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ネットから見た世の中のことなどをあれこれと

長崎小6女児殺害事件2

2004年06月07日 | ネットと社会
被害者、加害者のHPを見た。数日前からテレビでも一部が映し出されたりしているあれだ。

加害者のHPに口汚い口調の書き込みや血なまぐさい映画をもとにした小説などが載っていることが話題になっているが、わたしが小学校5~6年生のころ、わたしのクラスでもホラー漫画、恐怖漫画といわれるようなものが女の子たちの間ではやっていた。この年代ってそういうドロドロしたものに興味をもつ年代なんじゃないだろうか。

まあとにかく両方のHPを見た感想としては加害者の子はかなり感情的な子で、被害者のほうはけっこうクールな子だなと思った。クールといっても何度もHPを消されて、とりあえずHPを復活させたって感じだったので必然的にさめていたのかもしれないが。

感情的といっても特別変わっているようにも思えないこのHPを見ると、なおさら殺人という行為に走ったこの子の異常性をわたしは感じる。

悪口といわれているものが具体的にどういうものかは今ひとつはっきりしないが被害者側からするとそれほど相手を攻撃しているつもりはなかったのかもしれない。なぜならネットでは相手のチョットした言動に過剰に反応して感情的になる人物に時々であうからだ。

しかしたとえ過剰に反応したとしても彼女は相手のHPを消すという攻撃を行っている、それも1回ではないようだ。自分でもHPを持っているのだからこれがいかにひどい行為で相手にダメージをあたえるかはわかったはずだ。ネット上でのトラブルでは大抵この辺で攻撃は終わる。

しかし彼女は殺人という行為におよんでいる。ネットを離れても毎日顔をあわせていたことや、すぐにHPが復活することが彼女の感情をより高ぶらせたのかもしれないが、彼女は感情というか「心にブレーキがかからない状態」になっていたのではないか?

この「心にブレーキがかからない状態」という言葉は連続殺人犯などの説明の時に聞いた言葉なのだが、何日も前から複数の殺害方法を考えたり周到な計画性が見られるのに、多量の返り血を浴びた状態で教室にもどるなど、先のことをあまり考えずに突っ走ったというふうに見えるのだ。

報道によると彼女にたいして精神鑑定などは行われないようなのだが、それでいいのだろうか。彼女が異常だから特別だからでかたづける意味ではなく、これからの彼女のためにも精神鑑定や治療が必要ではないかとわたしは思う。


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