正々堂々blog

衆議院議員川内博史の日記。

政治の私物化

2005年07月21日 | Weblog
郵政民営化は「改革の本丸だ」と小泉総理はおっしゃいます。

でも、改革の本丸は、行政のムダを省くことであり、郵政事業は1円の税金も使わず、山間へき地離島までネットワークを維持し、利益が出たら国庫納付をし(実際に国鉄民営化の際の借金を1兆円負担しています)、年金の国庫負担分まで自分達でまかない、国民の皆さんから最も信頼されている理想の公務員集団である郵政公社を民営化することは、本丸どころか、大間違い。

小泉さん。竹中さんが、おっしゃる郵政民営化の利点とされるものは、すべてがゴマカシであることが、この間の国会の質疑で明らかになっています。

すべて郵政公社のままで、改革可能なのです。

勇気ある自民党議員のひとりであり、今やヒーローになっている城内実さんは、「法案を勉強すればするほど賛成できない、という決意が固まっていったんです。」とコメントしています。

だからこそ、7月5日の衆議院本会議決戦で、あれだけの造反につながったのだと思います。

郵政民営化が、国民の利益につながらないことが明らかになったのです。

しかし、小泉さんは「丁寧に説明する」と「ゆっくりしゃべる」に、「法案の否決」を「不信任」に言い換えて、国民の代表である国会議員を「解散」とか「自民党が分裂する」と脅かすだけで、法案を通そうとしています。それはそうでしょう。

だって、民営化が国民の利益になる、という説明は、法案のどこを読んでもできないからです。

アメリカと日本の一部の金融資本、産業資本の為にしかならない法案です、なんて口が裂けても言えないでしょうからね。

小泉総理は、政治を私物化していらっしゃるようです。これは、大変危険なことです。御自分のワガママを通す為に党を私物化し、国会を私物化するのは、即刻止めていただきたいものです。

なぜなら、ぼく達は小泉さんの為に国会にいる訳ではなく国民生活の向上の為に国会に居るのだから、です。

もちろん、解散になったら正々堂々と返り討ちにして差し上げましょう。

大義の御旗は我にあり、です。

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