カメノ日記

僕カメノ(通称カメ)の遊び、学び、それから日々のでき事をつづる日記です。カメには前進あるのみ。カメも歩けば奇石にあたる。

タミフルの備蓄問題(2): やっぱりそうか

2005年12月23日 | ニュース

昨日(2005.12.22)、夜7時のNHKニュースを見ていたら、鳥イン
フルエンザウィルスH5N1に関して気がかりなニュースが流れま
した。治療薬タミフルを投与しても効かないH5N1型から変異し
た可能性のある新型インフルエンザにより死者が出た、とのことで
す。

ニュースによると、「イギリスやベトナムなどの国際的な研究グル
ープが、ベトナムで鳥インフルエンザに感染した患者8人に治療薬
のタミフルを投与したところ、2人から薬が効きにくい耐性ウイル
スが検出された。このうち1人は、効果が高いとされる初期の段階
から十分な量の投与を受けたにもかかわらず耐性ウイルスが増殖し
て死亡しており、タミフルが効いていなかったことが初めて確認さ
れた」とのこと。

そして、さらに「これについて、東京大学医科学研究所の河岡義裕
教授は『今の段階では人から人に感染する新型インフルエンザが出
現したときでもタミフルは多くの場合に効果があると考えられるの
で、備蓄は進めておくべきだ。ただ、どのような条件でどれほど耐
性ウイルスが出るかさらに調査を進め、新型インフルエンザを治療
する場合、タミフルだけでなくほかの薬を使うことも検討する余地
がある』」とのことです。

先のエントリー(2005.12.19)で、僕のような素人でもその心配を
指摘しましたが、やっぱりそうですか。ウィルスには変異がつきも
のだから、大いに気がかりです。

今、タミフルは世界各国で備蓄をすすめており、日本だけでも25
00万人分。もし効かなかったらと思うと、すごいリスクです。
政府も、その点は当然気になっているらしく、来年度の予算に、別
のタイプの抗ウィルス薬「リレンザ」30万人分の備蓄費用として9
億円が盛り込まれました。また、ワクチンの開発・生産に関して、鳥
から人に感染しているウィルスから作る予防用ワクチンの開発・生産
費用として77億円が今年度補正予算で認められたようです。

今のところ決定打がないようですから、タフミルの備蓄だけでなく、
リレンザの備蓄やワクチンの開発など色んな手を尽くすのは当然で
しょうね。また、タミフルの一部をもっとリレンザに置き換えること
は考えても良いのではないでしょうか。
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