私は雑草の花が好きである。
手入れしないでも勝手に咲いているのが好もしく思えるから。
それなのに、人は雑草と蔑んで、すぐに抜く。
それでいて、高山に咲く花々は「お花畑」などと呼んで珍重する。
それなら、私達の住んでいる傍にひっそり咲いている雑草の花も愛でてやればいいのにと私は思う。
お隣と我が家の間に咲いているカタバミの花。↓
これは名前を知らないが、広範囲に咲いている。
もうすぐドクダミの花も咲く。
これは昨年、娘が母の日に送ってくれた寄せ植えの中の一つで、一つ咲いた。
これから梅雨のシーズンに紫色の花をいっぱい咲かせてくれるだろう。
雨の日には紫色とか白色の花が映える。
↓こちらは葵の花で、草ではないが、
ほったらかしにしておいても勝手に咲いてくれるところは草のようだ。
これはマーガレットだが、私が植えたわけではなく、勝手に咲いているから、やはり草?(笑)
同じくほったらかしの葵の花。こちらは赤色。
草の花ではないが、
おまけで、昨日、高知の道の駅で買って仏壇に飾ったカーネイションの花。↓
お花があると、暗い仏間がぐっと華やぐ。
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☆自己主張しない小さな雑草の花が好きなり抜かずに咲かす
☆名も知らぬ花が蔓延る隣家と我が家の境は雑草の領
☆カタバミの薄桃色の花が好きカタバミ漢字で書けば酢漿草
☆桃色に咲く酢漿草の正式の名称ムラサキカタバミらしき
☆咲く花が黄色であれば簡単にカタバミと呼び酢漿草と書く
☆酢漿草の葉は人の歯で噛まるれば酸ゆき汁出すゆゑに酢漿草
☆梅雨入りのやうな五月の二十日なりドクダミ、アジサイともに蕾を
☆ドクダミは毒出す薬になるゆゑにドクダミといふ名を付けられし
☆ドクダミが蕾を付けるころ裏のアジサイの額むらさき色に
☆アジサイの花と呼ばれるアジサイの額ももうすぐ紫に咲く
☆酢漿草のむらさき裏のアジサイとともに雨降る季節彩る
☆仏壇に買ひこしカーネイションの花あか桃色とその混ざりし色
☆母の日は過ぎて母の日色をした赤色カーネイション買ひて帰れり
植物は自ら移動できないから弱い立場に見えますが、しかし大樹などを見ると、すごい強さも兼ね備えていると思います。人間よりずっと長く何百年も生き続けるのですから。
植物の生態系を維持する存在かもです。
そういう私も先日、少し草むしりをしました。何時も思うんですが、雑草も多種多様な植物群の宝庫かなと。
確かに草むしりをすれば、庭は綺麗になります。しかし逆を言えば、人類を徹底的に駆除すれば、地球が綺麗になるのと同じ原理の様にも思えますが。
勿論、雑草にもセイタカアワダチ草みたいな悪草がいますが、人の世も同じですかね。
今日ブログで書いたアパラチアの自然も意外に脆く、日本人が持ち込んだバクテリアでアッサリと死滅するらしいです。
自然とは私達人類が思う以上にデリケートに出来てんですね。