感泣亭

愛の詩人 小山正孝を紹介すると共に、感泣亭に集う方々についての情報を提供するブログです。

年報 福永武彦の世界 第2号

2011年06月17日 | 

聖徳大学の近藤圭一氏から「年報福永武彦の世界」をいただていた。実は、早くにいただいていたのだが、なかなか中身をちゃんと見ていなかった。
これは、科研費補助事業による「昭和文学の結節点としての福永武彦-古事記からヌーヴォロマンまで」と題する研究の報告書である。
これには、昨年行われた公開シンポジウム「詩人たちが読む福永武彦」の全体が収められていて興味深いが、この報告書で何より面白いのが、「座談会 福永武彦から池澤夏樹ー」である。
こんな面白い話が、ここに載っていて良いのかと思うくらいだ。
他の本では読むことの出来ない「物語」がここにある。
つまり、池澤夏樹の語る福永武彦と池澤夏樹 だ。