ガトゥ・ハロゥ

八犬伝と特撮と山田風太郎をこよなく愛する花夜のブログ。

眼鏡の忍者

2010年01月15日 00時37分53秒 | 自己カルト的
何故か萌える組み合わせ。【忍者】と【眼鏡】

例えば。
「やじきた学園道中記」の小鉄とか、
「美少年大混乱」の新聞部部長さんとか。
「忍たま」の乱太郎とか。

その2は【忍者】の【先生】。というか、【忍者学校】もの。

「NARUTO」のイルカ先生とか、「忍たま」の土居先生とか。
【和み】+【忍者】な相反している設定が好き。

「キャラメルリンゴ」の二人の先生はあんまり…だって性格入れ替えたゾロとサンジ。
見た目もそのものなんだもの。これさえなければ単行本も手元に置いといたのに。
「さすがの猿飛」の校長先生。「忍者マン一平」の校長先生もいいな。狸じじいだけど。



そして子犬は伏姫のもとに ~ 【伏 ~贋作里見八犬伝】 ~

2010年01月14日 23時47分56秒 | 【伏 ~贋作里見八犬伝】
物語は3年後。
美しく成長した伏姫とたくましく成長した八房。
相変わらず婆娑羅のように汚い格好で八房と共に草原を駆ける。

「角川ノベルズ」版だとそろそろ妖怪軍団が出てきて城を攻め落とす頃。

こっちはそれらしき妖怪はまだ出てこないけど、玉梓の名前は出てきました。
安西景連は義実の親友としてもう出てきておるし。

さて。
この「八犬伝」はタイトルに「伏」と入っているので彼女中心の話なのだろうけど
この「伏姫」から生まれてくる、又は関わりとして出てくるかもしれない
八人の犬士がなんとなく不憫…。

「白色」は「八房」に ~ 【伏 ~贋作里見八犬伝】 ~

2010年01月14日 23時20分47秒 | 【伏 ~贋作里見八犬伝】
強引な手段で子犬を自分のものにした伏姫。
「城の天守閣からの落下」という伏姫の行動がこの後の彼女の運命を
暗示しているような感じ。


うっかり第四話の文春も買い損ねかけて、返品本の中から出してもらってきた。

なので今日は二話続けて読める幸せな日。

超能力者合体  ~超人間プラスX~

2010年01月10日 00時51分01秒 | 特撮
金魚を見つめるかすりの着物の男の子がテレポート。
「念動力」を持て余す不良少年のポケットにはハツカネズミ。
犬にふれると透視能力発動の「耳」「目」である少女
イルカ達の導きで皆を探す頭脳「計算機」の小学生

そして主人公は皆をまとめる「心」であり「意志」である。

英二はペットの文鳥に触っているとき見知らぬ声を聞き、
修学旅行で江ノ島にいるというその声の少年と会う約束をする。
聞こえなくなった声を探しているとまた違う声が。それは
偶然、犬にふれて超能力を発動していた幼馴染の少女だった。
共に江ノ島に向かう途中でまた新たな声を聞く。
それは超能力に目覚め始めた彼らに迫る危機への予兆。

イルカに導かれ集まる5人の少年達。
だが、彼らの力を利用しようとする組織の手が近づいていた…。

後半からラストまでは一気に進み、彼らを意味あるものとして生み出した
宇宙の意志、その上の世代の存在などただただあっけにとられるばかり。

超能力者の存在する意味とは?

英二は”無”の意識体となって宇宙の彼方の戦争を見る。
彼らの話を聞き、良きアドバイザーとなっていた先生によって
英二達は力とその記憶を封じられる。
いつか大人になって本当にその能力が必要とされる時まで。
先生も「超人間」らしいという余韻を残して物語は終わる。

小学4年くらいの時に妹に薦められて読んだ本。
要所要所の場面しかもう覚えてないけれど「少年少女向けSF小説」
としてしまうには勿体無いくらいSFのSFで。

もう一度読みたいな。復刻されるまであとどのくらいか判らないけど。

地球が意志を持って危険を感じて超能力者を生み出す。
その視点から見ていいなら「ウルトラマンガイア」の主役二人が
属していたというアルケミーズスターズの設定とか。

世界各地で超頭脳を持つ子供達が次々と生まれ、彼らは独自のネットワークを
築き「アルケミーズスターズ」という天才集団となり。主役の我夢もそのメンバー。
(何気に空母みたいな基地の設計をしていたりする) 
優秀な頭脳が行き着いてはいけないところに行ってしまって、地球を守る為に
「人類排除」を結果として出してしまった藤宮も元メンバー。

