ローリング・ストーンズ
ローリング・ストーンズの3年ぶりの来日公演は、
今日(4月5日)の名古屋公演で打ち上げた。
ローリング・ストーンズもデビューから40年以上がたち(1962年のデ
ビュー)、ミック・ジャガーも他のメンバーも60歳を超え、さすがにその
容貌の変化は隠しようがない。今や、いわゆる”シルバー”とか”シニア”
とか言われる年代だ。でも、そのエネルギーはすごい。そしてまだまだやる
気満々で、若者に負けていない。どうも、ローリング・ストーンズに”シル
バー”などというイメージは合わない。それを言えば怒るかもしれない。
ストーンズと同じ年にデビューし、常に比較されてきたビートルズは、19
70年に早くも解散した。ながくやっていることについて、キース・リチャ
ーズ(ギター)は「おれたちは、ロックンロール音楽が生まれたのと同じこ
ろから演奏し続けてる。ロックンロールと人生をともにしてきたんだ。いま
さら降りるなんて、できないだろ」
そして、ミックは「なぜながく続けられたか? ビートルズは私たちよりず
っと人気があって有名で、比べられないプレシャー下にあったと思う。昔
の私たちは好きな音楽をコピーしていただけ。ただ、音楽にとって大事な
ことは、エネルギーであり興奮であり深い内的な感情だけど、あまり深刻
に考えないこと、ユーモアでもあるんでしょうね」
あまり深刻に考えない。このへんにながく続けられる秘訣がありそう。
また、音楽の創造について、「もしも強く感じる何かがあるなら、そこに
しがみつくんだ。音楽を作りたい、物を言いたい、人の気持ちを動かした
い。そう思ってるなら、やり続けることだ。スターになりたい? テレビに
出たい? そんなもの忘れちまえ」(キース)
しがみついて、やり続けること。うーん、これ大事なことのような気がす
る。音楽に限らず、他の芸術・アートや別の分野でも。
そして、キースいわく「倦怠は、病気だよ」
なるほど、そうかもしれない。カメも、その元気あふれる姿勢を見習いた
いと思う。(朝日新聞(2006.3.28 )のインタビュー記事を参考にしました)
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