夜叉ヶ池、見ました！

よくもまあ、こんなに豪華なステージがあったものです。
武田真治、田畑智子、松田龍平、松雪泰子、丹波哲郎、萩原聖人、きたろう…。
皆さんがご存知の俳優さんといえば、こんな感じですか。
たった２時間ではありますが、これらの俳優さんが力いっぱい演じてくれました。
原作は、泉鏡花の『夜叉ヶ池』、演出は三池崇史、脚色は長塚圭史。
そして、美術は会田誠。
隅から隅まで豪華です…。
私は原作を読んだことがないんですが、このお芝居で読みたくなりました。
人間の醜い部分と純粋な部分が、切ない恋を軸にありありと描かれた物語です。
お芝居のつくりも面白いもので、過去の回想と現実の出来事が同じ画面上で展開されるのですが、回想は回想だときちんとわかります。
どんなお芝居を見ても、同じ作りのものは一つもないのが面白いですね。
機材、セットを多用するもの、セットは一つきりで照明等によって場面を演出するもの…。
映像として見るとトリックがわかりにくいこともありますが、生の舞台は、角度によって弱い部分があり、生き物そのものなんだなあ、と思います。
自分の劇団とか、作ると楽しそうだなあ…。
団員とか集めるの大変そうだけど。
とにかく、今日の一押しは、武田真治かっこいい！！　ですか。
あと、松雪さんはとても素敵でした…。
あんな女性になりたいですね。