「人類を守る為」に戦うガイアと、「地球を守る為」に戦うアグル。

「ガイア」見直そうかな。

都会は魔界

2010年01月07日 21時43分40秒 | 自己カルト的
前回触れた「クトゥルフ」ですが、意識しないまでもソレ系を読んだのは
「魔界水滸伝」(栗本薫 著)が最初のような。

都会は魔界 ~角川ノベルズ異次元体感フェア86’~

の時に購入した1巻かな。ちなみに修学旅行(中学)の間に読もうと思って
買ってもらった本。「髑髏の満月に照らされた夜のビル街に巨大な妖獣が出現」
といった感じの永井豪氏のイラストポスターがあまりにも迫力で、ついふらふらと。

「鋼の錬金術師」1巻初版の帯は銀色だったけど、この角川ノベルズ創刊第一期
の1冊目初版には金色の帯。何故か1冊だけ金色帯の1巻があったので
「魔界水滸伝」を思わず手に。(もうシリーズとしては結構出ていたはずなので)

同フェアで覚えているのが、「宇宙皇子」「ヴァンパイアー戦争」「帝都物語」
「魔界都市新宿」「凄ノ王伝説」「オーラバトラー戦記」…が約半分。残り半分は忘却。
にしても、富野監督、荒俣宏、菊池秀行、永井豪、などなど濃い。かなり濃い。

あと、「クトゥルフ」系、もしくは「かも?」な小説・漫画で読んだり見たり。
(「クトゥルー」って呼び名はあまり好きじゃない。でもこっちの方が正しい読み方らしい)

・【ラヴクラフト全集】(創元推理文庫版:H.P.ラヴクラフト)
  (表紙といい、中身といい、雰囲気といい申し分無い。でも怖くて部屋に置けない)
・【ク・リトル・リトル神話集】(国書刊行会)
  (全集を購入したらオマケでもらった。未読)
・【斬魔大聖デモンベイン】(ニトロ+)
  (これは結構最近。男性向け18禁AVGだったのに男性キャラに人気が出て、
  公式で女性向けオンリーイベントが開催されたり、アニメになったり)
・【ラプラスの魔】(角川スニーカー文庫:山本弘 著)
   (表紙のお兄さんのイラストに釣られました)
・【妖神グルメ】(ソノラマ文庫:菊池秀行 著)
  (包丁持った学生服のお兄ちゃんが表紙のVSルルイエ話)
・【邪神惑星一九九七年】(ソノラマ文庫:風見潤 著)
  (クトゥルーオペラシリーズ。宿命を背負った7組の双子超能力者VSアザトート)
・【魔界水滸伝】(角川ノベルズ:栗本薫 著)
  (涼君弱すぎ。多一郎さんは変態過ぎ。インスマウスという単語はここで知った)
・【仙術超攻殻 ORION】(青心社KC:士郎正宗)
  (フングルイのアレはアレなんだと思う。続編はヒルコ話で化け物娘がいっぱい)
・【ウルトラマンティガ】(円谷特撮)
  (ラスボスがクトゥルー、現役ジャニが主役、初代の娘さんがヒロイン、
   実相時監督の回があったり、なんとなく物語全体の雰囲気が暗いヒーローモノ)
・高橋葉介の漫画いろいろ
  (【夢幻紳士】のアトラクナクアとか、【海からきたドール】のダゴンとかいろいろ)



「ツァラトゥストラはかく語りき」がどうしても思い出せなくて
「ツァトゥグァはかく語りき」とつい書いてしまったことを思い出したり。
(もちろん×。でも語感は似ていると思う)


笑うせえるすまんでどーんっ!

2010年01月05日 00時00分25秒 | 特撮
高校生の頃、「ギミアぶれいく」というとても胡散臭いバラエティ番組がありまして。

糸井重里が「MOTHER2」を遅れに遅らせた原因の「徳川埋蔵金」とかやってたり。
もっぱら自分は、番組中盤で放映される短編アニメが目当てだったので、
特集とかはあまり覚えていませんが。
アニメっていうのは、藤子A先生の「笑うせえるすまん」とか、石ノ森先生の
「化粧師」とか。

夏休み企画のホラー特集で、「内田春菊の呪いのワンピース」がアニメ化
されたのもこの枠。タイトルはちゃちいけど、中身はなかなかのホラーもの。
着ると美人に見える不思議なワンピースをめぐる短編集。

・仕舞ってあったママの古いワンピースを着てパーティに行き気狂いになりかける話。
・好きだった男の子からもらったワンピースを着てそのままどこかに行ってしまう話。
・ワンピースが身体の一部になってしまう話。

