大多数の人はできるだけ長生きしたいと願い、なるべく早死にした
いと考えている人は少ないと思います。僕カメノももちろん同様で、
あわよくば百歳まで生きられれば、と期待しています。
ところで、先日の日経新聞(06.1.22)に「百歳まで生きたい
か?」というアンケート調査の結果が出ていました。「生きたい」と
いう人が22%で、「そこまで生きたくない」人が78%です。僕は、
この結果に正直驚きました。「そこまで生きたくない」という人が、
圧倒的に多いからです。
なぜこういう結果になるのでしょうか。百歳まで生きたくないグル
ープが心配するのは、主に二つあるようです。一つは、健康面の心
配で、百歳まで生きても、体力や頭脳が衰えてできることが減るの
では、ということです。確かに、やりたいことができなければ、長
生きしても面白くないというのはわかります。
二点目は、子孫に負担をかけるという心配です。この中には経済的
な負担もありますが、100歳になった親を70歳位の子供が世話
をするという労力の大変さもあります。
最近、長生きのリスクが言われていますが、確かに長生きするのは
なかなか大変そうです。長生きを望む人はもちろん、そうでない人
も、ひょっとすると心ならずも長生きをしてしまう可能性もあります。
せめて、健康面や経済面に対して、できるだけ早めの計画的な対応
が必要ではないでしょうか。
なお、長生きしたいと答えた人たちが期待する点は「ひ孫と会話でき
るのが幸せ」などで、自分の子孫との交流を楽しみにする人が多い。
また「未来を見届けたい」や「老後を楽しみたい」という人もいます。
このアンケートは、25-49歳の子供をもつ既婚の男女を対象と
しました。
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