老麗・美しく老いる

「美しく老いる」を余生の目標として、そのあり方を探る。

NO.519糞だり蹴ったり

2009-06-03 06:13:33 | Weblog
事件は、熊谷駅で起きた。

上りホームで電車を待っていると、
頭に水のようなものが落ちてきた。
見上げると屋根の梁に鳩がいた。
落ちてきたのは鳩の糞だった。

草食動物と違って腸の短い鳥の糞は、
水分たっぷりの状態で落ちてくるから、
頭の地にまで入り込んでしまう。

地まで染みこんだ糞の始末をティッシュで試みるが、
何とも気持ちが悪い。
急いでトイレへ駆け込んで水で洗い落とす。

ところが、
水洗いした私の太くて強い髪の毛は、
濡れている時は良いが、
乾かした途端に、
本性を現して立ち上がる。

オバケのQ太郎のように
突っ立ってしまった髪の毛は、
どうにも整えようがない。
いくら身なりを構わない私でも、
このままでは会議には出られない。

駅前のセイジョーに駆け込む。
いつもここで椿油を買っているのだ。
買った椿油を持って、
再びトイレに駆け込む。
櫛は常に持参している。

「会議に遅れた理由と何を言おうか」
と考えながら、
次の電車に乗った。