コルツ、王者に

コルツ、王者に

マイアミで開催された第41回スーパーボウルはあいにくの雨。
しかしスタンドは大盛り上がりだった。

国歌斉唱はビリージョエル、コイントスはマイアミ ドルフィンズの英雄ダン・マリーノだった。この顔ぶれを観ただけで、スーパーボウルという試合が、単なるスポーツイベントでないことがわかる。もう国民的行事だね。

試合はコルツのキック、ベアーズのリターンで始まった。
開始早々、ベアーズのリターナーがいきなりのタッチダウン。なんと開始7秒で、ベアーズが先制した。

その後も両チームでミスが相次いで発生。
1Qだけで6つのターンオーバー。ファンブルの嵐。雨でボールがすべるみたいだ。

前半最後のプレーで、FGをヴィナティエリがはずし、コルツ16-14ベアーズのスコアで折り返し。

ハーフタイムはプリンスだった。
懐かしいナンバーを聴いた^^;感激した。
雨の中、紫の照明に包まれながらパープルレインを歌っていた。幻想的だね。

後半は、コルツが確実に点を取り、ベアーズの反撃をFG一本に防いだ。
やはりQBの格が違う。グロースマンはここぞというところでインターセプトを連発し、自滅。ベアーズのディフェンスも、ブリッツを使用しない消極的な戦術だった。
後半、パスを警戒してかラン攻撃を多用したコルツをとめることができなかった。

天候の影響を受けてフィールドのコンディションが悪いので、コルツは不利かなと思ったけど、そこはさすがに超一流のQB、付け込む隙を与えない見事な試合運びでマニングはベアーズを圧倒、29-17でコルツが勝利した。

長い長いトンネルの中にいた、コルツのHCダンジーとQBマニング。ようやく頂点に立つことができた。日本のNFLファンも、みなこの勝利を心から願っていた。心から祝福したい。

でもRBのエジェリン・ジェームズを放出したコルツがスーパー王者になるとは、
なんか皮肉だ。戦力的には去年までのコルツのほうが整っていたのに。

たしかダンジーは、シーズン中に息子さんを亡くされたはず。
この喜びは格別なものなんだろうな。

興奮と熱気に包まれたNFLの2006シーズンも幕を閉じました。
来年の開幕が楽しみだー。