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 満鉄中央試験所(1)

 日本は明治維新後、西欧列強にならい、産業を興し、強い軍隊をつくる、富国強兵策を推し進めた。
そして、帝国主義的拡大をはかり、大陸に進出する。

 朝鮮を1910年併合し、続いて混乱の続く中国へ矛先を向ける。
1931年、関東軍の謀略により満州事変を起こし、中国東北部を占領、翌年、傀儡国家「満州国」を樹立する。

 このことにより、国際的に非難を浴びた日本は、国際連盟を脱退し、孤立を深める。

 さらに、中国華北への進出を計る日本軍は、策動を続ける。
また、満州国北辺では、仮想敵国ソ連との間で緊張が高まっていた。

 そして、中国、アジアに多くの利権を持つアメリカ、イギリスは日本の軍事的膨張に警鐘を鳴らす。

 ヨーロッパでは、1933年に政権を握ったヒトラー・ドイツが強大な軍事力を背景に、周辺国を恫喝していた。

 世界は、いつ大戦争が始まってもおかしくない情勢だった。


 そして、戦争をするには石油が不可欠だ。
しかし、日本は石油の9割以上を輸入に依存していたのである。

 参考図:「図説 満州帝国」、太平洋戦争研究会、河出書房、1996
     
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