軽井沢高校 校長日記 『つれづれ軽井沢だより~乞う「ちょうどええ」』

学校の様子を校長の視点から伝えたいと思い、校長日記を書くことにしました。授業日毎日更新を目指します。ご愛読ください。

12月15日(水) 伊藤つかささんは金八先生で生徒役 179

2010-12-15 22:05:01 | 日記
 
 師走も半ばになり、2学期の登校日もあとわずかとなりました。

 この時期、多くの高校がそうですが、本校でも今日から終業式まで、午前中4時間授業で生徒は下校とし、午後は保護者・生徒とクラス担任との懇談が行われます。
 この間、副担任は、当番を決めて校外巡視をしたり、指定者の補充授業を行ったりします。
 グアムへ派遣する生徒の英会話レッスンやグアムに関する学習会も行われます。
 (過日、軽井沢ロータリークラブの例会にお呼びいただいた今年度の選抜メンバーは、3分間スピーチや受け答えなどに関して、とても高い評価を受けたと聞きました)
 大学入試センター試験を受ける生徒に対する補習は、この間だけでなく、年末年始休業中も続きます。

 今日の午後を利用して、生徒会の役員研修会が行われました。
 軽高の生徒会役員は、生徒会長・副会長・会計・書記・審査・各委員会正副委員長あわせて35人います。
 この数は、全校生徒の7~8人に1人、この時期には役員にならない3年生を除くと5人に1人が役員という、全体から見ても大きな数です。

 今日の研修会では、まずこの役員を4つの班に分け、それぞれに生徒会顧問がついて、「奉仕活動」として、自転車置き場・軽井沢駅方面の通学路・中軽井沢駅方面の通学路の3箇所の清掃と中庭のベンチのペンキ塗りを行いました。
 続いて、室内に移動して、あらかじめ各役員が書いたものをまとめた資料を使って、全員で生徒総会の反省や今後の取組に関する話し合いなどを行い、その後、お菓子を食べながら自己紹介などをして懇親を深めたようです。
 
 おかげさまで軽高は、生徒の「伸びしろ」の大きな学校だと各方面からお褒めの言葉をいただいていますが、学習面、生活面、進路、部活動、そして生徒会活動(自治活動)と、それぞれの先生が、持ち場持ち場で、前向きに工夫をして様々な「場」を生徒に提供し、生徒もそれに応えていくところに、こういう評価をいただいている理由があるのではないか、と思っています。

 私は今年軽井沢高校に赴任する前の2年間県庁に勤務していましたが、当時長野県知事だった村井仁さんは、折に触れてよく「司(つかさ)・司で仕事を進める」ということを言っていました。
 「司(つかさ)」とは「①役所、官庁 ②官人、役人 ③役目、官職、つとめ」のことを言う(小学館『現代国語例解辞典』)そうで、つまりは、働く「場所」「人」「仕事」を指しているようですが、村井さんの意図は「職員が、常に問題意識を持って仕事の創意工夫を図り、向上心と責任感、そして情熱を胸に日々の職務に励んでいただくこと」にあったようです。

 本校のことについて、こういうところで言うと多分に「手前味噌」「我田引水」ではありますが、まさに「司・司で仕事を進めて」くれる教職員がいて、それに応える生徒がいて、協力してくれる保護者・同窓会・地域の方々がいて、皆さんのおかげで、校長として、学校がどんどんよくなっていく実感を持ちながら年の暮れを迎えられそうです。
 本当にありがたく、また幸せなことだと思っています。

 作曲家・編曲家の周防義和さんが、12月7日(火)付けのご自身のブログ『リズムのかけら』の中で、「軽井沢高校で」と題して、本校で行った授業のことを取り上げてくれています。
 授業の内容や音楽室の設備のことなど、写真入りで書いてくれました。
 周防さんには今年大変お世話になりました。
 また来年もよろしくお願いしたいと思っているところです。
 ブログの詳細はこちらからご覧ください。→ http://blog.levedoor.jp/suo2005/

 写真は、本館3階の西端にある多目的室から北西方面を眺めた景色です。
 手前の離山の向こう、中央に、雪をいただいた浅間山の頂上付近が見えます。
 北には「守護神」の離山、西には少し離れたところに浅間山を臨みながら毎日を過ごしています。

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