余禄

焼き芋は

静かに燃える

籾の中

なごやかな気持ち

 パチパチと

跳ねる音聞く

たき火の輪

安房神社

祭囃子

空高く

祭り太鼓が

胸たたく

南房総の秋の祭り
「やわたんまち」にて

一群のけしき

むらがり咲く
秋の野草に
里山の風雅を感じる

ハッとする一瞬

艶やかに
熟した柿の実

夕陽で いっそう色づき
その赤い色は
心を強く 惹きつける

不思議・・・

毛虫にも

ならで落ちけり

栗の花

正岡子規

梅雨入り頃から
咲き始めた
栗の花
こんな穂花から
あの毬栗になるなんて
本当に不思議ネ！

きらめき

買い物コースの帰路は
海岸に沿って
ゆっくりと車を走らせます

「穏やかに見える海だけれど
まだ漁には出られない」と
金目鯛を釣りに三宅島まで行く
70歳の専業漁師さんと
海を眺めながらの立ち話

緑の絨毯

岩井海岸の海水と
岩井川の淡水が織った
あおのりの絨毯

波に洗われる度に
その色は冴える

うららか

（高崎公園から見た岩井海岸）

ポカポカ陽気に誘われ
台湾バナナとお茶持参の
お気楽ハイキングへ・・・

山頂で
咲き始め出した桜と
咲き終えていない水仙の
お花見を・・・

野路の梅

小柄な白い花
清らかな香り
稜々たる枝振りの
野路に咲く梅に
鄙の風情を感じる・・・


 はっきりしない天気の
今日は
ヴィヴァルディの「四季」を
あえてミカラ・ペトリの
リコーダーで聴く

古楽器のセンチメンタルを避け
リコーダーという楽器の音で
すっきりと・・・