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Early exit sparks speculation on Torre(MLB.com)
Yankees era of greatness comes to a halt(ESPN)
Torre had remarkable run with Yanks(SI.com)
Yanks' loss may mean end of an era(Foxsports.com)
このブログを始めて以来、この季節には同じようなことを書いている気がします。いや、確かに書いてます。
2004年10月
2005年10月
2006年10月
シーズン中、ヤンキーズに一つも勝てなかったインディアンズが3勝1敗で、ヤンキーズの夢を砕きました。最終戦でも
そうでしたが、インディアンズは特に2すとらいくであったり、2アウトからでも得点ができる粘りがありました。
ヤンキーズだって今日の試合で終り際にホームランで粘りを見せたけど、シーズン全体では粘りを感じませんでした。
そして、今年もまた、20世紀最強のチーム、ヤンキーズはワールドチャンピオンになることができませんでした。それはもはや
驚くことではなくなりました。むしろ秋のニューヨークの風物詩にすらなりつつあります。無邪気に日本人選手を応援する
NHKは今年もこの時期に「松井選手の今シーズンは終わりました」というニュースを流しました。
これからは、ワールドシーズンそっちのけでヤンキーズの監督、主力の去就を騒ぎ立てる季節になります。しかし昨年までと
明らかに異なるのは、ジョー・トーリ監督はこれでヤンキーズの指揮がついに最後ではないか、ということです。
第3戦を前にして、ジョージ・スタインブレナーは「トーリの職はon the line」だと話しました。この発言を100%間に受けた
サンスポあたりは、「松井が監督の首を救った!」みたいな見出しを出していました。
しかし個人的には、こういう発言がスタインブレナーにとってのヤンキーズへの激励じゃないかと半分思っていました。
シーズン中、ヤンキーズのどん底だった頃にも、スタインブレナーは似た発言をし、チームは尻に火が付きました。
でも、日本人選手とファンの言葉しか紹介さなかったNHKと違い、夜のアメリカのスポーツニュースでは、喜びに沸いている
インディアンズではなく、トーリの記者会見ばかりを流していました。それも、「この12年間をふりかえると・・・」と、
あたかも退任を決めたかのような発言を流していました。スタインブレナーの発言は、トーリの解釈では、喝ではなくて
マジだったのだと言うことになります。質問をした記者は言葉を選びながら質問していたのとは対照的です。
いずれにしても、90年代後半から続いた、もしくは延命措置を重ねてきたヤンキーズの時代は、一つの区切りが付いた
シリーズではないかと思います。ヤンキーズにとり、総年俸では圧倒的に劣るが優勝には飢えているインディアンズに
負けたことで、お金だけではもはや勝てないことを悟りつつ、一方ではヤンキーズの若手選手が十分に戦力になることも
わかりはじめたシーズンでした。
もともと若手が台頭しつつあったのヤンキーズを率いて、90年代後半に最強のチームを作ったのはトーリでした。
しかし2001年に優勝を逃して以降、ありとあらゆる選手をアメリカの内外から獲得してできたチームは、もしかしたら
トーリの望むチームではないのかもしれません。後者のチームを率いることにドップリと浸った今となっては、もはや
トーリの手腕では、遅まきながらの「ヤンキーズ2.0」を造れないことを悟ったかのようです。
恐らくこのオフのヤンキーズでは、メディアが言うところの「大粛清」が起こるはずてす。いやマイナスなイメージの
粛清なんていう言葉が出る限りには、ヤンキーズ帝国が安定したものにはならない気がします。今ヤンキーズに必要なのは、
改革ではないでしょうか。
![なかのひと](http://nakanohito.jp/an/?u=129521&h=532444&w=48)
Yankees era of greatness comes to a halt(ESPN)
Torre had remarkable run with Yanks(SI.com)
Yanks' loss may mean end of an era(Foxsports.com)
このブログを始めて以来、この季節には同じようなことを書いている気がします。いや、確かに書いてます。
2004年10月
2005年10月
2006年10月
シーズン中、ヤンキーズに一つも勝てなかったインディアンズが3勝1敗で、ヤンキーズの夢を砕きました。最終戦でも
そうでしたが、インディアンズは特に2すとらいくであったり、2アウトからでも得点ができる粘りがありました。
ヤンキーズだって今日の試合で終り際にホームランで粘りを見せたけど、シーズン全体では粘りを感じませんでした。
そして、今年もまた、20世紀最強のチーム、ヤンキーズはワールドチャンピオンになることができませんでした。それはもはや
驚くことではなくなりました。むしろ秋のニューヨークの風物詩にすらなりつつあります。無邪気に日本人選手を応援する
NHKは今年もこの時期に「松井選手の今シーズンは終わりました」というニュースを流しました。
これからは、ワールドシーズンそっちのけでヤンキーズの監督、主力の去就を騒ぎ立てる季節になります。しかし昨年までと
明らかに異なるのは、ジョー・トーリ監督はこれでヤンキーズの指揮がついに最後ではないか、ということです。
第3戦を前にして、ジョージ・スタインブレナーは「トーリの職はon the line」だと話しました。この発言を100%間に受けた
サンスポあたりは、「松井が監督の首を救った!」みたいな見出しを出していました。
しかし個人的には、こういう発言がスタインブレナーにとってのヤンキーズへの激励じゃないかと半分思っていました。
シーズン中、ヤンキーズのどん底だった頃にも、スタインブレナーは似た発言をし、チームは尻に火が付きました。
でも、日本人選手とファンの言葉しか紹介さなかったNHKと違い、夜のアメリカのスポーツニュースでは、喜びに沸いている
インディアンズではなく、トーリの記者会見ばかりを流していました。それも、「この12年間をふりかえると・・・」と、
あたかも退任を決めたかのような発言を流していました。スタインブレナーの発言は、トーリの解釈では、喝ではなくて
マジだったのだと言うことになります。質問をした記者は言葉を選びながら質問していたのとは対照的です。
いずれにしても、90年代後半から続いた、もしくは延命措置を重ねてきたヤンキーズの時代は、一つの区切りが付いた
シリーズではないかと思います。ヤンキーズにとり、総年俸では圧倒的に劣るが優勝には飢えているインディアンズに
負けたことで、お金だけではもはや勝てないことを悟りつつ、一方ではヤンキーズの若手選手が十分に戦力になることも
わかりはじめたシーズンでした。
もともと若手が台頭しつつあったのヤンキーズを率いて、90年代後半に最強のチームを作ったのはトーリでした。
しかし2001年に優勝を逃して以降、ありとあらゆる選手をアメリカの内外から獲得してできたチームは、もしかしたら
トーリの望むチームではないのかもしれません。後者のチームを率いることにドップリと浸った今となっては、もはや
トーリの手腕では、遅まきながらの「ヤンキーズ2.0」を造れないことを悟ったかのようです。
恐らくこのオフのヤンキーズでは、メディアが言うところの「大粛清」が起こるはずてす。いやマイナスなイメージの
粛清なんていう言葉が出る限りには、ヤンキーズ帝国が安定したものにはならない気がします。今ヤンキーズに必要なのは、
改革ではないでしょうか。
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