女建築家★日々勉強【2005~2014】

kao一級建築士事務所/越野かおるのヒトリゴト。
女性建築家・キッチンスペシャリストとしての仕事や日常を書いています♪

雪・・・保育園お休み・・・仕事できない日(++)

2012年02月29日 | お仕事と育児

20120229

kaoです

朝、起きた時はそれ程雪が降っていなかったけど・・・怪獣クンの登園時間になったら横殴りの雪が

車での送迎が難しいと判断して、今日は保育園をお休みさせて、お家で一緒に過ごすことにしました

今日予定していた仕事・・・夜に頑張るかな <徹夜カクゴ・・・

朝からこんなに雪が降るのは横浜では珍しいことなので、怪獣クンにリアル雪(降っているバージョン)を見せたくて無謀にも2人で外へ★怪獣クンはキョトーンとして立ち尽くしていましたが、kaoママが張り切って独り雪合戦を(笑)

怪獣クンに鼻水が出てきたので、それで撤収

早く一緒に雪を楽しんでくれる歳になって欲しいな

最近、ウチの怪獣クンは、TVを見ていてもお別れのシーンがあると「バイバ~イ」としたり、動物がいると「ワンワン!」と言います★残念ながら・・・動物は全てワンワンです

お腹がいっぱいになって「もう食べられない」となると「バイバ~イ」と言ったり、ここ1ヵ月でコミュニケーション能力がアップしましたね!

少しずつですが、kaoママの言うことも理解できるようになり、育児が以前よりも「ラク」=楽しいですよ

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でも、こんな登園出来ない日や子供が体調を崩して休まないといけない日が急にあるので、ワーキングマザーはたいへんですよね

こんな時に「親が近くに住んでいたら・・・」とか「保育園が近いor送迎バスがあったら良かったな」とか思います★kaoも夫も実家が近くないので・・・親の援助はほとんど期待できない状態ですから「たいへんだなぁ」と思うこともしばしば。。

やっぱり、子育ての事なども考えて、新居を検討する時に実家との距離や保育園の情報などを収集する必要があったかもしれませんね~・・・我が家は、夫と自分の通勤ルートを優先して決めちゃったんですよね

ワーキングマザー、あるいはワーキングマザー予備軍の方は、是非、参考になさってくださいねm(_ _)m

今日は、炊飯器(ジャー)でご飯を炊いている最中に、怪獣クンにコンセントを抜かれるハプニングがありましたが・・・

どうして良いのか分からず、またスイッチを入れたらチャント炊けました

最近の炊飯器(ジャー)って、中の温度を感知して時間も調整をしてくれるのかしら?すごい助かった~

怪獣クンが居なかったら、こんな経験も出来ないし(笑)

「コラーーーッ!」と言いつつ、楽しいmamaライフを満喫しています


障子のデザイン

2012年02月26日 | 建築話

kaoです

この一週間は、外出する用事や打合せがあって慌ただしい日が続いていました

育児や家事の合間をぬって入れたスケジュールをやり切った【充実感】は、たまりませんね(笑)

先日、ある物件のクライアントさんとお打合せをしてきました

kaoにとって、クライアントさんとのお打合せは楽しくってしょうがないんですよね

今回も楽しかったデス!とても頭の回転が速くて勉強熱心なご夫婦でしたので、お互いに色々とアイディアを出し合っていけてkaoも勉強になることばかり★クライアントさんとは対等な立場でお話をするのがモットーですから、お引き渡しの時には「遠い親戚」くらいの気分になる程、打合せを積み重ねています

もちろん、楽しいのは、この物件だけではないですよ★毎回、クライアントさんに恵まれて、本当に幸せな仕事をさせて頂いていますm(_ _)m

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さて、今回の打合せでkaoが宿題として持ち帰ってきた「障子のデザイン」

建物のコンセプトや雰囲気、クライアントさんの嗜好などを加味して、毎回、違ったデザインを提案しています

今回も考え中なのですが・・・

せっかくなので、過去の作品を「障子のデザイン」視点で振り返ってみようと思います!

