加藤敏春ブログ:21世紀の経済評論を語る!

2000年度東洋経済・高橋亀吉最優秀賞等を受賞。地域通貨「エコマネー」提唱者。

「哲学の道」の道を散策する

2005-10-08 10:08:05 | Weblog
 10月6日、7日と京都に出張しましたが、その折7日早朝に、明治23年東山山麓の川べりにつくられた桜並木1.8キロメートルの「哲学の道」を散策しました。明治時代から昭和にかけてのの哲学者、西田幾多郎が好んで散歩ししたところから名付けられた道です。
 『人は人、吾は吾なり。とにかく吾行く道を吾は行くなり 寸志』
 これは、昭和14年、西田幾多郎がその晩年に人生の指針を示した碩学の教えです。ちなみに、「寸志」とは西田幾多郎の居士号です。

 「秋を彩る木々の影が
 悠々閑々と流れる
 疎水の水面に映えて
 往古の東山文化を偲ばせる
 南禅寺、永観堂、霊鑑寺、
 安楽寺、法然寺、若王寺
 そして銀閣寺、金閣寺
 あたりの名刹から
 朝の梵鐘がこだまして
 如法念仏の歴史を秘め
 京都で最も浄域というに
ふさわしい」
 そのような感覚にさせられた約2時間の散策でした。