女建築家★日々勉強【2005~2014】

kao一級建築士事務所/越野かおるのヒトリゴト。
女性建築家・キッチンスペシャリストとしての仕事や日常を書いています♪

北欧風≒大正ロマン

2014年04月15日 | 建築話

kaoです

住宅設計をしていると、やはりインテリアまでトータルで計画致しますが、「北欧風」「大正ロマン風」は、いつもニアリーイコール(限りなく近い)だと常々思っています

kaoの自邸のキッチン収納の扉(フスマ)には、大正ロマンを代表する画家、竹久夢二の銀杏の柄の壁紙を張っていますが、前に雑誌の取材が入った時にライターさんから「北欧風で素敵ですね!」って言われました

「フフフ・・・違うんですよ~」って言ったら、ビックリされていました(笑)

201404151

kaoは、「古くから日本人の美意識は粋であり、和は究極のデザインなんだ!」と思っています

古い建築物も大好きで、歴史的に貴重な建築物の保存活動に参加させて頂いたり、調査にも参加させて頂いたりしますが、古い建物程、細かいところに遊び心やデザインが光っていて、本当に脱帽することがたくさんあります

昔の職人サンは、本当に粋で素晴らしいです

kaoは、そんな経験や日本家屋好きが功を奏して、和室だけのデザインのお仕事も承る程です★純和風から和モダンまで幅広くやっていますよ

201404153 ←リフォーム前

201404152

ご存知の通り、kaoの自邸は築35年の中古住宅をフルリフォームしているのですが、大好きなキッチン空間を昔の和室だった場所に設置しました★押し入れのフスマや仏壇置き場、床の間の和の造作はそのままで・・・

でも、大正ロマン風の柄と木の温もりをプラスすると・・・

なんだか「北欧風」と言われても違和感ないかも・・・ではないでしょうか???

きっと共通点は、「ナチュラル感」や「温かみのあるデザイン」なのかな~と思います★発色も自然界にある色を使っていて、落ち着きますし

「和風=古臭い」

ではないことを、大きな声で言いたいです!!!

最近、「カフェのようなお家にリフォームしたいのですが・・・」というお話も多いですね

和室をアレンジしてみるのが一番簡単なのでは?と思うのは、kaoだけでしょうか?

是非、チャレンジして頂きたいと思っています

和は、何にでも合いますよ

蛇足ですが・・・

学生時代に、和の心に触れるように生け花とお茶を習っていました

和風の建築を手掛ける度に、奥深い作法を思い出しますね★時間が出来たら、またやりたいなぁ~

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