7.その後
〇冷戦下、米ソを中心とした核兵器開発競争は際限なく拡大する。
・より強力な水素爆弾の開発
・ICBMやSLBMの大量配備
・宇宙空間の軍事利用
人類を含む生物を滅ぼしかねない量の核兵器が、地球上に存在している。
冷戦終結後、核兵器削減の交渉は行われているが、大きな進展はない。
セオドア・ホールの予想した恐怖の均衡による、まやかしの平和である。
果たして、人類は自らが生み出した核兵器を、将来にわたり、
コントロールできるのだろうか?
〇ソ連はドイツとの戦いで甚大な被害を受けた。
しかし、アメリカとの対立から、戦争で荒廃した国土の復興
を後回しにして、あらゆる力を核兵器とミサイル開発に
振り向けた。
現在の北朝鮮は、疲弊した経済の復興を後回しにして、
あらゆる力を原爆とミサイル開発に注いでいる。
ソ連崩壊の二の舞になるのだろうか?