正々堂々blog

衆議院議員川内博史の日記。

参考人質疑

2005年03月14日 | Weblog
先週金曜日のブログに書いた通り、ぼくが野党筆頭理事をつとめる文部科学委員会は大荒れです。

委員会の運営を決める理事会で、義務教育費国庫負担法の一部を改正する法律案について院外の有識者の意見を聴く為の参考人質疑について合意をしていました。

ところがぼく達野党が推薦する田中康夫長野県知事が気に入らないからという理由で、与党は参考人質疑を中止するという決定を、与党3人だけが出席する集まりで委員長が強引に決めてしまいました。ぼく達は、参考人質疑は、広く色々な方の意見を聞く場であるという認識のもとに、与党が推薦する石井岡山県知事、与野党共同で推薦する鳥居中教審会長については、全く異論なく同意をしていました。ところが、ぼく達が推薦する田中知事に、与党は反対してきたのです。

知事会の中でも、文部科学省とは全く違う立場で「国は義務教育に対してしっかりと責任を持つべきだ!!」として義務教育費の一般財源化に真っ向から反対し、知事会の意見書の中にもその反対意見をしっかりと記録させている田中知事の意見を聞くことが、なぜダメなのでしょうか?

与党は、最後までその理由を明らかにしてくれませんでした。与党の気に入る人物しか国会で発言することは許されないのでしょうか?

「万機公論に決すべし!!」

今こそ、この言葉を与党の先生方にかみしめていただきたいです。こんな結末はさみしすぎます。数さえあれば、何でもできるのでしょうか?

民主主義は言葉のプロレス、言葉と言葉の闘いであり、数を頼んで気に入る・気に入らないの闘いをする場ではないのです。

最新の画像もっと見る