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森の癒しの小屋・フォレストドームプロジェクト

ドームハウス・フレームづくり

2013-11-05 | カミオプロジェクト
2013年11月2日(土),3(日),4(月)の3連休を利用してカミオに行ってきました。
今年中にドームハウスをつくりたいと思い集中して作業を行ないました。
今回の作業内容は、
2(土):ドームハウスの整地
3(日):皮むき間伐材の伐採
4(月):ドームハウスのフレームを揃える
といった段取りで行いました。


その前に、以前素焼きの鉢を設置しましたが、その中にニンニクとタマネギの苗を植えてみました。試しです。さて、どうなるのでしょうか?林の中でうまく育ってくれるのでしょうか?それともイノシシの餌になってしまうのでしょうか?ぼちぼち観察してゆこうと思います。
敷地の中は2011年夏の台風15号で倒れたコジイがまだ倒れたまま放置されています。倒れてもまだ青々と葉を茂らせ生きています。今年の台風でも何本か樹が倒されていました。倒れた樹の上には青空が広がっています。下には低木が勢いよく育って来ているようでした。倒れた樹の下敷きになったのか、2012年末に植樹したビワが見つかりませんでした。

2(土):ドームハウスの整地
今回つくろうとしているドームハウスは一辺1,800mmの間伐材25本を組み合わせてつくる5角形平面のものです。この形状を設置するために約3m×3mの水平面が必要となります。山の中でこの大きさの水平面を確保するのは難しいことだと思いました。斜面でも設置出来るように基礎と土台を考えなければなりません。カミオでも3m×3mの水平面を確保出来ていませんが、設置面の樹の根を取り除いて整地をしました。もう少しがんばれば水平になるかも。

3(日):皮むき間伐材の伐採
2012年の夏に皮むきしておいたヒノキを伐採しました。ヒノキの高さは7~8mあります。ノコギリで根元を切って倒してというイメージですが、実際には上の方で枝が周りの樹と接しているので倒れません。そこで、根元を切ってズルズルと横に引っ張って倒すという作業になります。倒した樹は枝を払い、上の細い方からドームハウスのフレームに使えそうな太さ(7cmくらい)の部分から1,800mmの長さで取っていきます。だいたい2本穫れます。この部分は皮が付いています。皮むき間伐といっても、きれいに皮が剥けるのは下から4mくらいの部分までです。熟練すればもっと上までうまく皮が剥けるのかもしれませんが。ドームハウス用に2本材を取った後は皮むきされたやや太めの材が4m位取れる感じです。この日は8本伐採しました。以前に9本ドームハウス用フレーム材を確保しておいたので、この日16本確保で、計25本のフレーム材が揃いました。

手前はドームハウス用フレーム材、左奥は皮むき間伐材

4(月):ドームハウスのフレームを揃える
3日(日)の夜に雨が降りました。朝8時頃には雨が上がったので、運良く作業にはさほど影響しませんでした。昨日切った材は雨ざらしの状態だったので、皮に多くの水分が含まれていました。そこで湿った皮を取り除こうと思い、カッターナイフで皮を剥がしてみてびっくり、シロアリらしきものが、うようようごめいている光景を見てしまったのです。この状態では樹もすぐに腐ってしまうと納得しまいました。

この日の作業は、フレームの長さを1,800mmに揃え、先端の形状を加工して作業終了の予定でしたが、急遽予定変更で、シロアリ駆除の目的で皮むき作業をすることにしました。
今回学んだことはいくつかあります。
その1、以前に乾いた材の皮むきを試みたところ、カッターナイフの刃が枝に当たったりして、うまく皮が剥けず断念したことがあります。今回は雨が降ってくれたおかげで皮が湿り、皮が剥きやすくなっていました。
その2、皮むき間伐で皮の向けたところはシロアリも付かず、きれいな皮むき材として使うことができます。しかし、皮の剥けなかったところは皮と材の隙間にシロアリが入り込んでしまっている状況でした。ヒノキと言えども皮が付いたまま屋外に置いておくと2年位で材がスカスカになってしまうのも良く解りました。自然の営み恐るべし。

今後の予定ですが、
ドームハウス・フレーム25本の先端加工&皮むきの作業で1回、
フレーム組み立ての作業で1回、
を今年の目標にしたいと思います。

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