ガトゥ・ハロゥ

八犬伝と特撮と山田風太郎をこよなく愛する花夜のブログ。

少女革命  【伏 ~贋作里見八犬伝~】

2010年09月08日 00時05分49秒 | 【伏 ~贋作里見八犬伝】
因果の終わり。

昔、里見の城主に首を落とされた怪盗玉梓の呪いが”因”。
里見の一族がいなくなり城も無くなり森も無くなって”果”。

玉梓の呪いはやっぱりあった。

第一話では、伏姫を「負」の力を持ってしまった子、
殺さなければ「傾城」となると予言した銀の歯の森の占い師の
首を刎ねたのがきっかけかと思っていたのだけど。

里見の一族と、銀の歯の森の一族との確執はその流れの途中だったと。

鈍色の奥方だった簪は結局何だったんだろう。
思わせぶりな割りには何もないまま死んで消えてしまった。

個人的に思うのは。
「銀の歯」が櫛のイメージだから、藍色が吊城の「櫛」。
城を引き継ぐにはあまりにも力不足な鈍色を、吊城に留めておく為の
押しピンのような役割となったのが奥方の「簪」。

銀、簪、櫛。女性の象徴。花魁で隠れ「伏」だった銀色がその塊。
鈍色が幼い日に夢見ていた世界の住人。

少女として成長したかった鈍色の願望世界だったのでは、と。


<今週の文春記事>
・マツコ・デラックスのインパクトが強すぎ。

・「おんなの窓」がほんっとーにつまらなくなった。

『子育てより「ハンター×ハンター」の続編早く出せ富樫!!』
と憤るそっちのFANの人たちの気持ちが少しだけ判った。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