月

2014年05月11日 | monthly report
【Ronnie James Dio】

●Live in London Hammersmith Apollo 1993 / DIO(BD)
1993年12月12日、英ロンドンのハマースミス・アポロで行われたディオのライブ映像。こんな秘蔵映像があったのか、と思わずにはいられない衝撃のリリース。当然、当初は商品化するつもりで撮影したのだろうが、思いの外、受け入れられなかったトレイシー・Gとのパフォーマンス(もちろんアルバムも含めて)にロニーは失望しリリースを断念したのだろう。本作のライブ・パフォーマンスはベストとはいえないだろうが十分やれてるし、トレイシー時代の映像ビデオ商品は皆無だっただけに資料的価値としても今回のこの遺作は最大級の評価が与えられる。『STRANGE HIGHWAYS』アルバムから6曲もセットに入れられているのはやりすぎの感は否めないが、この路線にロニーも自信を持って本気で進もうとしていたことが伺える。実際、『DEHUMANIZER』から続く流れとしては自然な路線であったはずなのに、こんなにもファンから拒絶されたのは悲劇としかいえない。90代のHMの変遷期において、前進したいロニーの気持ちに対し、古くからの私たちロニー・ファンの彼の様式美へのこだわりが彼の足を引張ったのは明らかだが、80年代活躍の他のバンドの例に漏れず、やはりディオも"OLD WAVE”と見なされたことに他ならない。本作の難点をあえて言えば、ヴィニーの横にべったり張り付くカメラマンが目障りなのとオーディエンスのテンションの低さだ。ボーナス映像にはウェンディとバンド連中のライブ後の楽屋での和気あいあいとした様子が納められている(ここではステージで全く姿を現さないスコット・ウォーレンが見られる)。




【Music】

●Better Days Comin' / WINGER (伊デラ盤 CD+DVD)
5年振り6th。復活後の3作はどれも素晴らしいのだが、マンネリと化している感は否めない。復活作の4thくらいプログレッシブにやってくれると最高なんだがね。

●Sunstorm / SUNSTORM(伊盤)
ジョー・リン・ターナーのプロジェクト、2006年作の1st。良質なハードポップ作だが、奇跡の傑作2ndと比べるとやはり楽曲の出来にばらつきが目立つ。

●Love's Sping Wish / STARBREAKER(伊盤)
昨年TNTに復帰したトニー・ハーネルのプロジェクト、2008年作の2nd。適度にダークでウェットなメロディックHM。スローorミドルテンポの曲ばかりなのが難点だが、トニーの良さが生きた佳曲が満載。

  


【Book】

●ナミヤ雑貨店の奇跡 / 東野圭吾(2012 角川書店)
さすがのストーリー・テラー、東野圭吾といったころ。ありがちな話しも、彼が一味加えれば、感動的なSFになる。時空を超えて、どんな相談にも答えてくれるナミヤ雑貨店。

●ブルー・ゴールド / 真保裕一(2013 朝日文庫)
水資源を扱った企業間の熾烈な争いを描くミステリー。スケール感の大きい陰謀を思わせながら、最後のオチには拍子抜けさせられるが、2時間ドラマにしたら十分楽しめそう。2010年作の文庫化。

●完全恋愛 / 牧薩次(2008 マガジンハウス)
本格ミステリ大賞を受賞した2008年の話題作の1つだったと思うが、正直全然おもしろくなかった。愛のために犯罪に荷担したある画家の生涯を描いたミステリーのようだが、ミステリーとしても恋愛ものとしても中途半端で、オチもつまらなく作者は何が言いたかったのか全く不明だ。

 


【Movie】

●ウルヴァリン:SAMURAI(The Wolverine)
●エリジウム(Elysium)
●フローズン・グラウンド(The Frozen Ground)
●ローン・レンジャー(The Lone Ranger)




3月、4月は忙しかったが、良い結果になれば、と祈るばかりだ。