松下幸之助<一日一話>
4月1日 縁あって
今の自分があるのは、様々な縁があってのこと。
あの時、あの瞬間、あの場所。さまざまな条件が複雑に絡み合って今がある。
縁というものは、ほんとうに不思議なものである。
松下幸之助<一日一話>
4月2日 人間はダイヤモンドの原石
昨年、島根県に学生さんを引率しての研修旅行をした。目的は、非日常の体験。山奥で一心不乱に、陶芸やジュエリー制作に没頭する。そんな事をしたかったのである。
その研修旅行で、シルバーリングを作った。シルバーの棒を、リングに成形し、磨く。同じ素材なのに、研くプロセスの労力のかけ具合によって出来上がったものは、輝きが違う。
まさに、素材のよさを生かすも殺すも、扱った人次第でどうにでもなることを体験した。
ついつい、あいつはダメだ!と決め付けてしまうことがある。実際、昨日の合同部課長会議において、新任の科長が挨拶をした。その挨拶だけで、評価を決めている自分がいる。
でも、あういう場でどういう風にどんな話をするのか。大事ですよ。また、その人のかもし出す雰囲気も大事。あういう場での印象が、その人の大部分を決めてしまうという事を意識しないとね。
そういうことを教えてあげないといけないのでしょうね。わからないで出来ないのであれば、教えてあげないと。でも、教えてもできないとなると・・・
(ただ、そういうステージに立つのだからわかっていて欲しいけどね)
しかし、人はある働きかけでは気づかなくても、違う人の違った働きかけには気づいたり。時がたったら、同じ働きかけでも気づいたり。さまざまである。
働きかけをする人の、腕次第ってことね。
教員ってそういう働きかけ(ストローク)をする職業なんですよね。
でもね。ダイヤモンドと思って研いても、石炭だったら
一生光らない