『腰痛の誘因・原因―剣道家の腰痛―』
全日本剣道連盟が腰痛についてまとめた記事を投稿されていました。この記事をざっくりまとめますと・・・
剣道で腰痛になる原因
①左右非対称の形でまっすぐ構えなければならない
②体当たり動作
③練習に直線的な運動が多い
④構えや打突時に、腰にそる力が大きく加わる(子供が大人に打ち込んで行く時など)
ということが書いてありました。これに対して、私の見解を述べてみたいと思います。
①確かに構えは左右非対称でありますが、私自身は剣道の構えは歩行動作の一部分を切り取ったものだと考えています。一部を強調してしまうと(姿勢を正すなど)障害発生の要因になると思います。構え自体の形が悪いのではなく、どこに意識を持っていくかで結果は大きく変わるとおもいます。→コチラの記事も参照ください
②コレについて、学生など練習量が多い方は該当する可能性がありますが個人的には?という部分が多いです。確かに、体当たり時にはぶつかる側、受け止める側に相当な力がかかるのは事実です。しかし、体当たりは四六時中するものではありません。とはいえ、正しい体当たり方法を身につけておくというのは、技術向上のためにも必要なことだと思います。
③これは確かに剣道の動作特性の一つだと思います。どの競技にも特徴的な動きがあります。(ゴルフのスイング、野球の投球など)特徴的な動きをするということは、その動きをする関節、筋肉を酷使することになります。剣道の場合は、腰(体幹部)には維持する力、下肢には瞬発的な力が求められます。直線的な動きの中で姿勢バランスを維持し続ける力が剣道での腰痛発生ポイントであると考えています。→コチラも参照ください
④これは私自身も盲点でした。確かに、子供たちと稽古する際は頭を下げて面を打たせてあげるのですが、それでも子供には反る力がかかってしまいます。学童期は柔軟性にも富んでいますので可能性は低いかもしれませんが、こういった可能性も充分に考慮しなければなりません。
このように、“腰痛”と一言に申してもいろんな原因が誘因・原因となりえるのです。これは通常の腰痛でも同様ですが、どのように、どうしたら痛くなるのか?という事を知るのがその原因究明のカギになります。当院での腰痛治療も必ずココが出発点になります。腰痛を完全に防ぐ事は難しい事です。しかし、知識があれば対処はできます。まずはご自身の身体に興味をもっていただき、どうしたら痛くなるか?を知ってください。そこには、治療の大きなヒントが隠されているかも知れませんよ(^^)/
追記:こちらの記事もご参照ください。『腰痛になりやすい人、その特徴とは?』
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