えさを待つ子ツバメ
(2005.6.4 撮影)
僕の住む町の郊外では、田植えがほぼ済みました。そして、今の時
期はまさにツバメの子育ての時期です。
最近、東海地方の小都市を訪問したのですが、その小都市の市街地
にツバメの姿や巣が目立ち、僕の自宅のある町より明らかに多いの
です。これも不思議でしたが、さらに意外なことに気づきました。
市の中心である繁華街通りの商店や家々に巣が多く、大体、道路の
片側10軒につき1つくらいの割合でしょうか。その通りは比較的
広い通りで、車の往来は激しく、人の通りも多いのです。そして、
さらに驚いたのは、市街地で交通量の多い国道と県道が交差する角
にある商店や、スーパーマーケットのすぐ隣にある雑居ビルの入り
口にツバメが出入りするのを発見したことです。
一方、その町の裏通りや脇道にも入ってみましたが、そういう人通
りの少ない所では、ほとんどツバメの巣をみかけませんでした。車
の騒音や人通りが少ない方が安心して子育てができると思うのです
が。どうも、そうでもないようです。
つまり、専門的なことはわかりませんが、ツバメはさびしいところ
よりある程度車や人の往来が多く、にぎやかで活気のある環境を好
むようです。そして、巣を掛ける家も、人の出入りが多く活気のあ
る家を好むような気がします。
そう考えると、もし皆さんの自宅がツバメに好かれ、選ばれた場合、
むしろ喜ぶべきではないでしょうか。
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