先のブログ記事の続編。日本の平均寿命は、2011年現在で男性79.44年、女性85.90年。今後、男女とも延びて、2060年には男性84.19年、女性90.93年となり、女性の平均寿命は90年を超える見込み(資料1)。
現在、「高齢者」に区分され始めるのは「65歳」である。そこからの平均余命については、1955年では男性11.82年、女性14.13年であったが、2011年には男性18.69年、女性23.66年となっており、いずれも「高齢」の期間が延伸している。「高齢者」の定義が変わらないとすると、「高齢者」の平均余命は今よりも更に延伸し、2060年には男性22.33年、女性27.72年となる見通し。
2015年と2060年の人口ピラミッドを比較すると下の資料2~4の通りであり、支える側が支えられる側を圧し潰してしまう可能性を視覚的に捉えることができる。それを極力回避するには、支えられる側の人口を減らすしかない。そのためには、健康寿命の延伸を促す仕組みを作るのはもちろんのこと、支えられる側の「高齢者」の範囲を狭くしていく必要がある。
1955年並みにすることには無理があるにせよ、数字の上での方向性としては、支えられる側の「高齢者」を75歳未満にしていくしかない。労働生産性を上げる技術が追従できなければ、それが低下することは今から覚悟しておく必要がある。さもなくば、既に部分的には実質的に始まっている人工的人口増加策としての『移民』を拡大させるしかないだろう。感情論を抜きにしてもしなくても、そうならざるを得ない。
<資料1>
(出所:平成25年版高齢社会白書)
<資料2>
(出所:国立社会保障・人口問題研究所HP)
<資料3>
(出所:国立社会保障・人口問題研究所HP)
<資料4>
(出所:国立社会保障・人口問題研究所HP)
現在、「高齢者」に区分され始めるのは「65歳」である。そこからの平均余命については、1955年では男性11.82年、女性14.13年であったが、2011年には男性18.69年、女性23.66年となっており、いずれも「高齢」の期間が延伸している。「高齢者」の定義が変わらないとすると、「高齢者」の平均余命は今よりも更に延伸し、2060年には男性22.33年、女性27.72年となる見通し。
2015年と2060年の人口ピラミッドを比較すると下の資料2~4の通りであり、支える側が支えられる側を圧し潰してしまう可能性を視覚的に捉えることができる。それを極力回避するには、支えられる側の人口を減らすしかない。そのためには、健康寿命の延伸を促す仕組みを作るのはもちろんのこと、支えられる側の「高齢者」の範囲を狭くしていく必要がある。
1955年並みにすることには無理があるにせよ、数字の上での方向性としては、支えられる側の「高齢者」を75歳未満にしていくしかない。労働生産性を上げる技術が追従できなければ、それが低下することは今から覚悟しておく必要がある。さもなくば、既に部分的には実質的に始まっている人工的人口増加策としての『移民』を拡大させるしかないだろう。感情論を抜きにしてもしなくても、そうならざるを得ない。
<資料1>
(出所:平成25年版高齢社会白書)
<資料2>
(出所:国立社会保障・人口問題研究所HP)
<資料3>
(出所:国立社会保障・人口問題研究所HP)
<資料4>
(出所:国立社会保障・人口問題研究所HP)
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