西善寺コミネカエデは秩父札所八番の西善寺境内にあり、幹の周囲3.75m、高さ10m、枝張り東西17.5m、南北17.5mの樹勢旺盛な巨木です。樹種はイロハモミジ系で樹齢推定500年とも600年とも言われ根張りも見事で、枝下は一面苔に被われていました。 今年の紅葉は例年より早く始まり11月30日に訪ねた時には殆どの葉が落ちていましたが逆に見事な樹形を見ることが出来ました。
門前にはタラヨウの木があり沢山の赤い実をつけていました。タラヨウの木は雌雄異株で雌木には雌花を、雄木には雄花を咲かせます。雌花には4本の雄しべと1個の雌しべがあり、雄花には同じく4本の雄しべと退化した小さな雌しべが1個あり。開花時期は初夏で、花は雌雄いずれも黄緑色。赤い実をつけるのはふつう2~3年に一度だそうです。赤い実を見たのは初めての経験でしたので嬉しい出会いとなりました。
冬紅葉の淡き残り葉透かしをり
8番の札所は秩父ご開帳の時に一緒に歩いたお寺でしたね。
紅葉のコミネカエデを見たことがないという巨木のメンバー8人と行きましたが全員の都合のいい日を選ぶとなると難しかったです。まずは西武秩父駅で名物のわらじかつ丼やおそばを賞味してからタクシーで西善寺へ向かいました。
散紅葉ではありましたが巨木の姿を眺められて皆喜んでくれました。来年は日にちを決めずに最高の時に出かけたいと思いました。
コメントありがとうございました。