みのり進楽塾

好きなものぶっちゃけ日記&自分考。

すべては、コートから始まった…

2004年10月31日 02時25分29秒 | fashion
私がロリータファッションにはまったのは、つい最近のことです。
といっても、2、3年ほど前でしょうか。
もともと、フリルやレースのついたものに惹かれるタイプではあったようなのですが自覚はなく、完璧なロリータ屋さんに出入りするなど、考えもしませんでした。
当時は、カタログのような形で発売されていた『ゴシック&ロリータバイブル』を購読していたのですが、それを見て、コートを買いにいっちゃったんですよね。
当時の私は、「王子系」「貴婦人系」をしていたので(もちろん、当時はそんな用語は知らなかったのですが)、かっこいい別珍ジャケットが欲しかったんです。
ダブルボタンで、濃紺だったと思います。
まさに、王子!という形でした。
その別珍ジャケットは一昨年前に出たものだったので、似たものが出ていないか見に行っただけだったんですよ。初めは。
そして、店を訪れてみると、「今年は出てないんですよ。その型のものは…」と店員さんにいわれ、がっかりして店内を見て回って…見つけてしまったんですね。
後ろがバッスルになったコートを。
バッスルとは、もともと後ろに膨らみを持たせるための下着の名称でしたが、現在は、専ら重ね着のスカートの後ろをたくし上げ、下のスカートを見せるタイプのもののことをそう呼びます。
私の好きな形は、中のスカートがフリルの段々スカートになっているもので、そのコートは、まさにそれだったのです。
まあ、コートなので、重ね着しているわけではなく、フリルが縫い付けてあるものだったのですが。
まさか、こんなにかわいい系のものに気を惹かれるとは思いもよりませんでしたが、どこからどう見てもかわいい。
私はどちらかというとぽっちゃりさんなので、それが着られないことは一目瞭然だったのですが、店員さんは「コートだから、入るかもしれないわよ」と勧めてくれるので、試着してみた訳です。
「…ほら、やっぱりしまらないじゃん前」となりました。やはり。
しかし、「…かわいいよね…」。
その時は、買わずに帰りました。
果たして、満足に着られないものを買ってよいものか、と。
値段もそれなりにします。
しかも、ファー付き、ファーなしで値段が違います。
私の欲しいのは…どっちだ。
それから、足しげく通う日々が始まりました。
何度見ても、かわいい。っていうか、欲しい。
コートが出ているということは、冬場です。
ロリータにとっては真骨頂な季節です。
同時期に、別珍のバッスルスカートが出ていました。
それも見ます。もう、店員さんにも覚えられてしまいました。
「毎回来て、毎回見るよね、そのスカートとコート。かわいいでしょ」
「うん…」
「もうすぐ、売り切れちゃうよ。コート」
「えっ」
そこから、さらに悩む日々が続きました。
そして、給料日。
「買いにいっちゃお…」
勇み足でお店に向かい、「コートください!」。
「やっぱり来たね」店員さん、にやり。
「ファー付きください」
「…ごめんなさい。ファーなししかありません。ファー付きは売り切れちゃったんですよ」
「えー…。でも、買います、なしでも」
ええ。買ってしまいましたとも。
欲しかったんです。
その後、ファー付きは再生産され、ちょっと後悔もしましたが、財政的に私にはよかったのかとも思いました。
それに、ファー付きコートのファーは、なぜか取り外して使用することが多い…。私だけ?
それからというもの、すっかりお馴染みさんになってしまったこのお店。
ほぼ毎週末通っています。
やばいですよ。懐事情も。なんてったって、Moi-meme-Moitieですもんね…。
また今年も買います。コート。だって、かわいいもん!

最新の画像もっと見る