皆無斎残日録

徒然なるままに、日々のよしなし事を・・・・・

死刑刑場を公開

2010年08月28日 16時28分00秒 | 随想

法務省が絞首刑を行う刑場を報道各社に公開したとのニュースが出ました。千葉法相が「死刑のあり方に関して国民的な議論を巻き起こしたい」としての指示によるものとの事です。自分は道徳的で良い人だという風な偽善臭芬々の唾棄したくなるような出来事です。


選挙に落ち国民に否定された死刑廃止論者が自らの主張のプロパガンダを職権を利用してやったことにすぎません。真意は「かわいそう、死刑は廃止にしたほうがいい」という方向にもっていきたいのでしょう。先の菅首相の韓国に対する謝罪といい、刑場公開といい、この二つをみても民主党政権には去ってもらわねばなりません。それより先にこの千葉法相に辞めて貰わねば困ります。自民党がいいというのではないけれど。


私は日本という国は、米を筆頭に農産物であれ、車を筆頭に工業製品であれ、誠実なモノづくりを目指す国になるべきだと思っています。そして、敗戦による自虐的で卑屈な歴史観から脱却し、卑屈な外交姿勢を止め毅然とした外交姿勢で国際的に伍してゆく、独立不羈という思想が根幹にある国家になることを期待するのです。そうした精神の政党が出てこないかと思う昨今です。


再度、西郷隆盛の言を記しておきます。


正道を踏み國を以って斃るゝの精神無くば、外國交際は全かる可からず。彼の強大に畏縮し、圓滑を主として、曲げて彼の意に順從する時は、輕侮を招き、好親却って破れ、終に彼の制を受るに至らん。



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