3つめがエグイ。赤いワンピースを透かして見ると、赤い血管が見えるってオチ。
2つめは描写がエグイ。「ボロボロの男の人と嬉しそうに手を繋いで歩いていった
のが目撃された最後の姉の姿でした」との妹視点。
このワンピース、何度燃やしても持ち主の元にいつの間にか戻ってきてしまうと
いう設定があるのですが、その理由は謎のまま。

ホラードラマ枠が「インスマスを覆う影」。主演が怪演俳優の佐野史郎氏。
「クトゥルフ」好きがその世界を壊さないように大切に作ったという感じのドラマ。
佐野氏そのものがラヴクラフトの世界に日本人として入り込んでいても
違和感無い様な感じ。「ネクロノミコン」は手作りって…。

日本が舞台となるように若干名称などは変えてあるものの、「誰かが見ている」
閉ざされた世界系ホラーとしては、自分的にも「怖い」と思える水準クリア。
ラヴクラフトの静かな侵略モノは、日本のサイレントホラーに合っているのかも。

当時の自分としては「わがふるさとは黄泉の国」(半村良 著)っぽいなと
思った記憶が。ちなみに「クトゥルフ」は早世した友人が勧めたから。

調べたら、脚本家の人も「クトゥルフ」好き。
「ウルトラマンティガ」のラスト近くで、ガタノゾーア(=ガタノトーア =旧支配者)、
ルルイエ、ゾイガー出したのはこの人だったんかと。特撮でソレ系というと
死神博士=天本英世が声優をやった「ネクロノミカン」のゲームを思い出したり。
「ミコン」じゃなくて「ミカン」。なにその可愛らしい響きって笑った記憶もある。

幼少時、「いきなりダゴン」ってアニメがあったけどさすがにこれは違うだろうと。
むしろ自分的に謎のアニメ「ジムボタン」の方が気になってたり。


今思うと、よくこんな薄気味悪いカルト的なアニメとドラマを放映したものだと。
「笑うせえるすまん」を有名にした番組ってだけじゃなかったのだなと。

「萌え萌えクトゥルー神話事典」が意外と面白かったので、ふと思い出してみた。

幻想八犬伝

2010年01月04日 00時23分11秒 | 八犬伝いろいろ
以前、とはいってもまだ単行本が10巻にもいってなかった頃。

「鋼の錬金術師」は「パタリロ!」みたいなキャラ配置に
なっているから、ギャグでもシリアスでもストーリーが展開できるんでは?

とどこかで書いたら、賛否両論分かれてどっちかというと怒られた。
銀帯付き1巻初版から持ってるけど(2002年の猫の日発行)、アニメは見てない。
漫画も小説もパターンっていうのは必ずあるから、そう怒るものでも
無いと思うのだけど。

で、「パタリロ!」が外伝、パロディ編合わせて単行本100巻越えたと
年末あたりの新聞にそんな記事が載っていた。

「少年愛」が物語要素のひとつなので、女性的な少年or男性、男性的な男性
が主要人物のほとんどを占めているのだけど
初期はそれでも女性的女性がストーリーの鍵としてよく出てきていて
海外短編ドラマのようなお話が多々あって。
個人的には20巻までのお話には「名作」が多くて好き。
「忠誠の木」とか、「幻想帝国」とか、「フライミートゥーザムーン」。
この3つのお話は今でも読んでも泣く。

「幻想帝国」は、或る宝石の中に住む美少年と、宝石の持ち主である退廃的な青年の話。
「呪いのダイヤ」を偶然手に入れたパタリロが、占い師ザカーリの力を借りて
わらわらやっている内に、あらゆる偶然の一致から二つの世界が繋がって、
少年に恋焦がれていた青年が向こう側の世界に行ってしまう。

宝石の中に別世界があって人がいる。なら、数珠の水晶の珠の中にも
それぞれに世界があって、犬士がそれぞれにいたら面白かろうと。

と、いうわけで。
呼ばれて飛び出てじゃじゃじゃじゃん、な「八犬伝」。

【幻想八犬伝】
伏姫を探してさまよう息子のゝ大法師=現代の大輔さんに事件があるごとに
数人ずつ呼ばれて化け物退治。
それぞれに「大輔の父親」を主張する八犬士達は伏姫探しには協力するけれど、
それぞれの珠の世界に伏姫を引き込もうとけん制し合って画策を練る。

仲悪い八犬士の話はまだ無いようなので、どなたかにお願い。
書いてください。