前期作品講評会での研究生i君の作品です。
1年生のとき、まだ方向性を模索していたi君ですが、講評会でのある先生のアドバイスをきっかけに、進むべき方向を見つけて踏み出しました。
学校は、自分の道を見つける場所でもあります。
自分の道を見つけて踏み出すときが、卒業であれば・・・と、そのために先生方が指導しているのです。
1年生が5人ほど、前期授業の感想を簡単に書いてくれました
「講評会に自分が出した作品は『初めて描いたマンガ』にしては、それなりにできたと思います。
ですが、自分が『完成させたいマンガ』にはまだまだなっていないので、夏休みやこれからの授業でもっとデッサン力や画力を上げていきたいです」
浅井
「油彩やフォトショップなど初めての作業ばかりで大変でしたが、先生方の指導が丁寧だったので楽しかったです」
きーちゃん
「中美は、授業で先生が一人一人の個性をまず大切に教えてくれるので学ぶことが楽しいです。
指摘されることも的確で、なるほど!と思うことばかりです。
入る前は、技術的な心配がとても大きかったですが、今はむしろもっとたくさん技術を学びたいという気持ちです。
講評会では初めて皆の課題以外の作品を観れて、それぞれの今まで見たことのなかった部分を見れたような気持ちで面白いと思いました」
cacao
「この学期はいろいろ学びました。
最初中美へきた時はちょっと緊張感がありましたが、先生とクラスメイトはとても親切なのですぐ安心しました。
みんなと一緒に絵を描くのはとても楽しいです」
Jee
「入学した当初は、不安と楽しみの二つの気分が居候しているような感じでした。
先輩や同級生の皆に出会えた事により、自分は少し変われたと感じます。
先生方の授業は毎日が楽しいです。
特に自分の好きな授業は、桑野先生の「自主制作」の時間です。自分の思い通りの作品が作れます。
後期になってもよろしくお願いします」
T.T
講評会での先生方のアドバイス、一つの作品に対してもさまざなま角度・視点から指導されていました。時には先生方の意見が相違することもありますが、自分の中でどう吸収していくか、自分のどこをどう伸ばすかの意識が大切です。
WOWOWでテレビドラマ化された漫画「宮沢賢治の食卓」。
教育者としての宮沢賢治はぼくも研究したことがあり、その方面の書籍もかなり所有しています。
教師宮沢賢治は独創的な教育者でした。
ペーパーテストで0点だったのになぜか20点をつけられた学生もいれば、100点のはずなのに80点をつけられた学生もいたようです。
今回、「どの作品が良かったんですか?成績順位は?」
講評会の後、何人かの学生に聞かれました。
0点はいません。
100点もいません。
いまはまだ、スタートしたばかり。
いま歩きはじめの赤ん坊に、歩き方の採点はしないでしょう。
将来、100m10秒を切るかもしれないし、エベレストに登頂するかもしれないけど、それはまだ未来の話。
今年の1年生も年齢経歴出身地など、さまざま。
でも、絵が大好きで優しい性格なところが、共通しているのですぐ友達になれましたね。
ぼく(副田)の場合、学生が帰る夕方以降は、ネコが遊びの誘いに来ます・・・