みのり進楽塾

好きなものぶっちゃけ日記&自分考。

うちにも来ちゃった「里子」

2004年10月31日 14時28分20秒 | doll
お人形…。
昔は、バービー、ジェニーをこよなく愛し、友達のキャベツ人形(懐かしすぎる…)を羨んだものでした。
小学生の頃の夢は、表向きは「絵本作家」でしたが、野望としては、「雛人形の着付けがしたい」だったのを覚えています。
この頃から、「服飾」「人形」の2点は私の根底にあったのでしょうね…。
中学生の頃、誕生日プレゼントに日本人形をねだってみましたが、「気持ち悪い」と却下され、それでも懲りず、高校生の頃、フランス人形をねだってみましたが、再び「気持ち悪い」と却下され、いつまでたっても大型の人形を手に入れられなかったわけです。
それからしばらくは、熊のぬいぐるみにはまっていたので人形のことはつい忘れがちでした。
が、しかし。
お金を稼ぐことを知った時、同時に使う楽しさも知る訳ですよね…。
いわゆる「大人買い」です。
昔買えなかったものが、文句も言われず買える訳です。
そこで、初めて訪れたドールショップ。しかも、地元ではない県外のショップ。
しかし、本当の目的はラーメンズ(お笑いコンビです)のライブで、開演前のただの時間つぶしにふらっと入っただけだったんですよね。
入ってみたはいいものの、いわゆるオタクな青年たちがうようよしており、ちょっと引く自分。
「…やばいとこ入っちゃったかなあ…」
でも、かつて自分もオタクの世界に手を染めていた経験があり、悪い人たちではないことは知っています。
まあ、いつものゴスロリスタイルで入ったので、こちらこそ「怪しいやつが来た!」と思われていたでしょう。
初めて訪れた店なので、どこに何があるのかもわからずふらふら彷徨っていると、ちょうどバービーくらいの人形が真っ裸で、しかも目玉もなく、髪の毛もない状態で吊るされている(袋には入っていますよ)のを発見。
「同じものばっかり、何でこんなにあるのかな」と思いよく見ると、目玉を自分で入れるものとシールを貼るもの、髪の毛が生えているものと自分で被せるもの(かつらですね)、肌の色の違うもの、肌の質感の違うもの、胸の大きさの違うもの…と細々と分かれていました。
それだけ種類があれば、自分の好きな人形が作れる訳です。
「すごい…」
早速、よくわからないまま主なものをチョイスしました。
とりあえず、ボディとアイと髪の毛と。
それからレジへ行き、店員さんに必要なものをすべてそろえてもらいました。
これが、私のドールライフの始まりですか。
自分でまつげや眉毛、口元など描き、うきうきです。が、とにかく描きにくい…。
「こんな小さな人形じゃなくてさ…」と思っちゃったんですよね。
そこで、地元の同じ店に行ってみました。
あるある。目玉なし、髪の毛なしの頭がごろごろと。
しかも手のひらサイズなので、描きやすいじゃないか。
だけど、ヘッドだけで値段が…バービーサイズのフルセットより高い…。
ということは、体も入れるといくらなの?
フルチョイスという、なにもかも自分の好みに作ることができるシステムをちら見。
「…買える訳ないじゃん…」
だって、自分の衣装代くらいするんだもん!
しかも、なんだ? この、「お迎えセレモニー」って。
わからない用語がいろいろちりばめられているのに、恥ずかしくて聞けない私。
だけど、ヘッドだけ買っちゃって…。
メイクとかしちゃったりして…。
頬とか削って改造とかもしてみたり…。
「ちくしょう…。面白い」
そういえば、目ん玉ないな。
と、オークション物色。
「ん? 限定発売のドールから目玉を抜いてるの?」
きれいなピンク色のような紫のような、かわいい色です。
しかも限定。その人形のために作られたカラー。
女の子は限定が好き。
はは。買っちゃいますよね…。
しかも、普通に買うより(まあ、この色はないんですが…)は安いですが、結構なお値段でした。
それから、ボディを購入しようと再び店を訪れましたが、女子しかない。
「あー…。男の子仕様にしちゃったな…」
どうしようと思っていた時、オークションでボディだけ売られているのを発見!
いろいろ見ると、カスタムしたフルセットのものも売られている。
「…? 『里親様』募集…?」
里親…。ってことは、この子たちは、里子に出されるわけですか。
へえ…。
いろいろな用語とまたふれあいながら、結局、男子ボディを落札。
これで、全身そろいました。が、しかし。はげ。
髪の毛ないなあ、と部屋を見渡すと、たんぽぽのぽぽちゃんが微笑んでいました。
お姉さんかつらをつけているぽぽちゃんです。
「…いい子だね、君は」
はずして、少し調整して被せて…。
「ロンゲ、嫌」
で、やっぱりかつらを買う。
いっちょまえの値段。いくらかかるんだ。君は。
しかも、異様にリアルなので裸で置いておくのも忍びない。
で、下着を買う。
これもいっちょまえの値段。
「手のかかる子ほどかわいいってね…」
で、よく見なくても、自分のヘッドとボディの色が違うわけで。
「美白だもんね。頭だけ」
と、美白ボディ購入。もちろん、オークションで。
しかし、来たボディは、先に手に入れたものとは少し違う。
「なんじゃこりゃ」
どうやら、何も知識がないために、ボディが進化していることを知らなかった。
膝を曲げた時にふくらはぎが邪魔にならぬよう、ももの裏がへこんでいて、お尻の丸みの下が角張っている。
お尻の角張りは、きちんと立てるようにロックするためなのでしょうが、私はそれが気に入らない。
せっかく買ったけど、これも勉強です。
と、改造計画に着手し、進化したボディと同じように削り、穴をパテで埋めるという大手術を決行しました。
「私って、意外にすごいなあ…」
だって、普通に今のボディと変わらない状態になったんです。
埋めた部分は色が違うので塗装しなければなりませんが、塗ってみたところ、色が微妙に違う…。
結局塗装を落としてしまい、「ま、いいか」。
色違いのまま、今も立っています。
男子なので下半身はそう見せませんから…。
これで、美白少年が1体完成しました。
総額…いくらでしょうか。
結局、バラで購入してもフルチョイスと同じくらいかな。
が、しかし。ボディが余っている。
「ヘッド買いに行こっと…」
そこから、また新たな物語が…始まりました。
そして、最近になってやっと知った知識の一つ。
「オークションで購入したものについては保障できません」
…良いのか悪いのか…。
同じ種類のヘッドとボディならごまかせるんでしょうかね…。
といっても、うちの子は改造っ子なのでどっちみち自己責任で管理です。
何事も、勉強は大切ですね。

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