障子のデザインは、様々なものがありますので、是非、参考になさってみてください

Zekkei Jp

まず、障子をアクセントにするためにデザインした例を紹介します★2件共、吹き抜けに面していて、リビングから見える障子になっています。

【左】ZEKKEI-HOUSEの障子のデザイン 【右】J&Pの障子のデザイン

S02

S03

そして、Desing Renovation vol.3で行った和室の改修工事でデザインした障子+フスマです★当時、築65年の重厚感のある建物に負けないような造りと現代的なモダンな感じを障子の縦のラインで表現しました

廊下に面した雪見障子をメインに、ポイントで配置した小さい障子エリアにも同じ法則でデザインを施して、統一感を出しています

右の写真の【源氏フスマ:フスマに障子がはめ込んであるもの】は、個人的に気に入っているフスマですね

S04_2

こちらもDR vol.3の障子デザイン★キッチンに障子?と仰る方も多いかと思いますが

こちらのダイニング・キッチンは、大正時代の洋館のような和洋折衷がコンセプトでしたので、クラシックなキッチンと家具、そして障子を組み合わせました

形状とお掃除などのことを考えて、障子のデザインはシンプルにしています

N01_2 N02_2 

そして、Desing Renovation vol.4の障子★左の写真は、元々、和室だったお部屋をフローリングの洋室に改修した事例です。こちらの障子は既存のまま残しています。一般的な障子デザインですが、落ち着きますね

右の写真は、新しく造った和室です★洋間との間仕切りを兼ねている障子のため、横桟だけのシンプルなデザインにしました!

同じ建物内でも、用途によって障子デザインを分けるもの楽しいですよね

M_2 F

最後に、リビングに隣接したOPENな和室の障子★いずれも外に面しているサッシに設置した障子です。南側に面しているか北側に面しているかで、障子の大きさ=デザインも違ってきます!

【左】M-HOUSEの障子(南側に面する) 【右】F-HOUSEの障子のデザイン(北側に面する)

物件ごとに違っていて、決めていった経緯などを思い出すと懐かしいですね~

申し遅れましたが・・・

kaoは、古民家再生などの運動に携わったり、歴史的な建築も大好き

和室があるお家も少なくなっておりますが、和室のご要望があると燃え(萌え)ますね

今回も頑張りたいと思っています

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この一週間は、寒かったり・・・雨が降ったり・・・暖かかったり・・・と、お天気に振り回されて、体調を崩された方も多かったと思います★でも、春はもうすぐそこまで来ている気がするのはkaoだけでしょうか?


「HOUSING」2012.4月号

2012年02月22日 | 本と雑誌

20120222 「月刊ハウジング」

はじめての家づくり応援本

2012年4月号(2012年2月21日発売)

発行:㈱リクルート

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昨日、発売されました「月刊ハウジング」にて、kaoのキッチンのコラムが掲載されましたのでお知らせ致します

キッチンの基本知識ということで・・・2012年1月号の「家事ラクキッチンをつくる10の秘訣教えます」の内容と似ております★お見逃しになられた方は、コチラの4月号をチェックしてみてくださいね

P46~51(全6ページ)

お掃除らくらく、すっきり収納!

「快適キッチン」アイデア集

「快適キッチン」も「家事らくキッチン」も、kaoにとっては同じ気持ちでコメントをしております。

キッチンの基本は同じですし、お伝えしたいメッセージも同じです!

皆さんに、それぞれの相性の良いキッチン=自分スタイルのキッチンを手に入れて欲しい

それに尽きます

前回、行いましたキッチン・セミナーでも「家事らくキッチン」についてお話をしていますが、セミナーでは、もちろん6ページのコラムの内容よりも詳しく具体的な内容となっています

チャンスがありましたら、是非、kaoのキッチン・セミナーにご参加くださいね

セミナーの予定はまだ未定ですが、このBlogでもアナウンスさせて頂きますね★よろしくお願い致します!


リフォーム会社のショールームに潜入!

2012年02月19日 | 建築話

kaoです

この土日は、仕事が入ってなかったので、家族3人水入らずに過ごしました

が・・・

やっぱり仕事の事が頭から離れず・・・

「ドライブがてら家族で出掛けよう!」という提案に、「ショールーム行きたい!」とリクエストしちゃいました

TOTOやINAX、Panasonic等のメーカーのショールームは、内容も充実していてショールームのお姉サンの説明も丁寧で、新製品のチェックなどには利用しているのですが、色々と各メーカーで比較したいと思うとショールームのハシゴをしないといけません★時間も労力も掛かるたいへんな作業になりますよね

一度に多くのメーカーの商品をチェックしたい場合は、大きいリフォームの会社のショールームに行くのも良いかもですよお近くにある場合は、是非、チェックしてみてくださいね~

各メーカーの商品層は薄くても、導入し易い人気商品が並んでいて比較もし易いのがポイントです

こういったリフォーム会社のショールームを利用する場合は、はじめてショールームへ行く方より、商品の事を予め調べているor知っている「玄人クライアントさん」向けかもしれませんね

今回は、木造住宅の外壁材の素材チェックと施工金額などの相場を把握するため、八王子にある大きなリフォーム会社のショールームへ行ってきました★kaoは、あくまでも「素人だけど色々と調べてきた建築マニアな主婦」という設定で臨んだのですが・・・つい専門用語が出てしまい・・・バレタ?感じでした

目的としていた外壁の他にも、トイレの大便器の比較やユニットバスの体験などを夫にさせて意見を聞いたりと、思いの外、充実したショールーム・チェックでした 今後の設計に大いに役立てたいですね!

