かなぶち鍼灸調体堂の「先ずは只管打歩」なほぼ毎日譚

基盤を追求すると、ついに「歩く」迄遡ってきました。

トレーニングを中断すべきかどうか迷ったら

2014年05月30日 | Competitor Running
【今朝の体組成】
体脂肪量  :
6.1kg
除脂肪体重:58.4kg
------------------------------
体重    :
64.5kg
体脂肪率 :9.5%

今朝はスケジュール通りとして、朝稽古はお休みしました。

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
標記の件に関する、"Competitor Runnning"誌の記事です。

難しい問題です。
日本人なら選択肢①という人が多いでしょう。
ただ、体調が良くない時に頑張っても、それ程追い込めるわけでもない、というのも真実です。
結局、経験を重ねて判断力を向上させるしか無いのでしょうね。

吾輩としては、「サボりたいというココロ」が原因の場合もあるので、取り敢えず頑張ってみるというのを心がけてます。

トレーニングを継続すべきかどうか迷ったら
by Matt Fitzgerald


 全てのトレーニングセッションが成功裏に終わることは無い。最もキツいと考えられる高強度ランは、時には予想以上にキツいかもしれない。というのも、そのようなトレーニングは文字通り身体能力の限界を試すものであり、それ故、心身両面に於いて過去に経験したことの無い適応能力を必要とする(べき)ものだからである。競技経験を積み重ねるに連れ、トレーニング/休養のバランスをどう保つのが最適であるかが理解出来、その結果として「上手く行かなかった」トレーニングの回数は減らせる。しかしそれでも、時にはトレーニングが上手く出来なかったという日が生ずるのは不可避である。

 では、そのような場合に直面したらどうすれば良いのだろうか?。無理やり続行するべきなのだろうか?。それともトレーニング負荷を落とすのがいいのだろうか?。思い切ってトレーニングを中止して帰宅するのがいいのだろうか?。これらはいずれも正解である。言い換えると、個々の状況に応じて対処すべきなのだ。

 一般的なルールとしては、まずは頑張ってトレーニングを継続しようとすべきである。しかし、それが必ずしも常に賢明とは限らないし、第一可能かどうかすら分からない。そのような場合、考慮すべき他の選択肢も存在する。そのような選択肢について検討する。

選択肢①:無理やり続行する

 ウォームアップを終え、メインとなるトレーニング種目に移行した時点で調子が上がらない(≒悪くもない)事に気付いた場合は、予定通りトレーニングを遂行するのが最適だろう。そのような状態でトレーニングを続行するのは余り気持ちが良いものでもないし、もしかすると目標とするペース/心拍域に到達出来ないかもしれない。しかし、トレーニングによる刺激(=ストレス)はある程度得られる。また、「頑張った!」という自己満足感も得られる。そして筆者の経験では、次回のトレーニングはより良い状態で迎えられる例が多かった。

選択肢②:心拍計etc.を無視する
 普段と同じ負荷のトレーニングを遂行出来ない、という日もあり得る。それ自体はおかしな事では無い。脚の調子が少し落ちているだけである。そのような状態で高負荷のトレーニングを行った挙句、目標とするペース/心拍域に達していないのを認知するのはストレスが溜まる。でもそのような場合は、敢えて心拍計etc.の表示を無視し、感覚を基準にトレーニングを予定通り遂行するのが望ましい。トレーニングを中止するよりかは、何らかの効果は得られるのだから。この方法は、ウォームアップを終えてメインとなるトレーニング種目に移行した時点に於いて、目標とするペース/心拍域にはとても到達出来ないと感じるものの、知覚的には目標とする強度のトレーニングが遂行出来ると感じた場合に有効である。

選択肢③:トレーニング内容を見直す
 ウォームアップを終えた時点で体の調子が上向かず、予定していた強度のトレーニングが遂行出来ないと認知することもあるだろう。しかしそのような場合でも、トレーニングを中止して帰宅するというのも、気分的には良くない。そのような場合は、トレーニング内容を高強度×短期間のインターバル走に切り替えるのも一つの方法である。例えば、「乳酸閾値近辺での強度で3分間走×5本」を予定していたとすれば、それを「最大スピードの95%程度で30秒ダッシュ×8本」に変更する等、である。この方法が有効なのは、主に用いるエネルギー供給系と疲労の間に関係が認められるからである。つまり、有酸素運動による疲労は無酸素運動に影響を及ぼさない。この現象を上手く利用するのも一考である。

選択肢④:トレーニング量を減らす
 疲労が有酸素運動に由来するのであれば、トレーニング内容を比較的短時間×低強度のものに変更するのも選択肢の一つである。競技経験を重ねるに従い、
・高強度の有酸素運動は出来ないが、数本のスプリント走なら出来る状態
・いかなる高強度のトレーニングも出来ない状態
を体調から区別/判断出来るようになる。なお、この判別が出来ない内は、選択肢③かもしくは選択肢⑤のいずれかを選択するのが最も賢明である。

選択肢⑤:トレーニングを中止し、帰宅する
 ウォームアップ中から体調が良くない/筋肉痛が酷い/何らかの故障の初期症状が認められるという場合は、潔くトレーニングを中止しよう。そのような選択も適切である。「何かしないと身体能力が著しく低下するかも」という不安感に囚われてはいけない。次回のトレーニングで頑張ればいいのだ。

 
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 疲労回復に水泳のススメ | トップ | 暑い季節は水辺へ »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Competitor Running」カテゴリの最新記事