一陽来復(いちようらいふく) あわてず・あせらず・あきらめず

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身体を知り・活かす知恵 ー 経絡・経穴・ツボ(2)

2022-05-17 10:16:28 | 健康

 陰陽五行図   背中のツボ   

 

エネルギーの通り道が経絡

六臓六腑が正常に働くために、必要なエネルギー(東洋医学では「気血」という)を供給する循環経路を経絡といいます。

経絡は六臓六腑に1つずつ、つまり12あります。そして肺経、心経などというぐあいに、それぞれ臓腑の名がついています。

この経絡のエネルギーは、初めは肺の臓をめぐる肺経から始まり、次に大腸経へ流れ、さらに胃経に流れていきます。

このようにして全部の経絡を流れて、もとの肺経へもどります。

経絡には、このほか、身体の前面と背面の中央を走る任脈、督脈の2つがあります。

この14の経絡をエネルギーがとどこおりなく流れていれば、身体は健康です。しかし、これがとどこおってうまく流れなかったり、

過剰に流れすぎたりすると、六臓六腑に支障がおこり、身体の調子が悪くなったり、病気になると考えます。

 

経絡の急所がツボ

経絡には、経穴(ツボ)が並んでいます。穴といっても、別に身体に穴があいているわけではなく、重要なところという意味です。

つまり経穴は、「経絡上の重要なところ」をさし、全部で365あるといわれます。

これは、自然界の1年365日になぞらえているのです。

内臓やその他の組織の機能に異常があると、それぞれに関連のある経絡にツボ反応があらわれます。

たとえば、圧痛、こり、しこり、冷え、ほてりなどの反応です。

そしてこの反応をうまくとらえて上手に活かすのが、ツボ治療なのです。

 

※『芹沢勝助の絵で見る 特効ツボ』(主婦と生活社 刊)より引用