今やネットでお買い物~というご時世ですが・・・

家などに設置する機器はどれも高価なものばかりですから、やはり失敗のないように、必ずショールームなどを利用して、実物の確認作業を行って欲しいと思っています

ここ試験に出るよ~というくらい重要です!!!

生憎、展示がなかったりした場合でも、サンプル等を取り寄せたり、充分な情報収集を行うことをお勧め致します★もちろんkaoも、クライアントさんがお決めになったものをショールームへ見に行って確認したりアドバイスを申し上げたりします

意外と穴場だったリフォーム会社のショールーム★皆さんも利用してみてはいかがでしょうか?

20120219

今回、飛び込みで入りましたが丁寧にご対応頂いて、カタログやサンプルなども一杯頂いてきました★どういう職人サンを使っているのか分からないので・・・ですが、ケースバイケースでお願いすればコストも削減できるかな?と思いました


リフォームのVEは難しい・・・?

2012年02月16日 | 建築話

kaoです

今年のお仕事は、なぜかリフォームが多いですね

リフォームだけで数件・・・重なる時は重なるのですね~

今回行うリフォーム工事は、内容が様々です

RC造とS造のビルのインフィル(内装関係)改修工事や木造のスケルトン・リフォーム、水廻りのリフォームなど内容はバラバラで、設計において気をつけることも多少違ったりもします★規模に関係なく、kaoの気合は同じですが

現在、築34年の木造住宅のスケルトン・リフォームのVE(バリューエンジニアリング)作業をしていますが・・・なかなか希望の予算には難しい状況です

リフォームは、現物(既存建物)をどう料理するかということが勝負ですが、その現物によってリフォーム費用が違ってくることがあります。

それは、建築にも納まりの常識(流行りというか何というか?)が年月と共に変わるということと、建築に携わった大工サンのやり方によって納まりが違うことがよくあって、それに合わせてリフォーム工事がなされるので、その事が費用に反映されるのです。

今回は、34年前の納まり★想定していた納まりと違っている部分が色々とあって、解体費用が想像以上に掛かってしまうという結果に 新しくする部分との取り合いも変わるので・・・その部分も想定より金額アップです・・・

予算よりもかなりオーバーして、只今、VE作業に追われいます

予算よりも数百万アップしていたなんて、建築をやっているとよくある話ですが、クライアントさんからしてみれば不安ですよね?★でも、設計者は、設計した建物を実現できるよう力を尽くすことも仕事のひとつですから、ここは急がずじっくり3者(設計・工務店・クライアント)で協議をしながら着地点までいくのです

今回も、元々、厳しい予算でしたが・・・なんとかしたい

・・・と、ジタバタ

新築の工事費用でしたら、工事内容の大幅な見直しや面積を減らすなどの大胆なVEも提案できるのですが・・・

リフォームは、既存の建物の規模を縮小させることは基本的に無理なので・・・VEはかなり厳しくなってきます

改修の方法などの見直しの議論をはじめたばかりですが、ちゃんと予算内に着地できるのやら? <いや、kaoが頑張らないとね(気合!)

他の物件も順番に、VEしていくことになるかもですが・・・1件だけ「お金は気にしなくて良いから、良いものを提案して!」というところもあり・・・嬉しい悲鳴ですが、こちらもかなりのプレッシャーで作業をしています(笑)★お金を掛けて変なモノ入れられないですからね

とにかく建築は、同じ建物なんてないのですから、いつも一からコツコツ造り上げていくものなのです★毎回、勉強ですね・・・(とっても楽しいですが、時間が足りない

こういった経験を積んで、建築業界では「60歳で一人前!」と言われるような世界です

このブログのタイトルも、そんなところからきています

20120216

写真は、VE中の築34年の木造住宅の既存の玄関です★この古い雰囲気を残しつつ、耐震や断熱性能をアップさせたい作戦ですが・・・どうなることやら?