皆無斎残日録

徒然なるままに、日々のよしなし事を・・・・・

携帯電話の販売店

2010年12月26日 10時17分15秒 | 随想

携帯電話の販売店の販売員の話を聞いていると、会社でその様に話をするように教育されているのだろうが、嫌な思いに捉われる。

 

携帯電話には次々と最新の機能が追加され、サービスも又次々と追加される。使う側は一々詳しくは理解しきれない。

 

販売員も専門家ではないのだ、我々と大同小異で解ってはおるまい。説明を聞いてもそれほど解らぬ。ちょっと専門的な質問をすれば言葉に詰まるのだ。

 

商品を買うには金が掛かろう、サービスを受けるには費用が掛かろう、それなのに、即ち初めは必ず「こうも安くなる、こうもお得だ」と言うばかりなのだ。「それなら、このようにしたいのだが、どれほど費用が掛かるのか」と聞くと、驚いたようにやっと調べだす始末だ。商品の価格とサービスの掛かる費用をごちゃごちゃのまぜこぜにして目晦ましをしているのだ。そして結局は安くも何もないのである。まるで客を誑かして売らんかなという姿勢である。決して初めに「斯く斯くするには斯く斯くの費用が掛かります」と金が掛かることを先には説明しないのだ。使う側は唯、こうするためにはこれだけの費用が掛かるという事が知りたいのだ。

 

携帯会社の経営姿勢というか品性というか、そういうものが窺い知れるのである。販売店の向こう側にいる経営に携わる人間が、客をどう見ているか解るのである。

 

「気に入らねば使うな」と言われればそれまでだが、しかし無くても生活できぬわけではないけれど、もはや携帯電話なしには不便なのではある。

 


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