和子の記録 フォト&俳句

長い間ネイチャーフォトを楽しんで来ましたが最近これに俳句の趣味が加わりました。まだ不慣れですがブログに載せていきます。

日置市を訪ねて Ⅱ  大汝牟遅神社 千本樟

2022-06-12 21:35:48 | 日記

オオナムチジンジャ



ご神木のクスノキ















千本樟の森














日置市吹上町中原に大汝牟遅神社(オオナムチジンジャ)があります。神代(かみよ)の昔,瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)がしばらく宮居(みやい)された所であるとの伝説が残っているそうです。
境内には樹齢800年を超える大きなクスノキのご神木がありました。
毎年11月23日には同社前の馬場で行われる流鏑馬(伊作流鏑馬)」(県指定無形民俗文化財)も有名だそうです。約200mの馬場に40m間隔に設けた3つの的を2人の射手が馬上から弓で射る。射手は、事前に「九字切」で魔をはらうと案内板には書いてありました。戦国島津家の尊崇を集めた神社なのですね。大きな石の、イシノコンボサア(石の子望神様)は、子授け 安産の神様として広く信仰されているようです。参拝して願を掛け小石1個を持ち帰り、妊娠 出産後は喜びを倍返しとして2個の小石を納めるお礼参りの風習があるそうです。
神社の参道東側には神秘的な雰囲気が漂う楠の森があります。樹齢800年以上の大クスがあたかも寝ているように連なり、また天空に伸びあがるように梢を伸ばしています。その姿は臥龍を思わせ、20数本しかない楠が千本あるように見えるのでその名がついたようです。倒れて朽ちた根回り18mの楠が親木とされ、神話によると大汝牟遅下向の時に楠の枝を地に差し、それが根付いて親木になったとか。
ドラマ「精霊の守り人」(主演 綾瀬はるか)の撮影が行われたロケ地としても有名な場所でパワースポットにもなっています。
うっそうとした巨木群の広場では近くの小学4年生のグループが野外授業でこの森の巨木の絵をかいていましたし、神社の境内でもキャンバスを広げていました。

緑陰にたたづみて知る史の重み